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野口英生やナイチンゲール、ヘレンケラー等といった今日の医療・福祉の礎を創られたと思われる人々の伝記に目を通して、感動と共にささやかな夢を抱いて、お困りになっている方々に多少なりともお力になりたいという動機で、多くの人々が医療・福祉のお仕事につかれただろう昔とは様変わりして、今日のその動機は世襲がその理由になったり、思慮も無いままに失業脱却のためであったり、割り切ってただ単にお金のためであったり、いささか医療・福祉の現場に職を求めて見たもののその動機の変化に伴った、気がかりな動向があちらこちら伺える様になって来たのではないのでしょうか。
 その代表が利用者の痛み等の苦しみに対する、医療従事者・福祉従事者のとても低い想像力の結果が生んでいると思われる、心無い対応の数々の実態ではないのでしょうか。
 「今までの生き様がこのような結果を生んでいるのです。すべて自業自得ですよ」と言い放たれた利用者の嘆きは推し量れない程のように思われます。
 「これ以上は自己負担料金となるため保険ではサービスしかねます」とドライにサービス拒否を申し出る福祉業者さんに対して、困惑する利用者や家族の顔には非情さを、こんな場面から感じ取ってしまう様に思われます。
 医は仁術から算術へ、医療・福祉行為はサービスと名を変えてビジネスのテーブルへ移行しているように見受けられます。
 医療・福祉はソーシャルセーフティーネットの範疇に位置づけられているようですが、その受益者は1部の特定の人々から国民すべてが享受できるようになって来たようですが、ネットの質は今昔を比較してみると質から量へとその充実欲求が変化してきているように見受けられます。
 換言しますと、現在のセーフティーネットには安心という真の医療・福祉の目的とする心が置き去りにされてしまい、ネットの量ばかりに気をとられ目を奪われてしまっているような気がしています。
 それで果たして本当に安心できる人生を私達は送る事ができるのでしょうか。制度・政策には情を感じる事はなかなか出来ないように思われます。
 昔の長屋の生活を想起してみましょう。制度・政策等まったく存在しない世の中であっても、隣のおばあさんが風邪を引けば近所のあちらこちらからお粥や梅干等が運ばれて、安心感信頼感が自然と芽生えた心のセーフティーネット・つまり生活が存在していたのではないのでしょうか。
 そんな社会がつい昨日まで存在していたはずでは!?

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閉じる コメント(1)

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本当におっしゃる通りです。便利な制度が心をお金に代えて来てしまった。ように思います。けれど、人間は楽な方に流れる その本質が招いたようにも思います。御怠満足な人間がドラッグをするように。
心も学ばないと育たないのかもしれません。

2013/2/25(月) 午後 10:35 [ ferini815 ]


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