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わたしが行った高校は県立の男子校だった。いろんな中学から男子が集まった。女子高もあるが、女子高は市のもう一方の端のほうにあった。大変封建的な風土だったのである。高校生活は非常に暗いところから始まった。中学時代があまりにも渡辺先生の人格と言うか善良な性格がクラスや学年を支配して、まじめで、明るく、解放感に満ちた雰囲気でわたしもいつでもクラス委員のような存在だった。しかし、高校生になると、今までの田舎の中学校とは違って、なかなか厳しい現実が待っていた。中学生の時には、あまり勉強をしなくても、どうにかある程度の点数が取れたが、高校になると急に、難しくなったように感じた。特に英語は難しく感じたし、数学など、とても複雑でいやな科目になってしまった。それと高校に入ると共に大学の受験勉強が一年生の時からかなり指導がなされて、牧歌的な雰囲気の中で、読書などに精を出してきた中学生時代とは違って、何か無味乾燥に思われた。進路指導の先生は、うちに帰って1日5時間は勉強に費やせと言った。美術部に入って、毎日、石膏デッサンなどに時間を取られたわたしには5時間の予習復習は相当きつく感じた。 |

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