中小企業の民事再生

民事再生という再建方法を知っていただきたく,ブログを開設いたしました。

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民事再生と事業譲渡

民事再生には,配当原資の調達方法により,企業存続型,事業譲渡型,清算型の3つの類型があると,以前ご紹介したことがあります(http://blogs.yahoo.co.jp/procedures_collectives/12677864.html)。
 
先日,民事再生なのに,事業譲渡,清算というのはどういうことか,とご質問を受けました。
 
民事再生手続きにおいて,事業譲渡,清算を行うというのは,民事再生が再生の対象としているのは,「法人」ではなく,「事業」だからです。

財産帰属や法律行為の帰属主体である「法人」は消滅しても,人的・物的設備が事業目的のために有機的一体となった実体である「事業」は消滅せず,この「事業」を再生させるというのが民事再生です。
確かに,「事業」を再生させるためには,事業すなわち有機的一体となった人的・物的設備の扇の要(かなめ)もしくは連結点となるべき「法人」(または「事業」を包む枠組みとしての「法人」ともいえるかもしれません)の存続というのが,第一に検討すべき方法です。
しかし,「法人」自体を残すのではなく,「事業」そのものを残すことさえできるのであれば,様々なしがらみのある「法人」は脱ぎ捨てて,新しい「法人」に事業を引き継いだ方が良い場合もあります。
民事再生における,事業譲渡での再生とは,概略,このような意味です。
 
民事再生での清算の持つ意味については,また次の機会に。

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本ブログでは,事業廃止を前提とした「破産」ではなく,雇用を確保し,また地域経済を維持するための,「民事再生」による事業継続という方法について説明いたしたいと思っております。

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