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若葉の頃
あなたがかがやけば ひとをてらすよ たいようのひかりで ほしがひかるように 少年のように輝いているあなたの ひたむきな、その情熱が好きだ =濱田龍郎自薦詩集より= 聖書;雅歌 愛する方の声。ご覧、あの方が来られます。山々をとび越え、丘々の上をはねて。 私の愛する方は、かもしかや若い鹿のようです。ご覧、あの方は私たちの壁のうしろにじっと立ち、窓からのぞき、格子越しにうかがっています。 私の愛する方は、私に語りかけて言われます。「わが愛する者、美しいひとよ。さあ、立って、出ておいで。 ほら、冬は過ぎ去り、大雨も通り過ぎて行った。 地には花が咲き乱れ、歌の季節がやって来た。山鳩の声が、私たちの国に聞こえる。 いちじくの木は実をならせ、ぶどうの木は、花をつけてかおりを放つ。わが愛する者、美しいひとよ。さあ、立って、出ておいで。 岩の裂け目、がけの隠れ場にいる私の鳩よ。私に、顔を見せておくれ。あなたの声を聞かせておくれ。あなたの声は愛らしく、あなたの顔は美しい。 |
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