心象風景

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複合型サービスをやろうと思ったのはいいのだが、その時点での当市の「介護保険事業計画」には、複合型サービスをやるといった気配はなかった。
 
以前にも書いたが、その時点でウチの目標は、地域密着型の小規模特定施設の建設だった。
 
それは、行政の思惑とは違って、行政が作りたいのは「低所得者も住める施設」の建設だった。
 
 ウチはそれで、特定施設建設をあきらめる事にしたのだが、新たな事業に取り組まなければならない、「会社としての事情」もあったので、「複合型サービス建築」に舵を切ったのである。
 
「会社としての事情」とは、売り上げの限界が見えたからで、当時の事業運営では、数年は問題が無いのだが十年後を考えると、新たな事業に打って出て、売り上げを伸ばしていく必要が生じていたのである。
 
しかし、むやみやたらに「住宅型有料老人ホーム」や「サービス付き高齢者専用住宅」に手を出しても、平成15年からの何年か、苦しみぬいた記憶があって、それがトラウマになっていたのか、上手くいくとは思えなかった。
 
 ウチの会社というよりも、私自身が、不完全なサービスだと思っている「住宅型有料」や「サービス付き高齢者住宅」に手を出したくなかったのも、本音の一つである。
 
ウチの会社の理念は、「離(さか)りゆく日まで」だ。
 
終の棲家や看取りまでの介護を提供することが、うちの会社の使命だと思っている。それが、住宅型や高齢者住宅では、果たせないと思っている。
 
それが、住宅型等に行かなかった理由ではあるが、複合型サービスには、その力、「離(さか)りゆく日まで」を達成する力があると思ったのが、このサービスに乗り出す、理由であった。
 
企業は、当然利益追求の場であったりシステムづくりであったりするものだが、私は常々、ニーズに合ったサービスを提供していれば、自ずと「売り上げ」は見込めるし、そこには利益が発生すると思っている。
 
だから、会社を存続させるためには、社会に存在する「ニーズ」や「デマンド」を達成するように、事業を展開していくことが必要なのだと思っている。

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桂
男性 / A型
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