全体表示

[ リスト ]

オーストラリアの戦績
 
■表1 ベスト44チームのスタッツ■
イメージ 1
 1試合当たりの平均。延長戦は1/3試合と計算。
 
 日本とオーストラリアのスタッツの最も大きな違いは、「パス」と「支配率」でしょう。日本は全5試合で支配率が上回っているのに対し、オーストラリアは2試合でしか上回っていません。
 次は、「インターセプト」と「タックル」でしょうか。韓国やウズベキスタンと比べても、オーストラリアはインターセプトもタックルも少ないチームです。中盤で組織的に守るというよりは、最終ラインで跳ね返すという守備なのかもしれません。
 オーストラリアは韓国ほど中盤でプレッシャーをかけられないと考えられるので、日本は比較的楽に中盤でボールを持つことができそうです。
 
 「枠内S」と「クロス」は、オーストラリアの方が多いですが、「枠内S」はウズベキスタン戦で全14本のシュートが枠内だったこと、「クロス」はインド戦1試合で56回も記録したことを考慮すれば、日本と大差ないと考えて良さそうです(ちなみに、インド戦を除くオーストラリアの平均クロス数は19.1)。
 
 また、「走行距離」と「スプリント」でもオーストラリアが上回っていますが、この2つについては、直接平均値を比較してもあまり意味がないように思えます。
 その理由の1つは、パスが多いチームは、ボールをたくさん動かせる分、人が走らなくて済むからです。
 もう1つは、「対戦相手より走れば良い」ということです。日本代表が高校生や大学生相手に必死に走る必要があるでしょうか? 相手が10mしか全力疾走しないならば、こちらが30mも全力疾走する必要はありません。相手が走らないチームならば、こちらもそんなに走る必要がないわけです。つまり、「走行距離」と「スプリント」は対戦相手の戦術・運動量に左右されると言えます。大事なことは、あくまでもその時の対戦相手より上回ることです。
 
■表2 日本とオーストラリアの戦績■ 
イメージ 2
イメージ 3
*「距離」と「スプリント」の「○」印は、相手より上回ったことを意味する。「距離」の「◎」は、相手より5km以上上回った場合。
 
 日本は、韓国戦を除く4試合で「走行距離」で上回り、ヨルダン戦を除く4試合で「スプリント」で上回っています。一方、オーストラリアは、「走行距離」で上回ったのは2試合だけで、「スプリント」で上回ったのは1試合だけです。
 平均値では劣りますが、「相手より走る」ということに関しては日本の方が上、と言えるかもしれません。特に「スプリント」では日本の方が上でしょう
 アジア杯ここまでの30試合中、「支配率」と「スプリント」で上回ったチームは1244と好成績です(日韓戦は引き分け換算。4敗は、北朝鮮×2、バーレーン、準決勝のウズベキスタン)。 
オーストラリアとの対戦成績
 
■表3 オシムジャパン以降のオーストラリア戦の成績■
イメージ 4
 
 オシムジャパン以降は3回対戦して、21敗(PK戦は引き分け換算)。
 1回目の対戦は、前回のアジア杯準々決勝。このときは、オーストラリアは後半に退場者を出し、日本に有利な流れでしたが、PK戦までもつれました。
 2試合目は、W杯アジア最終予選。このときは、オーストラリアは勝ち点1で十分という、明らかに守備的な戦いをしてきました。結局、守るだけのオーストラリアを崩せず、スコアレスドロー。
 3試合目は、予選の最終試合。お互いにW杯出場を決めていたので、完全な消化試合でした。
 
そういう意味では、この3試合ともあまり参考にはなりませんが、3試合には共通点があります。
・支配率は日本。
・ともにシュート数が少ない。
・ともに「流れ」から点が取れていない。
 
 オーストラリアは、南アW杯アジア最終予選の全12試合中、失点は最後の日本戦の1点のみCKから闘莉王)。また、今回のアジア杯の全5試合中、失点は韓国戦の1点のみで、対アジア相手にはほとんど点を取られていません
 今大会の日本は攻撃が好調ですが、直近のオーストラリア戦の対戦傾向からも、オーストラリアからはそう簡単に点は取れないでしょう。
ファール、セットプレー、高さ
 表3で示したように、日本の直近のオーストラリア戦3試合の失点はすべてセットプレーからです。ここに日本の最大の問題点があります。
 
■表4 日本・オーストラリアの準決勝スタメン選手の身長■ 
イメージ 5
*赤字は180cm以上。赤太字は185cm以上。吉田・永田・李・伊野波は、控え以下の選手の身長上位4人。決勝は、出場停止あけの吉田が岩政に代わってスタメンでしょうが、身長はともに187cm
 
