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この春、異動になりました。
前の部署にはすでに事務処理能力や問題解決能力等、実力的に自分を上回る後継者が出揃っていて、異動には最適なタイミングとみて希望を出していました。ぼやぼやしていると古株化して後継者が先に異動してしまうという、初めて配属された部署の二の舞になりかねません。
前の部署は、異動するために社内公募に応募して、選考をくぐり抜けて無理やり勝ち取りましたが、今回は通常ルートの異動です。
ただ、色々戦略的に希望の部署に行けるようアピール等していましたが、それが叶わないことは事前に匂わされていました。戦略的なつもりのアピールは、上司から書き換えをアドバイスされて、ああこれはダメなんだなということは薄々感じていました。
私もサラリーマンなので、命令があればどこにでも行くつもりです。ダメで元々、わかっていても絶対に後ろ向きなことは言わずに異動をアピールし続けていました。もちろん、そういう場合に良くあるちょっと厳しい異動先を覚悟していました。
ところが、蓋をあけてみると、異動先はトップ直属の部署でした。イメージ的には、エリートがうじゃうじゃいる偉いさん候補生だらけの部署です。一方、私は高卒のギリギリ系。敷居が高いどころではなく、予想すらしていなかった異動先でした。
それだけでも面喰っていたのに、何やら上司の間にやり取りがあったことを異動先の同僚たちに知られ、異動時の期待値はさらに高まってしまう始末。期待されることは嬉しいですが、有能な兵隊として認識されるということは、すなわちハードルが高くなるということでもあります。
私の自己評価は『知識を積み重ねることは得意、事務は苦手。』というものです。この「事務が苦手」というのは致命的欠点で、前の部署では事務職採用失格かもと日々不安にさいなまれていたほどでした。それでも、一般的な部署の期待程度のハードルであれば、私にでも超えられるはず。その程度の自信はありました。
ただ、ここまで期待値が上げられるというのは、正直厳しいどころではありません。
実際、右も左もわからない状況で、残業しても残業してもTODOリストだけが伸びていきます。感覚的に有能には程遠く、私的には案の定といったところでしょうか。
ここで何らかの頭角を現すことができれば、将来の幹部に好印象とともに名前を覚えてもらうこともできるかもしれませんが、頼れるものはシステム系の知識のみ。システム系の内容であれば、何を聞かれてもある程度返せますが、武器はただそれだけです。そっち方面の補充として異動した可能性が濃厚な私は、できて当たり前の可能性が高いです。システムなど経営者にとっては所詮ツールなので、強みになるかは微妙です。それどころか、今の期待を満たせなければ、上司から失望される可能性すらあるでしょう。
こんな装備で戦えるんでしょうか?毎度ながら、人生は奇跡とサバイバルの連続です。
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