中小企業の民事再生

民事再生という再建方法を知っていただきたく,ブログを開設いたしました。

全体表示

[ リスト ]

裁判所は,裁判所の新受,既済の事件数を『司法統計』として発行しており,それには年報,月報があります。
裁判所のホームページからも閲覧することができます(http://www.courts.go.jp/search/jtsp0010)。

司法統計においては,民事再生事件について,既済事件がどのように終了したのか統計が公表されております。

民事再生の終了形態には,途中で再生手続が頓挫する「再生手続廃止」や,再生計画が認可されなかったという「再生計画不認可」,再生債務者によって再生申立てが取り下げられた「取下げ」などがありますが,再生計画が認可に至り,無事終了することを「再生手続終結」といいます。
なお,再生計画が認可に至った場合でも,監督委員が選任されているときは,それで終了ではなく,再生計画に従った履行が完了するか,又は再生計画認可後3年経過するまでは監督委員の監督下におかれ,監督委員の監督が終了してはじめて,再生手続は終結します。
いずれにしても,「再生手続終結」となれば,ほぼ再生手続は成功に終わったと考えて良いと思われます。

民事再生法が制定された平成12年に終了した再生手続のうち「再生手続終結」となったのは,全体の12.50%にしか過ぎません。しかし,再生手続が無事に終結に至るには一定の期間を要するということからすれば,その数値については割り引いて考えないといけません。
民事再生法の制定から3年後の平成15年に,「再生手続終結」となったのは,既済の通常再生手続のうち,41.62%のみでした。なお,通常再生手続とは,再生手続のうちの個人再生手続ではないもののことでして,通常の事業の再生手続のことです。
しかし,その後のノウハウの蓄積の賜物でしょうか,平成18年の既済の通常再生手続の「再生手続終結」割合は78.21%となっております。

民事再生法は,一定の成果を収めつつあるといっても良いのではないでしょうか。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事