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。ご無沙汰しています。。。
実は、指がおかしなことになってしまい、一時期大打撃を受けていました。
インターネットで検索して、症状が、フォーカルジストニア っていうものにそっくりだと分かってから、検索に検索を重ねて自分なりにリトレーニングしてきて、やっと付き合い方がわかってきたところです。たぶんこれ以上ひどくはならないか、もしかしたら全快するときもくるかもしれません。一番ひどかった時期と比べて、だいぶ良くなってきています。ひどかった時は、丸まってしまった指の第二関節で弾いちゃったりしてましたが、今は、弾く時は指先で弾けています。
原因は3つくらいあるらしくて、
一つは、今まで使ってきた、指と脳を繋いでるシステムが、その指のところだけ破綻しちゃったってこと。こういうことって、起こる人は起こるみたいです。脳のそこだけが機能しなくなっちゃう。私の場合は4と5の指。両手。
薄手のゴム手袋、指先のない手袋 をして練習するのがある程度効きました。脳の別の部分にシステムをつなげ直す効果があるらしいです。脳には使ってない部分があって、トレーニング次第で別の場所を元々の部分の代わりとして使えるようにすることができるんです。リマップとか言って。
2つめは、もともと持っていた悪い癖が、練習すればするほど強調増幅されてしまった挙句ってこと。
これについては、自分の感覚でしかわからないです。指がおかしくなるスイッチが入る瞬間を探して、どうすればそのスイッチを押さずに弾けるのか探るってこと。ゆーっくり、本当の初心者のように、一音一音ずつ拾うように弾くと起こらないので、初心者みたいな指の動かし方を真似て弾くと良いです。早く弾いてもその動きを忘れずにいると効果があります。
わたしの場合は、スケール状のパッセージで、親指くぐりの瞬間がスイッチです。親指を使った瞬間から、手の外側の指がこわばり内側に握りしめようとします。このスイッチを押さないように、親指を使うと同時に、意識して手のひらの指の付け根のくるぶしちゃん達が開くイメージをします。他のスイッチとしては、私の場合は中指を使う時があります。なので、中指を使う時初心者の人がやるように小指を立てちゃいます。もちろんゆーっくり。早く弾くのは、スイッチが確実になくなった頃。一日経って、次の日にはもう元に戻ってガッカリしょんぼりしますが、大丈夫。またゆーっくりから始めて、という繰り返しで、そのうち指がスイッチを忘れてくれたかもって日がやってきます。でもなかなか時間がかかります。
3つめは精神的ストレス。犬が恐怖を感じる時尻尾が背中のあたりからどうしようもなく股の間に入っちゃうの、見たことありますか?あれが指に起きてる感じ。私の恐怖体験アンビリーバボーは、ここ半年くらい立て続けに受けたコンペティションです。特に、自分の前の演奏者の音が扉越しに聞こえてくる時間が嫌でしたね。。しまいには、コンペティション会場じゃない、自分の部屋でピアノを前に座ると、勝手に手がこわばるようになってしまいました。そこで、いったん目を閉じて、「ここは@@バーガーショップ。今日は何食べよっかな。」って、いただきまーす、と、あららハンバーガーに指を突っ込んじゃったわぁ、というふうに鍵盤に指を置き始めるとリラックスできます。バカみたいだけど、効果てきめんです。続きでおかしくなってきたら、胡椒粒を指にくっつけて遊んでいます、とか今はこれは並べたポテトを指ではじいて向こうの席に飛ばしてる、とかイメージするといいです。もちろん、設定したバーガーショップは私が大のお気に入りのところです。そこに行くかもってだけでウキウキしちゃうところじゃないと、効果ないかもです。そこのロゴが入ったペーパーナプキンとか、テーブルの感じとかまでちゃんとイメージしときます。
この症状はピアノを弾く人にだけ起こるのではなく、ドラム、クラリネット類、ギターなど、他の楽器を使う人にもおこります。でも、ジャズピアニストには起こらないらしいです。それから、ピアニストならピアノを弾く時だけ起こることがしられてます。専門の楽器にだけ、起こるのです。(私の場合はパソコンのキーボードでも起こっちゃうけど。) 日常生活の他の活動ではおこりません。歩いてる時や食べてる時など。だから、いったん、ピアノじゃないのこれは!って思うのもひとつの戦略なのです。
でも、それよりも意外すぎて実感の無かった恐怖があります。それは、楽譜のあっちこっちにある、「複雑」なこと。いえば、まず、両手を使うところ。そんなこと、ピアノ弾くんだから当然じゃん!と思いがち(笑)ですが、実は根本的に私の中で、一度も当然と思ったことがないくせに確認したこともない、恐怖ポイントだったのです。
