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<あらすじ>
トレドの大邸宅に暮らすロベル・レガル(アントニオ・バンデラス)は、最先端のバイオ・テクノロジーを駆使した人工皮膚開発の権威としても知られている世界的な形成外科医。そんな彼の屋敷の一室には、初老のメイド、マリリア(マリサ・パレデス)の監視の下、特殊なボディ・ストッキングをまとった美女ベラ(エレナ・アナヤ)が幽閉されていた。彼女はロベルの妻ガルに瓜二つだった。しかし、実際のガルは12年前に交通事故で全身に火傷を負い、非業の死を遂げていた。以来、失意のロベルは愛する妻を救えたであろう“完璧な肌”を創り出すことに執念を燃やしていく。そして6年前、ある忌まわしき事件が、ついにロベルを狂気の行動へと駆り立ててしまうのだった。
「トーク・トゥ・ハー」「ボルベール <帰郷>」の鬼才ペドロ・アルモドバル監督が、人工皮膚研究の権威で亡き妻そっくりの美女を自宅に監禁する男を巡る衝撃の秘密を、予測不能のストーリー展開と斬新かつ色彩美溢れるヴィジュアルでミステリアスに描き出していく。
スペインの巨匠、ペドロ・アルモドバルの最新作は、「バッド・エデュケーション」以来とも言える衝撃作でした。
形成外科医の権威、ロベルは自宅の一室に一人の患者を幽閉しています。
彼女の名はベラ、見た目はロベルの妻ガルに瓜二つでした。
彼は自分の妻が事故で全身に大火傷を追ってしまい、なんとか一命を取り留めたものの移植された皮膚の見た目に絶句し、そのまま命をたってしまいます。
以降、彼は人工皮膚の開発に執念を燃やします。
ところで、このベラの正体は誰なのか?という疑問が出てくるのですが、これにはロベルの娘、ノルマの存在が絡んできます。彼女はロベル自慢の娘として育っていたのですが、母親の死を目撃してしまったところから精神不安定になり、それが痛ましい事件を招くことになります。
結局、ロベルの医療というラインをはるかに逸脱した行為は、復讐でもあり屈折した愛情表現でもあるということになります。
一方、ベラも自分のアイデンティティを守るべく、行動に出ます。
そして物語は衝撃のラストへと・・・。
題材こそインモラルなもので、手放しでおすすめしづらい作品ではありますが、それぞれのキャラクターの描き方、行動理念などが丁寧に描かれていて、人間描写に定評のある同監督作品と比較してもかなり上位にくるんではないでしょうか?
それぐらいに圧倒的な作品でした。
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本当に凄い!衝撃的作品です。地上波はもちろんテレビじゃあ上映出来ないでしょうね。言いたいけど話せない・・・DVDで観てもらうしかないっすね。
2012/9/3(月) 午後 9:22 [ みっちゃん ]
>みっちゃんさん,同監督の作品は衝撃度に比例して良作が多い印象がありますね,本作といい,「バッド・エデュケーション」や「トーク・トゥ・ハー」とか。絵画のような美しさとか巧みな人間描写とか見どころは多いのに,人に薦めづらいという・・・(^_^;)
2012/9/3(月) 午後 11:25
アルモドバルはあまり好きな監督ではないのですが、これは素晴らしかったです!絶賛映画なんですが、そのノリで人に勧めたら、勧めた私が変態だと思われそうで、勧めにくいですね(^^;
TBお願いします。
2013/8/8(木) 午後 4:56