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音楽と芸術と感動

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[03月04日#3]ベートーヴェンの後期三大ソナタを聴いた感想

 
待ちに待ったTV放映の時間。見入ってしまった。アンドラーシュ・シフのピアノだ。
実はマイミクの優ママさんが東京で生の演奏会に行かれ感想を書かれた。TVでやる!
何しろバッハのシャコンヌもそうだが、孤高で崇高の存在なのだ。特に思い入れがある。
 
ベートーヴェンが自殺しようとまで思い詰めた時期があった。遺書を書いた。難聴だ!
それが甦る。音楽が聞こえない耳を超越する例だ。音楽は言葉なのだ。そして書いた。
それを聴いて再び実感する。何度弾いたか。ステージでも弾いたことがあるが難曲だ。
 
それまでの曲とは出だしから趣ががらりと違って念入りに或いは周到に準備して弾く。
冒頭から深い意味が込められている。正に入魂の演奏を要求されるピアノ曲なのだ。
特に、作品109の冒頭は別格だ。たった一度しか弾かせない絶妙な優しさのフレーズ。
 
数理的脳科学と銘打って続けた脳と心の研究が偶然にも幸運に恵まれて大当たりした。
その原動力になった曲だ。幾度となく何故このフレーズが心を打つのか考えたものだ。
そしてある結論に到達した。自殺まで思い詰めた後で得られた生への思いがあるのだ。
 
具体的に言うと神経細胞(ニューロン)は1個だけでは生きられない。神経網社会だ。
社会の一員として生きる。ニューロンは1個ではない。判断力を備えた一人の人格だ。
つまり擬人化が出来ることを意味する。個々の判定が神経網を支える。筋肉を動かす。
 
分散和音を両手で弾く。そこに変則的なシンコペーションを埋め込む。後打ちの技法。
ピアノ独特の減衰音でレガートに弾く。短い音と長い音をテヌートでつなぐ。旋律!
右手の5本の指だけでもメロディと和音を使い分けて弾かなければならない。集中だ。
 
ところが長い腕の先にある指は合わせて10本だ。これらを全部使いこなす必要がある。
耳に栓をして弾いてみる。録音を聞く。これを何度トライしたことか。うまく行かない。
あるとき眼をつぶって弾いてみた。驚くことに鍵盤を見ながら弾くのとは全然違うのだ。
 
これはテニスやゴルフで確認出来た。今では説明が出来る。フライング理論と名付けた。
演奏家は自分の演奏に酔い痴れるわけには行かない。常に自制心を維持する必要がある。
しかしホールをこだまするピアノの音は共感を呼び起こす。感傷に浸る余裕はないのだ。
 
なにしろ難曲中の難曲だ。4つの音のトリルを同時に弾きながら旋律を歌って聞かせる。
作品109ではテンポ・ルバートだらけのように速さが揺れる。演奏者をいじめる音楽だ。
けれども微妙な揺れが感動を生む。ピアノが好きな人には生甲斐を示してくれる名曲だ。
[02月23日#3] 愛知県芸のチェロだけのコンサートの感想です

昨夜は長久手文化の家の風のホールでチェロだけのコンサートがあり期待して聴きに行った。
今年度で愛知県芸術大学を退官される天野先生のお弟子さんが中心で南京の馬莉さんも参加。
これで4回目。3人で、4人で、14人でといろいろな曲が演奏される。天野先生の演奏もある。

私は現在、ヴィオラを中心にプロの皆さんと室内楽を楽しんでいる。県芸の弦楽演奏会でも。
今回は全部チェロだけの演奏だ。退屈ではないか。ところが意外にもハーモニーが心地よい。
勿論音域は限られている。ホールを見渡す。低音がホールを隅々まで埋め尽くす感じがする。

その上にしっかりと高音のメロディが流れる。これぞシューベルトが魅了されたチェロの音だ。
当然ながら高音を響かせるのは高い技術が要る。指板の駒寄りのところで出すから不安定だ。
親指をネックから指板に載せる上に音量も大きくならない。けれども昨夜は実にいい音がした。

なんと紫竹さんは顔見知りでマイミクでもある。天野先生の一番弟子に成長されていたのだ。
恩師に対する感謝のスピーチも感銘を受けるものだった。演奏が指導の厳しさを反映するのだ。
その言葉通り、全員の集中が伝わって来る。なにしろ低音でありながら耳に入る音が心地よい。

暖かい音色は低音のビブラートから生まれる。少しだけ批評してみよう。フライング理論から。
数理的脳科学は認識論もカバーする。視覚や聴覚を使うと、運動や動作の制御が乱されるのだ。
若い演奏家が気が付かないのが無意識の脳の働きだ。いくら教えても理解できないことなのだ。

実際にやってみると分かるのだが、アクセントを付けるべきところで弓が走ってしまうのだ。
これを客観的に聴衆側から聴いてみるとよく分かるのだが、知らないでいると気が付かない。
だから殆んど弓の走りを止めるべきなのだ。それによって音に打音としてのインパクトが付く。

