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私はせっかちなほうなので、投資信託は年一回の分配より、毎月分配のほうが好きだ。
だが、数学的に考えれば、年一回分配のほうがお得である、と言われている。月利1%の商品に1億円を投下する場合を前提に試算して見よう。
●年1回の分配の場合
【配当額計算】
1億円 × 101% = 1億100万円
(上記101%掛算を12ヶ月分繰り返す)
【配当可能額】
11,566,834円 × 0.8(税率) = 9253467.2円
●毎月配当の場合
【配当額計算】
1億円 × 101% × 0.8(税率) = 80万円
80万円 + 1億円 = 1億80万円
(上記計算を12ヶ月分繰り返す)
【配当可能額】
9160584.7円
と、言うわけなので、確かに1億円投下した場合、配当可能額は年1回と毎月で9万3千円ほど差が出る。
だから、世間では年1回配当が推奨されている。インターネット上でちょっと探せば、すぐにその手の記事が見つかる
だが、少しひねくれてこの状況をみれば、おかしなことに気付く。例えば、この商品の信託報酬が1%だったとしよう。年1回、信託報酬が支払われると計算した場合…
●年1回配当の場合
111,566,834 × 1% = 111万円程度。
●毎月配当の場合
1億80万円 × 1% = 100万円程度。
信託報酬の差額は11万円になる。つまり、月1%で、信託報酬も1%の銘柄であった場合、店頭の投資信託の販売業者の利益は10%程度大きくなり、出資者のコストは20%の税金の額を超えて大きくなる。
何を根拠に、専門家が年1回の配当のほうがお得だと言うのか、私にはわからない。
店頭の投資信託の売上が悪ければ、証券会社は大きな痛手を受ける。それは『販売不振で業績悪化』という記事を見ていればわかる。なぜそれほどの影響を与えるかと言えば、それがおいしい商売だからだ。
その利益はどこから来るかと言えば、もちろん出資者の財布である。
適正な儲けであれば、それは支払うべきものだが、それが不当なものであれば、儲けさせてはならない。所詮、インターネット上で無料で手に入る情報など、道端で配られるチラシと何も変わらない。
何かを勧められたら、相手がどうやって稼いでいるかは常に考えなければならない。それが専門家を名乗る人間ならなおさらだ。
・・・・おっと、ちょっと脱線したかな?まぁ、同じ投資信託で毎月と年1回、両方設定されている場合、信託報酬も考慮に入れて計算して見ると良いです。だいたいの場合、店頭ですすめられる投資信託は相手の利益になるほうです。
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