環境ホルモン騒動はカラ騒ぎ?ためしてガッテンが取り上げる
| いささか旧聞に属するのですが、先月の6/28日NHK「ためしてガッテン」が「環境ホルモン」を取り上げていました、なんで今この時期にNHKが、と思い気になって録画しておいたのを見ました。 |
| 1997年NHKのサイエンスアイが日本のメディアで初めて環境ホルモンを紹介した。そして10年経ちNHKが主導してきた「環境ホルモン」についてみずから「環境ホルモン」の人間への影響は認められなかった、まあ正確に言うと”よく分からない”というのが番組の結論でした、ゲストの3人も「分からないのが良く分かりました」と苦笑しながら言ってました。 10年前に自ら取上げてNスペの特集まで組み社会問題化させ、時の政府を動かし今まで10年間、国が最先端の研究で36物質について動物実験やヒトへの環境影響を調査してきましたがその結果環境省は「ヒトへ影響のある物質は見つかりませんでした」と結論を公表している。 |
外因性内分泌攪乱物質(環境ホルモン)カナダのシーア・コルボーン博士が1996年その著書「奪われし未来」で警告したのがきっかけとなって一躍問題となった。巣を作らないワシ、卯化しないワニやカモメの卵、子を産まないミンク、アザラシやイルカの大量死、そしてヒトの精子数の激減. 地球を襲う「生命の衰退の背後に何があるのか」と
| NHKでも「騒いだ張本人がダンマリを決め込む」のはマズイと思ったのかどうか分かりませんが、ゴールデンタイムに釈明番組を作ったのでしょうか。番組ではNHKが報道し自ら蒔いた種を97年以降の他のメディアの反応「環境ホルモン云々・・・」のスクラップ多数を見せて「環境ホルモン騒動はカラ騒ぎでは無かったかなどという意見もありました」などと他人事のような説明に私は思わず吹き出してしまいました(笑)。ただシッカリと「まだ影響は無かったとの結論もでていない」と一応逃場は作ってありました。「複合影響やまだ2000種位の環境ホルモンの疑いのある化学物質があるので・・・」この辺の言い回しにはNHKの立場として苦労の跡がうかがえます。 |
レイチェル・カーソン女史が1962年に発表した「沈黙の春」、……自然は沈黙した。うす気味悪い。鳥たちはどこへ行ってしまったのか……春がきたが沈黙の春だった」と始まるこの作品は有機塩素系の農薬の大量使用を戒める警告の書として衝撃を与える、今は文庫版も出ています。
表紙の写真は高山植物の「ゴゼンタチバナ」ですね。
| ここでも研究者は「予防原則」は世界の潮流でEUでの政策決定は「予防原則」に基づいて影響があるかどうか分からないが危険性が予見された時点で禁止にするのは正しいと言っていました、私には少し自嘲気味に聞こえました、確かに環境ホルモン、ダイオキシン騒動などはいけいけドンドンで法制化が進み母乳を止める人がでたり、風評被害を出したり、焼却炉を廃止し、落葉焚きまで禁止にしてしまいました。これこそカラ騒ぎだったと言わざるを得ません。 因みに環境ホルモン、ダイオキシンではだれも健康被害を出していません。ただ逆にアスベスト禍のように他国が既に禁止しているのに日本の反応が遅れて実際に大変な健康被害を出してしまっています。 環境ホルモンの疑いのある化学物質としてノニルフェノール、有機スズ,ビスフェノールA、PCB,DDT,ヘクサクロロベンゼン、フタル酸エステルなど36物質が疑われた時点で産業界では食器から排除したり禁止にしたりと自主対策が大幅に進みました。 |
「ためしてガッテン」は民放のホラー健康番組より公共放送故のバランス感覚を感じるのですが以前放送した内容がホラー仕立てだったためか今回は苦しかったような感じでしたね、例えば・・・ ―NHKとしては環境ホルモンがただちに悪影響を起こす物質としては扱っていません、番組中でもそのようには説明していません。 ―NHKは不安を広げたいと思っているわけではありません。 ―はっきりとした結論が出るまでNHKとしては扱いにくいのですが、現状を出来る限りお伝えしました。 |
| | 小野文恵アナウンサーの説明は誠実味があり好感が持てました、『予防原則』。確かに大切ですが過剰反応も避けたいですね。ただ訳の分からない人工の化学物質は摂らないに越したことはありませんが。 |
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そうですか、NHKが ‘97と今年、こんな番組を作っていたのですか? 知りませんでした。ちなみに、当方blogで、こんな記事を書いていました。http://blogs.yahoo.co.jp/kyomutekisonzairon/35220203.html 合掌
[ kyomutekisonzairon ]
2006/7/18(火) 午後 11:37
コメントを含め読ませて頂きました、深い洞察と鋭い批判、真理の探究の姿勢に感服致しました、私も97年当時NHKのclose up現代、Nスペ(生殖異変、忍び寄る環境ホルモン汚染)を見、また記事中の本の他「環境ホルモンという名の悪魔」などの本を買って読みました。やはり中西先生のように冷静に真実を観る目を養なえねばならないと思います。
2006/7/19(水) 午後 9:52
こんにちは、最近話題のならないと思ったていたら、このような結論になっていたのをはじめて知りました。他の問題でも、マスコミの扇動に乗らないようにしたいものです。
2006/8/18(金) 午前 9:59
与一さんコメントありがとうございます、番組に対して環境省、化学工業会がクレームをつけたような記事になっていますが結論が出てないものは難しいですね、あとでよく読んでみます。ありがとうございました。
2006/8/18(金) 午後 10:08
ごぶさたしています。環境ホルモンに関しては、いまよりも1970年頃のほうがひどかったのでしょうね。ただ、化学物質に関しては、デフレの影響もあり、食品を通して摂取している量はかなり増えている気がします。最近食品関係のこの手の本が増えているのも消費者の不安の現れでしょうね。
2006/8/22(火) 午前 5:51
化学物質の規制は昔より厳しくなっていると思います、1970年代初め多摩川のそばに住んでいましたが、垂れ流し状態で、もうこの川は死んだと思っていましたが最近は改善されたと聞いてます、人間やれば出来るんですね
2006/8/23(水) 午後 8:20
初めまして、履歴から来ました。鋭いご指摘の上に、文章がお上手ですね。僕も最近、学者やマスコミなどをあまり信頼していません。自分のブログでも書いてますが、タバコに関する健康増進法も怪しいものです。まだ、タバコとガンなどのはっきりした因果関係も示されていませんし。示したものがあったとしても、韓国の学者がニセの事実を発表した事などからしても、あまり信用できませんね。
[ sun3sin ]
2006/8/31(木) 午後 10:35
ありがとうございます、ほめられると素直に嬉しいです、メディアはニュースバリューがあるとなればオーバーに報道します、見せられる側も一面的に見るだけでなく反対意見に耳を傾けたり、自分なりに考えたりしないといけないと戒めています、ハイ。
2006/9/1(金) 午後 9:37