KURENI 主と共に歩む恵みの日々

2019年がやってきましたね〜。チャレンジの一年!!

高校生のころの思い出

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しかし、何といっても、一番衝撃を受けたのは、2年生の夏休みに読んだ、倉田百三の「出家とその弟子」そして「愛と認識との出発」だった。毎日、美術室でデッサンをしていたが、その合間に、深い感動をもってこの本を読んだ。「女性の中に自己を見出さんとする時」等に現れる大正期の一高生、倉田が青年期の独特の、愛と性の問題を赤裸々に、また、体験的につづったもので、わたしにとっては実に衝撃的な本だった。倉田は、初め、フリーセックス論を語る。芸術的な、宗教的な情熱をもって。それを読んで、16歳のわたしは、ショックを受け、「そのような人生観もあるのだ、すごい!」と思った。それから、更の読んでゆくと、彼は、そのフリーセックス論を否定してゆく。そして、人間の肉的な欲求は、悪である。性欲は悪である。それは罪であり、真実の愛とは対極にある、自己中心の本質であると語る。そして、真実の愛とは、自己を与える事であり、自己を犠牲とする事である、それはキリスト教の愛であり、仏教の慈悲であり、性欲の充足などではありえないと結論する。この本は、わたしのとっても、文字通り、「愛と認識との出発」となった本で、忘れる事ができない。今、考えると大正時代の背景を持つ、白樺派のような宗教混交や、極端な理想主義が鼻につくが、この時は、熱に浮かされているように、倉田百三に夢中になった。

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「出家とその弟子」読みましたよ。確か、この本は倉田百三さんがお若い頃に書かれたんでしたよね。倉田百三さんすごい人ですよね。高校二年の夏休みはドストエフスキーの「罪と罰」でした。長野のおばあちゃんの家で、ずーっと読んでました。(私もけっこう文学少女だったかもしれません)

2006/10/22(日) 午後 10:32 道

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「出家とその弟子」の推薦文はたぶんロマンロランか誰かが書いていましたよね。西洋の百合の花(キリスト教)と東洋のハスの花(仏教)が見事に溶け合ったとか書いてあったように覚えていますね。ふーむ・・。でも倉田の生涯はあまりすっきりしませんね。折原悠三(?)の評論を浪人時代に読みました。倉田は宗教混淆の中で、神道とか天理教とかごちゃ混ぜになって、最後は右翼に利用されて「美しい虹」のような戦時中の大政翼賛会のような方へと進んでしまったように記憶しています。

2006/10/23(月) 午後 10:53 ps2**62000

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(前の続き)「罪と罰」!いいですね。昔の中村白葉訳の文庫本を引き出して、先日から、ちびりちびり読んでみたりしています。ドストエフスキーの貧しい人々の描写はすごいですね。それに主題の深さ!!道先生、いろん子と教えて下さいね。

2006/10/23(月) 午後 10:55 ps2**62000

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恥ずかしながら倉田百三の「出家とその弟子」を大学時代に古本屋で見つけて読もうと思ったのですが、そのまま半世紀、私の書棚の隅に眠りこけたままです。この頃、内村やボンヘッファ−やシモ−ヌ・ヴェイユ等々の神学や哲学書や新約学関係を拾い読みしていたのが災いしたのです。イカンですね。

2006/10/24(火) 午後 10:29 [ kabanotakara ]

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kaba先生。わたしも今は「出家とその弟子」を読もうという気はあまりしませんね。どうしてでしょうね?きっと浄土真宗とキリスト教とを結びつけた大正時代の白樺派のような宗教混淆があるからでしょうか?あるいは青年倉田の恋愛感情のまじったような感傷的な宗教思想があるからでしょうか?ボンヘッファ−やシモ−ヌ・ヴェイユ等々の神学や哲学もお聞きしたいですね。書き込み感謝します。

2006/10/25(水) 午前 0:26 ps2**62000

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とにかく大学時代は、物事を深刻に真面目に受け取っていましたね。「人生如何にして生きるべきか。」なんていう空気を吸っていましたね。喫茶店に隅でバッハをリクエストして神学書に眉をひそめて読んだ時代でした。お父さまのこと、書いて下さいね。そして激しい「恋物語」も・・。

2006/10/25(水) 午後 11:48 [ kabanotakara ]

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文学青年だったんですねぇ。私も本は好きでよく読んだものですがエッセ−が多かったです。それもあまり考えずに読める本ばかりでした(^_^;)スタンダールの「赤と黒」、ドストエフスキーの「罪と罰」などを読んでいた中、高校生の姉達を小学生の私は見て育ったのですが・・・。

2006/10/27(金) 午後 5:53 [ Barnabas ]

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kaba先生。ほぼ同じころの青春ですね。わたしも浪人一年目のときに美術予備校近くの喫茶店ルノアールでコーヒー一杯頼んで、最高7時間話したことがありました。僕がキリスト教会に行っていると言いましたら、村田と言う友人が「君!今からそのような既成概念でかたまったような道徳を基本にして生きるつもりか?一体、人生はなにか?誰かが生きて作った宗教や思想の中を生きるんじゃない。自分の手で、自分の足で、生きて触れて、自分で自分の思想、自分の芸術、自分の人生を切り開くんだよ!」等と言われましたね。

2006/10/30(月) 午後 10:25 ps2**62000

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バルナバさん。いつも真実な告白の多いブログに苦笑したり、慰められたりしています。ドストエフスキーの「罪と罰」の文庫本で、道先生に書いたように時々取り出して読んでいます。「カラマーゾフの兄弟」もそうですが、彼の描写は人間の心理やその場の状況の濃厚な描写のために、数日間のできごとが、とても長いですね。

2006/10/30(月) 午後 10:38 ps2**62000

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老婆殺人に行く前に見た夢の話が、とても印象的ですね。小さな馬が酔っ払いに打ち殺される場面・・・。ラスコーリニコフの幼い日の一場面が、読んでいるわたしも心臓がドキドキするような感じでしたね。娼婦となって家族を養うソーニャや兄のために犠牲になろうとしている妹ドーネチカの苦難の姿なのでしょうね。人間世界の不条理と残酷さ・・・。悲しくなっちゃいますね・・・。

2006/10/30(月) 午後 10:39 ps2**62000

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私も高校生の時読んで、心奪われましたが、今あらためて読もうと思わないのは、どこかロマンチックな感傷をこの小説に感じるからでしょうか。ヴェイユにも関心がおありなんですか。私の大学の卒論はヴェイユでした。

2006/11/27(月) 午後 7:42 sta*sto*y60

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starさんへ。ヴェイユに関しては70年のころに読書会などで触れたことがあった程度です。大学の卒論がシモーヌ・ヴェイユだったのですか?かなり新左翼の近いところにいましたが、でも、わたしは途中で挫折した方ですね。この辺は・・とても微妙です・・・。傷もあります。あまり深くはなかったのですが・・・。

2006/11/27(月) 午後 10:32 ps2**62000


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