天気と出来事

気象関連を中心に、記事で分かりやすくお伝え致します。

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こんばんは。今年初のブログ投稿となります(もう今年も残すところ約4か月となりましたが・・・・・)。
 
記事の更新が一年以上もストップしたままの状態が続きましたが、本日より再開させていただく形になりました。
宜しくお願いいたします。
 


 
 
さて、本題はこの夏(7月30日〜8月26日頃)に起こった「不順天候について」です。
 
 
今年の夏は、本来であれば太平洋高気圧が日本列島を覆い、夏空によって厳しい暑さに見舞われるわけでした。しかし、太平洋高気圧の西への勢力が弱かった影響で、暖かく湿った空気が西日本を中心に断続的に流れ込みやすく、記録的な豪雨が西日本などを襲ってしまいました。
 
この大雨災害について、気象庁は「平成26年8月豪雨」と命名しました。
 
 
では、なぜ西日本ばかり暖湿流などで大雨が続き、大きな被害をもたらしたのかを、太平洋高気圧の勢力が弱かった点も踏まえて説明します。
 
 
まず一つは、7月末から8月上旬にかけて2つの台風が北上したことが大きな原因です。いずれも動きが遅かったために、長時間にわたって海上から次々と流入した活発な雨雲が山地にぶつかりやすくなり、四国や近畿を中心に広い範囲で記録的な大雨になってしまったためです。
 
二つ目は、台風通過後も、西日本付近に停滞した前線に向かって流れ込んだ湿った空気や上空寒気の影響で、大雨の条件が揃ったことです。同じような場所で局地的に猛烈な雨が広島や山口、京都などで観測され、豪雨によって甚大な被害が発生したエリアもありました。
 
 
 
それらの二つの理由としては、日本付近の偏西風が平年よりも南に偏っており南北に蛇行していたことです。
蛇行をもたらしたのは、太平洋東部やインド洋東部で海面水温が高かったこと、および、熱帯大気の季節内振動 によって、アジアモンスーンの活動が不活発となったことが考えられます。
 
 
これにより、西日本では南西から北東に向かって吹いた風向きに沿って雨雲が通過しやすい最悪な状況に当たってしまったとみられます。また、太平洋高気圧の勢力範囲も東日本付近で留まってしまいがちでした。西日本ではその太平洋高気圧から遠かったため、縁を廻るようにした暖湿流も重なったこともあげられます。この影響による大雨の継続が8月の西日本の降水量の平年比で示すおよそ300%に該当しています。これは平年の倍以上多く、1946年以降で統計を始めて以来、月間で最も多い降水量が観測されました。また、日照時間も記録的に少なく、平年の50%以下と、統計開始以来最も短かかったそうです。一方で、高気圧に覆われやすかった東日本では、雨の降りやすい時期はあったものの夏空と猛暑に見舞われることもあり、西日本ほど雨量は多くなかったそうです。このため、東日本に関しては降水量や日照時間が共に平年並みの100%前後になったとみられます。
 
 
 
 
因みに今後は、西日本の雨の範囲も縮小され、ようやく秋晴れが戻ってくるような状況へと変わってきそうです。ただ、明日にかけては引き続き西日本の各地で局地的に激しい雨になる恐れもあるので、地盤の緩んでいる地域、そうでない地域でも引き続き土砂災害などに警戒をしてください。特に土砂災害の起こった広島、本日大雨被害の出た京都などでは、少しの雨でも新たに災害が発生する可能性も考えられますので、危険な場所に近づくことは避けてほしいと思います。
 
 
なお、これまで広島を含む豪雨被害に見舞われた地域で亡くなられた方々には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 
 
 
長文となってしまいましたが、今回の記事の内容はこれにて終了とさせていただきます。
失礼いたします。
 
 

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