支配率別成績 今度は支配率ごとの成績を分析してみます。
【岡田ジャパン・支配率別成績】
岡田ジャパンの全45試合中、「支配率55%以上」の試合は28試合で、全体の約62%を占めていますが、表から明らかなように、支配率が高いほど成績が良い傾向にあります。
特に「55%以上」の時の成績は圧倒的で、28試合中負けたのは3試合しかなく(ウルグアイ・韓国・セルビア)、「2失点以上」もその3試合しかありません。
一方、「54%以下」になると、平均得点は2.07から1.25に低下し(「2得点以上」は16試合中4試合のみ)、平均失点は0.64から1.13に増加していて、Jリーグで言えば中位以下のチームのデータでしかありません。
よって、日本が快勝するには「高支配率」が条件ということになります。
しかし前回書いたように、イングランド・コートジボワール戦の支配率・戦いぶりを踏まえると、1次リーグの3試合―カメルーン・オランダ・デンマーク―では、日本の支配率は下回る(49%以下)ことが濃厚です。
そこで、岡田ジャパンの「支配率49%以下」の8試合だけを抜き出してみました。
【岡田ジャパン・支配率49%以下の成績】
岡田監督が就任して間もない2008年の東アジア選手権中国戦以外は、いずれもランキング上位のチームですが、一目でわかるのは、得点が少ないことです。平均得点は0.88点で、8試合中「2得点以上」はわずかに1試合のみ(チリ戦:山田直→本田の得点があった試合です)です。S数も多くなく、支配率が下回ったときは攻撃が通用していないことがはっきりとします。現状の調子を考えても、1次リーグの3試合で1試合「2得点以上」取るのは難しいと言えますね。
「49%以下」の試合では4試合連続で「2失点以上」していますが、全8試合中「流れ失点」は3点だけで、かつ被シュート数も決して多くはないことから、守備はそれなりに通用していると言えます。この8試合での前半の失点は、韓国戦のパク・チソン、コートジボワール戦のOGの2点のみなので、前半はなんとか無失点で抑える可能性はあるでしょう。
いずれにしても問題は攻撃です。日本はそれなりにボールを保持するサッカーを志向してきました。しかし、ワールドカップ出場国レベルのチーム相手には、思うようにボールを持つ・回すことができないことが、イングランド・コートジボワール戦で露呈してしまいました。日本がボールを保持できるのは、あくまでもアジアや日本よりランキングの低い国が相手の時だけです。
岡田ジャパンのこの2年半を簡単に総括するならば、次のようになります。
「大して強くないチームとの対戦を重ねるなかで、ボールを圧倒的に支配し快勝してきたことによって、サッカー協会も監督もチームの実力を見誤り、W杯本番の1ヶ月前(!)になって、ようやく本当の実力を知った(今までやってきたこと・コンセプトが通用しないことを知った)」。
何とも悲しいですね。イングランド・コートジボワール戦のような試合をせめて1年前にやれていたら、コンセプトを変える、あるいは監督を替えるのに十分な時間があったのですが...。
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やっぱし外人監督でないと駄目なのかなぁ
2010/6/11(金) 午後 7:27
岡田監督がダメすぎるだけかもしれませんが、日本人で適任の人は見当たりませんね。。。
2010/6/12(土) 午後 10:46