人間の発声は自然にそれを行っている。弦楽器の長所でもあるビブラートはこれを模したものだ。
そしてチェロでこれをやることで人の声に近い響きになり、これが心地よい理由なのだ。いかが?
本当はヴィオラの方が人の声に近いのだが、それは鼻音のような倍音による。チェロの高音もだ。

ピアソラのチェロの本体を叩くリズム感や、4台で弾くバッハのシャコンヌの編曲も楽しめた。
そして本命の天野先生を中心のアンダンテ・カンタービレは秀逸。チェロの音色の甘さが抜群。
そうかと頷く。弦楽器がなぜ魅惑的なのか。人柄が演奏に出るのだ。溢れ出る先生の愛が包む。
アンコールに全員でアベベルムコルプス。宗教的なモーツァルトの名曲。幸せな暖かい拍手だ。
[11月25日#1] 二夜連続で素晴らしい演奏会を楽しむ

昨夜はオーケストラを楽しみ、今夜はすぐ近くで室内楽を楽しんだ。充実感がある。
愛知県立芸術大学管弦楽団21回定期演奏会と銘打っていや凄まじい程の情熱と熱気。
教授になっている外山雄三氏の指揮で異色の邦人作品「巴」から始まる。やや硬い。

こういう作品こそベテランの演奏家が必要だと感じた。客席に作曲者夏田鐘甲氏が居た。
終わって外山氏が紹介。しかしかなりの老齢のようだが指揮はしっかりしたものだ。
続いて待望のわが師匠である百武由紀先生のソロでバルトークのヴィオラ協奏曲。

勝手にわが師匠と思い込んでいるが理由がある。既に何度も県芸でレッスンを受けた。
今回も忘れていたら新幹線でお会いして降り際に招待券を持ってきてくださったのだ。
この夏のオープンキャンパスでは一方ならぬお世話になった。いつも新たな発見。

ヴィオラのソロは身体が聴きたがっている音だ。鼻声か会話的いやチェロとも違う。
低弦のほど良いビブラートの甘い音がよく通る。いい。あまり演奏されないが名曲。
休憩を挟んでラフマニノフの交響曲第2番。これがものすごい演奏だ。若さの爆発。

外山さんの音楽教育がそのまま出て来たような情熱溢れる演奏だ。音量が圧倒する。
芸文ホールは私自身も何度も演奏したし幾度となく有名オーケストラを聴いている。
思わずホールを見上げたほどだ。ロシアのオーケストラだってこの曲をこんなに出すか。強奏。

さらにアンコールでハチャトリアンのレズギンカ舞曲。最後にコンミスさんの静かなソロ。
外山さんのユーモアが隠れていたのだった。七つの子は長久手の森を想い起させた。
そして今日はシューマン。百武師匠と加藤先生という愛らしく美しいお二人のお伽の絵本四曲。

ヴィオラにとっては弾くのが難しい大曲だが隅々までしっかりいい音がする。レッスンだ。
最後は夏のレッスンの先生方によるピアノ五重奏曲。白石先生が第2だ。天野先生がいい音。
そして何よりもピアノが素晴らしく感動的。加藤先生の力を見せ付けるシューマンの演奏だ。

会場係さんへ一言。演奏の前にちらしを足元にでも置くようにアナウンスすべきだ。
高齢になるほど慌てる。自分は気付かずに紙の音を出してしまう。でもいい演奏会だった。

[10月19日] 楽器は弾くほど面白くなるものだ

弾けるとカッコ良く見える楽器9パターン
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1377780&media_id=75

外山武史スゴレン記者君が折角スゴレン女性に聞いて集約した記事なのでコメントしてみよう。
というのも記事の書き方があまりに若者。いつも使うのが「そうかも知れません」だ。ナニコレ!
記者なんだから女性心理学者の真似をしない方がいい。ジャーナリストにはなれませんね!

自分の判断力がないのを自ら公表している。そうかもしれません。ご意見をお待ちします、だ。
だから記事の焦点がピンボケになってしまった。弾いている姿が胸キュンの楽器はな〜に?
これでもまだあいまいだ。女の目から見ているのは楽器ではなく弾いている男性の方でないの?

というのも弾く姿が美しいのか弾いている曲が美しいのか外山君には分かっていないのだ。
ドラムはいい例だ。ジーンズでもラフな格好でもいい。強烈なパンチとリズムで迫る。王者だ。
クラシックでもティンパニは王様だ。指揮と微妙にずらすことで聴衆の心を揺さぶる。運命の音。

一方、華麗な音色と言えば、ヴァイオリンだ。特に妖しいまでのパガニーニやクライスラー。
広い大ホールではなく中か小ホールで聴けば小さな楽器なのに共鳴して響き渡るのが分かる。
打楽器が直接腹や顔面にぶつけてくるのに対してホルンは優しく包み込む。音は向こうに出る。

