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八戸丸(HACHINOHE MARU)

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八戸キャニオンと呼ばれる採掘場から、約10kmものトンネルが延びています。そこで採れた石灰石を、ベルトコンベアーに乗せて住金鉱業専用岸壁まで運ぶためです。そこに定期的にやってくるのが画像の「八戸丸」で、最大級の石灰石専用船であり、日本では最大の内航船でもあるようです。

今治造船の説明によると、操船・制御・通信・管理の諸機能を人間工学的に一体化したコクピット型船橋や機関室、荷役装置等の高度自由化、居住スペースのアメニティ化に特徴があるということです。

石灰石は鉄鉱石の副原料ともなりますが、この船は青森県の八戸を出港すると茨城県の鹿島に向かい、住友金属工業鹿島製鉄所に石灰石を届けます。しかも、その仕事は「八戸丸」ただ1隻のみで行っているので、この船にトラブルが発生すると同製鉄所の操業がストップしてしまうことになりかねません。こういうやり方は例外的だそうですね。そのため、八戸港住金鉱業専用岸壁ではこの船をVIP扱いし、最優先で積み荷役しているようです。画像のように夜間に接岸し夜を徹して作業を行うこともあれば、少々の台風でも出航してしまうことも。「八戸丸」は一体いつ休んでいるのでしょうか? 忙しい船ですね。

「八戸丸」
IMO:9061540
船籍/船籍港:日本/八戸
総トン数:14,930GT
重量トン数:22,786DW
全長:168.04m
全幅:23.40m
深さ:13.10m
喫水:9.38m
出力:6,913kw
速力:16.3kt
船倉容量:17,021㎥
建造:今治造船
竣工:1993年
 
 というわけで、今日は忙しい音楽をご紹介しようと思います。

 「ボルジア荘の松」‐オットリーノ・レスピーギの代表作である「ローマの松」の最初の曲‐はたえず忙しく動き回っている音楽です。スコア(総譜)を見ると32分音符と64分音符がびっしりとならんでおり、1ページがたった3秒ほどで過ぎていきます。そのため、「ローマの松」は全体が20分ほどの曲なのに、わずか2分半ていどのこの「ボルジア」だけで約半分のページ数を占めています。これでは指揮者もせっせと楽譜をめくっていなければなりません。

 ところでこの曲は必ずといっていいほどコンサートのラストで演奏されます。それは、バンダ(金管の別働隊)を伴った終曲、「アッピア街道の松」が非常に壮麗だからです。古代ローマの凱旋行列に思いを馳せるこの音楽。文句なしにカッコよく、音響的にも大迫力の曲ですが、現在私のお気に入りはフリッツ・ライナー盤。これこそ本物のカッコいい演奏なのではないでしょうか。決してカッとならない冷徹な指揮から紡ぎだされる、夢見るようなポリフォニーの万華鏡。そしてクールさとは両立しないはずのこの不可解な熱気は何だ! あとはシルヴェストリ/ボーンマス響のライブ(BBC)も好き。この荘厳な音楽は、大型船が大海原をゆっくり進む光景にぴったりだと思います。

紹介したCD:RCA 82876 716142 ドイツ輸入盤 
他の収録曲:レスピ−ギ「ローマの泉」 ドビュッシー「海」

撮影場所:八戸市白銀 住金鉱業専用岸壁
追加した4枚目と5枚目の画像は、2012年6月、IHI横浜工場でのものです。

ウッドチップ船の“HACHINOHE MARU”についてはこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/psalm146_150/27284000.html
 

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