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酸性雨は森林枯死の原因ではない?
酸性雨は森林を枯らす、これは小学生でも知っているジョーシキ、ところがそれを覆す報告が出されている。日経エコロジー3月号に「因果関係は薄い、直接的な原因ではない」という記事があり詳細を読んでみた、また環境省HPから該当報告を入手した、それによれば・・・
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5052
環境省HPの「酸性雨対策調査・総合とりまとめ報告書(概要)」によれば「現時点では酸性雨による植生衰退等の生態系被害や土壌の酸性化は認められなかった」、同じ環境省のHPにある「子ども環境白書」でもすでに2004年から酸性雨の項目は外しているという。
環境省では1983年〜2002年度までの20年間で酸性雨の影響調査をしてきたが樹木への影響に関しては衰退は認められなかったとした、衰退した木を確認したが、その原因は病虫害や隣木による圧迫、少雨による乾燥や暴風がほとんどで酸性物の沈着や酸性化した土壌が原因と断定できるものはなかったという。
酸性雨では木が枯れないことを示す研究結果もある、人工酸性雨による暴露試験だ、その結果もph2.0と2.5では何らかの害が発現したが、ph3.0〜では針葉樹が ph4.0〜広葉樹ではほとんど害が見られなくなった。
それでは奥日光白根山のダケカンバなどの立ち枯れの真犯人はなにか?
国立環境研究所では「奥日光の森林衰退は都市域から運ばれたオゾンが大きく影響していると考えられる」そのオゾンはNoxと炭化水素で光化学反応して生成される、つまり東京で発生したNoxは内陸部に運ばれる過程でオゾン濃度を増していく。その強い酸化作用で木が弱り病虫害や台風などが引き金となって枯れたのではないかと。
立ち枯れは幾つかの要因が重なって起きると考えられるが複数の要因に重み付けすることは不可能だ、酸性雨の直接的な影響は見られないが長期的に考えたとき全く無いとは言い切れないと結んでいる。
森林枯死の直接原因ではないとはいえ酸性雨が地球環境に悪いのは当然です、今後も事実を知る努力と共に酸性雨を少しでも軽減させる活動を今後もして行かなければならないと思います。
■写真は日光白根山山腹
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酸性雨と言えばドイツの黒い森が思い出されますが、あちらではどのような見識なんでしょうね。いずれにせよNoxが原因であれば環境による被害ですね。松が枯れるのも「マツクイムシ」が犯人じゃないと言う説もありますし、素人には良く判らないです。
2006/2/25(土) 午後 1:34
どうなんでしょうか、日本の結果が報告がされればいずれ見直しがされると思いますが・・・、環境影響を予測するのは難しいですねダイオキシン騒動も結局誰も健康被害が出ないまま立法化され、アスベストは逆に予想を上回る健康被害を発生させています。
2006/2/25(土) 午後 10:37
早速、拙文をご覧いただきお礼申しあげます。上記の環境省の見解は理解できません。先般、東北北部をまわった際に男鹿半島の立ち枯れ林に驚き、そのあと、津軽半島→下北半島→三陸北リアス鉄道沿線、と移動した道中に、黒松・赤松の枯れ木模様も観察してきました。しかし、観察した範囲では、被害は見られませんでした。ご承知のように、これら地域はいずれも大気汚染とは無縁に近い所です。被害の原因が虫なら、虫にとって新天地の松にも寄生し、枯れ木林にして当然です。 追伸;立派なブログに感心しました。
[ 寅さんファン ]
2006/5/24(水) 午後 3:12
芽生えから、成長、成熟、衰退と森林の一生は人より長くその一生を観察することは出来ませんが人間活動が明らかのその更新時期を早めている気がします、枯死し白骨と皮だけになった立ち枯れを見るのは心が痛みますね。
2006/5/24(水) 午後 8:34
酸性雨へのたうさくとかってあるのかな?
[ りかとももか ]
2012/1/15(日) 午前 11:32
酸性雨をあびると頭ははげるんですか?
[ 猿君 ]
2012/7/25(水) 午前 9:38