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2.テニスの考え方 −猫や犬はダメで、テナガザルに進化すること−
テニスの難しさはボールを打つタイミングにあります。ゴルフと違いボールは動いてネットの上を行き交います。しかも相手の打ったボールは自分に向かって飛んで来るのです。どうしましょう? 大概の初心者はボールに向かって近付くのです。しかたがないのです。犬や猫の本能的な動きが備わっているからです。猫は動くものを見るとその運動を見極めようとして目を皿のようにします。このとき警戒心が緩みます。他の事を考えることが出来ないのです。人間はどうでしょう。同じです。
しかし大きな違いがあるのです。人間には高い学習能力があります。これを使うと練習によってテナガザルに進化することが出来ます。もともとさるは木になっているバナナや果物を手を伸ばして掴み取るために手が長くなっています。ラケットを持つと腕の長さが倍になります。ふだん手を伸ばした長さの倍のところに手が届くのです。このリーチをしっかり記憶しなければならないのがテニスの最も初歩の段階です。ただし言うまでもないことですがグリップの握り方にも標準的なものから癖のあるものまでさまざまあり、一旦覚え込むとなかなか直りません。もっとも楽な応用の利く握り方はあるでしょうか。これはテニスをどれくらい知っているかに依って違いが出ます。
テニスの最も難しいところは野球やゴルフと違ってバックハンドでも打たなくてはならないことです。フォアハンドだけでは練習でも試合でも相手に迷惑をかけてしまうのです。このことをよく覚えましょう。自分がうまくなるために練習すると考えずに、相手に迷惑をかけないために練習するのです。勿論ゲームでは負けないように相手を負かそうといろいろと作戦を考え意地悪になります。でもテニスほどルールがはっきりしていて単純なものはそうありません。ルールに乗っ取ってプレーするのがゲームですから、相手は弱点を攻めて来ます。多くの初心者は必ずバックハンドが苦手になります。初めからバックハンドが打てるグリップにする方が賢明です。それで多くのスクールでは子供には両手で握らせるのです。
このコーナーでは変わったことを話します。二刀流のテニスです。勿論ルール違反ですから試合用ではありませんが、脳の仕組みに関係したテニスの上達法を述べるのです。そのためこのグリップをお薦めするのです。自分の脳にある何億もの神経細胞を死なせないためにテニスをするのです。これが基本的な立場です。ずいぶんと変わったコーナーでしょう。では次回にご期待ください。
(キーワード 犬や猫 進化 テナガザル)
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