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2006年11月29日 | 2006年12月1日
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小学校6年生のころに、親父と話をした。 親父が風呂に入っている時に、ぬるいので炊いてくれと言われて、風呂の釜に杉の葉やまきをくべていたときだった。「おまえも大きくなったな。いいか、男は時代の流れと言うもの知らなきゃいかん。世界を広く知るんだ」。「そう?いろんなこと知ってるよ。この間、村の○○で殺人事件があったよね。あの家は嫁と姑さんとの仲が悪かったって・・・」。「うーん、まあこの辺の事件はそれでいいが、もっと世界のことや政治のこと、時代の流れや歴史を知らなくちゃいかんな・・・」。そんな話をしながら、 「へーうちの親父はいろんなことを考えているんだ・・・。えらいんだな・・・」と考えていた。
親父は大変「人のいい性格」だったと思う。 僕が小学校の4年生のころ、あるとき、コタツか囲炉裏のようなところで寝込んでしまった。そしたら、親父が、寝ていた僕を抱き上げて布団のところまで運んでくれた。少し酒が入っていたようだったが、抱き上げて運んでゆくときに独り言を言った。「・・こいつはかわいいよな・・。最近は大きくなって、足もこんなに伸びてきて・・・・」。僕はそのような親父の呟きをうつろに聞きながら、寝たふりをして、布団まで運んでもらった。親父は明治時代の男だから、人前であまりほめるようなことはなかった。しかし、あの時、「ああ、親父は怖いだけでなくて、僕のことをとてもかわいがっているんだ!」と子どもながらに感じた。親父の愛。これが子どもの時の第一の印象だった。
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