なので、いったん、どんな動きをしているのか、ゆーっくり紐解く時間を取るようにしました。まさに、ムカデのダンスの、どの足がどんな風に動いてる時にどの足がこんな風に動く、という確認です。「こんなことしてくれてたのね、指ちゃん達、エライわ!」と褒めながらやるとより効果的です。ここに、さっきの親指くぐりも含まれます。楽譜はわたしにとって、実は怖いけど口に出すことが許されなかった恐怖の場所だらけなのでした(許さなかったのは自分)。そこをいちいち、「こんなことさせられて大変だったね〜」とねぎらいながら、丁寧に指に教えてあげる感じで克服していきます。
同じピアニストでも、なぜジャズピアニストには起こらないのか。今ジャズピアニストをまぢかに接する機会があるのですが、彼らはコードネームから次々に次の音を編み出していきます。なので、次どの鍵盤をどの指の形で押さえるのか、イメージがクリアになって次々と進んでいくようにみえます。これを真似て、次の音をどんな手の形で押さえることになるのかイメージして弾くことも効果があります。和音から和音への跳躍もわたしにとってスイッチなのですが、音でイメージするよりも次の和音を指の形でイメージするとスイッチを押さずに進めます。
弾いてる時に、信頼している誰かに肩や腕をちょっと触ってもらうのも、とても効果があります。部分のリラックスって、意識するの難しいですよね。ピアノをリラックスして弾きましょう、とか言われても、ふにゃふにゃじゃ弾けないし、結局は、ふにゃふにゃでいいところと、ふにゃふにゃじゃ困るところを分けた上でのリラックスだ。という話ですよね。その部分がリラックスしてるか、自分じゃわからないけど、触ってもらうとそこだけ意識が行って、リラックスさせられるんです。ピアノを弾く上で緊張していては困るところと言えば、肩、二の腕、それから一の腕?というのかな、腕の下側もそうですよね。腕の上側もだけど。下側って意外に緊張してるんだなって、触られて初めてきがつきました。誰も信頼できなかったら、自分で触ってみるのもありです。片手で弾きながら、天使が今ここに触ってる(もちろん応援するため)、と自分で触っていくと、いいです。
久々に書いたのに、近況報告でもなく、長くなっちゃいました。
いまは元気とりもどして、ピアノもいくつかオーディションをパスしたりしていますので、ご心配なく‼
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イルさん、お久しぶりです。
たいへんな目に遭われたんですね。。。
さぞかしショックが大きかったことでしょう。
現在はお元気とのこと、良かったです!
「世の中には色んな病気?があるんだなあ」と思いつつ、調べてみたら、
音楽家に限らず、人間の色んな活動・・・脳からの指令と、実際の体の動きに
不協和音が生じることがあるんですね。
そう思うと、スムーズに動いてくれている、頭からつま先までの体に感謝ですね♪
2015/10/25(日) 午前 1:03
> musicaさん
お久しぶりです! 大ショックでしたよ〜。。でも、どうにかなるのかといろんなサイトを見ていくうちに、治そうとするプロセスが、すべて今の自分に必要なことだと分かってからはむしろこの症状が出てくれてよかったと思っています。リラックスの方法、丁寧に音符をさらう方法が確実に身につきます。だってそうしなければ、もう普通には弾けないんですから。。
2015/10/25(日) 午前 3:28 [ イル ]
ピアノやバイオリンを弾くために、いつも指をケガしないように気を付けたりはしてましたが、楽器って体と気持ち(神経)全体で演奏するもんだってことを忘れてました。。「弾く」ということが「当たり前〜」と思っていた油断?みたいなもんかもしれませんね。
そういう意味では、不調が起きたことで自分のやり方・・・無理してないかどうか?フォームは正しいか?ということを見つめなおすチャンスなのかもしれません。
とはいえ、正面から向き合うことは、なかなかに辛いことですね…(-_-;)
2015/10/25(日) 午前 11:16
> musicaさん
今はインターネットでいろいろ情報が得られるので、本当に助かりました。一昔前なら、上手くいかないのは練習不足だからかな、なんてどんどん悪い癖のまま練習してひどくしてしまったと思います。なんでも調べてみるもんですね。 先生にはなかなか上手く伝えられなくて、分かってもらえないもんだから、せっかくゆっくり作り上げて、動くかな?、という状態の手を、レッスンで「もっとはやく!」とか「もっと正確に!」「今ここで出来るまで弾け」なんて言われて動かなくしてしまうことの繰り返しでした。
2015/10/26(月) 午前 8:26 [ イル ]