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新興国市場が最近ずいぶん荒れている。アルゼンチン・ペソは1日で12%ダウン。
株式市場のメルベルは3.93%ダウン。ブラジル・ボベスパも50,000レアルの
大台をとっくに割ってしまい47,787である。現地だとヘアレスと発音するが。
今年はワールド・カップがあるが、本当にできるのだろうか。スタジアム大丈夫か?
ブラジルは何回も行っているが、アメリカと違って、とにかく食い物がうまい。
しかしなんと言ってもブラジルと言えばサッカーと音楽である。
超ラッシュのサン・パウロで道がすいていれば、サッカーの試合のおかげである。
クラブ・ワールド・カップでコリンチャンスが日本に来たが、多くの人間が車や家を売って
旅費を作っている。出がけにサンパウロの空港を破壊したので、日本も破壊されるのでは、
と地元の人間は真剣に心配していた。幸い優勝したので無事に済んだが。
音楽マニアにとってはブラジルは天国である。スーパーに行けばレアなDVDもたくさんある。
これは良いと思って買ったら半分が日本公演だったりする。NHKBSものも多かった。
地場物ももちろん良い。ジョビンのライブ物など、あまりのゆるさに陶酔してしまう。
なるほどボサノバはこういうものかと思う。別に難しい知的な音楽ではないのね。
タクシーに乗っていても恐ろしいほど素晴らしい音楽がかかる。ある時は驚異的に素晴らしい
ドラムが女性ボーカルのバックで聴けた。ありゃ一体何者だったのだろう。
有名ミュージシャンの巨大コンサートといえば、今やブラジルが有名である。ライブも豊富。
実はサン・パウロには無茶苦茶楽器屋がある。店どころか楽器街まで2カ所ある。
となると当然せっかくだからおみやげに良いブラジル製はないか、ということになる。
パーカッション系は海外から買いに来る人も多い。ドラムだとNAGANOという日系(?)
ブランドもある。ギターだとTAGIMAだ。田島なんとかさんがやっているギターで超有名である。
買って帰ろうかと思ったが、まず重い。ブラジル製の全般的な印象は日本の70年代の
ギターである。すごく懐かしい感じだ。ちゃんと作ったらこんなに重くなったと言っている。
まああか抜けてない、というか、シンプルというか、周回遅れの感は否めないが。
だが楽器屋の数はすごい。売っているギターのほとんどは外国製である。ブラジルは関税を
含め税金がやたらと高いので安くはない。ブラジル製の数は5%くらいしかなかった感じがする。
ちゃんと高級&ビンテージ専門店もある。彼らならそれほど楽器にはこだわらないような気もするし。
某ベーシストさんの話によると、ある楽器屋の軒先では何とThiago Espirito Santoが
フォー・ピースですごい演奏をしていたそうだ。ストーンズのメンバーも店の前でやったそうだが
さすがに道路が大混乱となったそうだ。ゴージャスなストリート・プレイである。
友人のブラジル人はバンドを持っているギタリストであるが、昔はコピー譜が手に入らず
日本製が一番正確だったので、超高額ではあったがはるばる日本から買った、と言っていた。
今はアメリカの方がコピー譜、タブ譜がすごいもんな。ブラッド・ペイズリーとかの譜面も
たくさんあるし。それでもそんなことは関係なくブラジル人は自然にかっこいいプレイをする。
バンド作るならドラムとベースはブラジル人だな。TAGIMAもK1というハイ・エンド・ギターを
出したらしい。いろいろな国でどんどん進化していくのだ。まだまだ世界は広い。
さて新興国、これからどうなるのであろうか。ギターどころではない、ということにならなければ
良いのだが。ブラジルもワールド・カップ後はちょっときついかもしれんなあ。
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