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<あらすじ>
ニューオーリンズの高校教師ウィル(ニコラス・ケイジ)は、愛する妻ローラ(ジャニュアリー・ジョーンズ)と平凡ながらも幸せな毎日を送っていた。そんなある日、ローラが何者かに暴行され、重傷を負って病院に運ばれる。突然の悲劇に激しく動揺するウィル。するとそこへ謎の男サイモン(ガイ・ピアース)が近づき、代わりに犯人を殺してやると代理殺人の契約を持ちかけてくる。代金は不要で、後で簡単な頼みを引き受けてくれればいいというものだった。逡巡の末に、その提案を受け入れてしまうウィルだったが…。
平凡な高校教師が妻の復讐のために陰の組織に加担していくことになる様を描いたサスペンス・アクション。
監督は「世界最速のインディアン」「バンク・ジョブ」のロジャー・ドナルドソン。
愛するものが危害を加えられた時、あなたならどうしますか?
もちろん警察の捜査によって犯人が捕らえられ、しかるべき処罰を受けるのを願うというのが普通の考え方でしょう。
しかし、犯人は本当に捕まるのか?捕まったとしても不十分な刑罰しか与えられないのではないか?
このような問題は日本でも多々見られるのが現状です。
そんな時、声をかけてきたのが復讐代行屋とも言うべき謎の組織の男サイモン。
彼は犯人を代理で殺すことを持ちかけます。代償は後で簡単な頼みを引き受けるだけで良いとのことで、葛藤の末にサイモンの申し出を受け入れてしまいます。
後日、妻を暴行した犯人が何者かに殺害されたというニュースを見て、復讐は達成されたかに思いましたが、ウィルはそれ以上に不安につきまとわれます。
はたして、サイモンから仕事の手伝いの依頼が来ると、当初は単純な連絡役とかの役回りだったものが徐々にエスカレートしていき、ついには殺人容疑で逮捕される羽目になってしまいます。
ウィルはその危機から逃れるために、この組織の秘密を探ろうとしますが・・・。
この序盤から中盤にかけてのサスペンス調の盛り上げ方はとても良い印象でした。
得体のしれない組織と、どこか不穏な空気漂うニューオリンズという土地柄も相まって、緊張感を高めてくれます。
ただ、この組織は結局のところ事件の被害者や関係者に代理殺人を行わせることで、世界を浄化しようという発想からなっているのですが、ウィルはじめ善良な一般市民に殺人を犯させるというのには無理がありそうです。
よしんば自分が直接恨みを抱いている相手ならまだしも、何らかの事件の犯人とはいえ自分とは直接関係のない人に手を下させようとするのですから。
そういえば「運命のボタン」という映画で、そのボタンを押せば大金が手に入る代わりに、どこかで自分とは無関係な人が死ぬという究極の選択もありましたが、他者の死なら無頓着で罪の意識もないということなのかしら?
最終的にウィルも普通にアクションをこなしてて、それこそその筋のプロであろう組織相手に真っ向から戦えてしまうのも残念なところ。まあニコラス・ケイジだしね・・・。
もっと何気ない行為が無関係な犯罪者を死に追いやるみたいな設定だったら良かったかと思います。
車のブレーキに細工をするとか、そういうたぐいの。
ちょっと非現実な話になりすぎたところがもったいないですね。
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