またフルートは直接唇だけで鳴らすから息を想像してなまなましい。音色も澄んできれいだ。
ちょっとの動きで反射するので楽器も目立つ。対するはクラリネットの渋い吹き方と音色だ。
低音は丸く柔らかめ。それが高音はまるでトランペットのようなクラリーノと呼ばれる音。

形状が似ているがオーボエは甘美か憂愁かを決めるような、それでいて突き刺さる音色。
おじいさんの雰囲気のファゴットも甘く鳴るしコントラファゴットは不気味さも出せる。
オーボエを大きくしたコーラングレ、イングリッシュホルンは新世界の家路が定番だ。

チェロは低音から高音まで幅広い音色が出せる楽器だ。そして泣かせる。エルガーの曲。
ヴィオラは内声を担当するので目立たないがソロでも出る。最も肉声に近くしびれさせる音だ。
最も低音を出す弦楽器がコントラバスだ。管弦楽の豊かな響きはこの低音が基になっている。

弦楽器にはまだまだある。ハープは繊細な指先が下は打楽器で上はチロチロの音を紡ぐ。
そしてピアノは楽器の中の楽器。目印がほとんどない広い鍵盤の上で両手が踊って跳ねる。
大ホールを独占して聴衆を包み込む。かと思うと強烈な打音やダイナミックな奏法で揺さぶる。

他にもオルガン、トランペット、トロンボーン、それにソプラノからメゾ、テノール、バリトン、バス。
世界各地の楽器にはそれぞれ工夫があり難易度も異なる。お手軽なものからウルトラ級まで。
カッコイイなどの若者の言葉に思わず反応してしまったが、音楽を愛するだけに見逃せない。

そして大勢のメンバーをまとめあげて芸術作品を創造する指揮者がいる。自分は音をださない。
それぞれの楽器に、あるいはコーラスに時間を指図して最上の音を出させる。音を引き出す。
カッコイイから始める。それもいいがそれだけだと永続しないのだ。苦労の先の上も見ようね。

[10月09日#2] 勿体ない演奏会

伏見のしらかわホールの演奏会に行く。久しぶりの室内楽だ。地元の愛知県芸大の催しだ。
ケルンの音楽大学のカンギーサー教授を招いて公開レッスンや多彩な音楽活動をする一環だ。
教授陣はそうそうたるメンバーだ。経歴はもとより実力派ばかりだからだ。天野教授は今年限り。

カ教授のチェロに加藤教授のピアノ伴奏で前半、シューマンのアダージョとアレグロから始まる。
この曲は私自身ヴィオラで何回かやっているから曲は熟知している。しかしチェロは初めて聴く。
あまりにも名曲でヴィオラばかりでなくオーボエやホルンなどでも演奏される。ピアノが美しい。

どうやら記憶にあるのはバシュメットのむせびなくヴィオラの音色だ。どうしても比べてしまう。
チェロは包み込むが、ヴィオラは鼻から脳天へ揺さぶる迫力が違う。やや響かないなと感じた。
続いてショパンのチェロソナタ。技巧的には難しいのに、やや地味に感じられる演奏。すごい。

そして休憩の後、チェロが2台のシューベルトの弦楽五重奏作品163だ。すごい顔ぶれだ。
V1白石禮子、V2桐山建志、Vla百武由紀、C1カンギーサー、そしてC2天野武子の諸先生方だ。
実は7月にオープンキャンパスがあり昨年に続いて参加したのだ。なかでも百武先生は恩師だ。

天野先生はサロンで何度も演奏を聞いて貰ったりカルテットの指導をして貰っているが素晴らしい。
過日シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」全曲を2回もやったこともありシューベルトは大好きだ。
お馴染みのメロデイが出てくる度にいちいち頷かされる。直前の誘導部がたまらなく魅力的だ。

アメリカで聖なる歌曲集というのを何冊か買い求めた。アメージンググレースや賛美歌の曲だ。
シューベルトはそのような曲を連想させる。それを楽器の音色を知り尽くしてちりばめて表す。
白石先生のヴァイオリンは絶品だが、全くカ教授のチェロにはただ感服する。弾いていない。

こちらから見ると横向きなので、端正な奏法にしか見えない。誰がソロを弾いているのかな。
よく見るといつもチェロなのだ。シューベルトはチェロの高音をヴァイオリン並みに多用する。
カ教授は全くさりげない風でそれをこなす。楽器が身体の一部でいながら力みを感じさせない。

それが隣の天野先生と中央の百武先生の絶妙なつなぎで歌い出すのだ。前半と違い鳴っている。
細身鍛えられた筋肉質の白石先生のヴァイオリンは繊細で優美ながらスピッカートは軽快だ。
隣の童顔の桐山先生はなんとなくユーモラスだ。なんとも多彩な個性だ。それが共鳴する。

ピアノの純正調とはまるで違い、完全五度の調和は脳をしびれさせながら心を癒してくれる。
だからシューベルトはハ長調を選んだのだと気が付く。チェロとヴィオラの開放弦が基調なのだ。
大曲なのにアンコールも。余韻を楽しむ長い静寂が見事な、いい聴衆に優しく上品な演奏会。

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