平均身長で当然上回るオーストラリアは、180cm以上の選手が5人いるのに対し、日本は3人のみ。また、185cm以上の選手が3人(うち1人は190cm以上)もいるのに対し、日本は1人だけ。
 
流れの中では、オグネノブスキとニールの両CBが上がってくることはないので、オーストラリアのクロス数がそれほど多くないことを考えれば、高さをそれほど心配する必要はないでしょうが、セットプレーでは明らかに日本が不利です。
 今大会のオーストラリアは、ここまでの13得点中、セットプレーから3点(インド戦4点目−ケイヒル[FK]、韓国戦−ジェディナク[CK]、ウズベキスタン戦2点目−オグネノブスキ[FK])取っています。
ケイヒルについては言うまでもないでしょう。180cm未満ですがヘディングが非常に上手く、実質180cm以上とみなすべき選手です。ジェディナクはボランチの選手ですが、189cmもあり、韓国戦ではCKから頭で同点弾を決めています。また、バーレーン戦では、カウンターから決勝のミドルシュートを決めています。オグネノブスキの得点は脚でしたが、クラブW杯ではCKから頭で点を取っていて、非常に得点力の高い選手です。
 
セットプレーで失点しないためには、日本はまず不用意なファールをしないことです。ここまでのファール数の合計は、日本107回、韓国95回、オーストラリア85回、ウズベキスタン80の順。韓国が2回延長戦を戦っていることを考えると、日本のファールの多さは突出しています。もちろん、日本は特別荒っぽいプレーをしているわけではなく、守備時の手を使うようなプレーを頻繁にファールとして取られている印象があります。韓国戦は、CKは日本の方が多かったですが、FKのチャンスは韓国ばかりが目立ちました。これは日本のささいなファールのせいです。この「癖」を直したいところですが、急に直せるでしょうか?
 
もう1つの方法は、スタメンの変更です。順当なら岩政に代わって吉田がスタメンでしょうが、これでは185cm以上が1人しかいなことになります。オーストラリアからはそんなに点が取れないことを考えれば、思い切ってCBを岩政・吉田にして、伊野波を右CBにするという手もあるかもしれません。もちろん、この場合はコンビネーションに不安があります。監督の慎重な性格からすると、リスクを伴う選択をする可能性は低いような気がします。
 
 韓国戦やカタール戦を分析すれば、日本がロングボールや高さを苦にしているのがわかるはずなので、オーストラリアは徹底的にそれを狙ってくるでしょう。香川が出場できないこと、高さで劣ることを考えると、オーストラリアが勝つ可能性の方が高いと予想します。過去の対戦傾向から、ともにS数がそれほど多くない拮抗した展開になりそうですが、数少ないセットプレーを相手に生かされ、そのまま守備を固めた相手を崩せず、01で負けるという展開になるような気がします(流からきれいに崩されての失点はあきらめがつきますが、単純に高さのみで負けてしまうのは嫌なので、何らかの高さ対策はして欲しいところです)。
 これだけ奇跡的な展開で勝ち進んできたので、もちろん優勝して欲しいですが、怪我人が出たこと、準備期間が短かったことを考えれば、3位以内に入っただけでも十分だと思います。
 
■日本が勝つための条件■
 
1先制点 ⇒ オーストラリアは守備が堅い。
2不用意なファールをしない ⇒ セットプレーでは明らかに不利。
3ロングボール対策 ⇒ 徹底的にやってくるはず。
4走り負けない ⇒ 支配率と運動量で上回ればそう簡単には負けないデータがある。

閉じる コメント(4)

現実を考えると日本は厳しいですね。特に不用意なファールが多く、セットプレーでやられている印象が強くそれがデータに出ています。
日本が誇れる点とすれば幾多の逆境をこの大会で乗り切ってきたメンタル面の強さだと思いますがそれに賭けるしかないでしょう。

2011/1/27(木) 午後 7:28 貴公子

顔アイコン

セットプレーは怖いので、本当にファールを減らして欲しいです。香川までいなくなってしまって、これ以上の試練はないでしょうけど、ここまでミラクル続きで勝ってきているので、優勝して欲しいですね。

2011/1/28(金) 午後 7:47 PRO-3

鹿サポ的には岩政を見たいです。笑
やはり予想通り今野・吉田で行くんでしょうけどね。

2011/1/29(土) 午後 7:24 [ モンブギ ]

顔アイコン

まさか、ああいう展開で岩政が出場するとは思いませんでしたw
優勝して何よりですが。

2011/2/1(火) 午前 10:26 PRO-3


.
PRO-3
PRO-3
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

ブログバナー

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索 検索

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事