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大変長らく更新をサボっていましたが、さすがにこれはアップしないと!
ということで、年に一度の映画の祭典、アカデミー賞の全部門受賞予想です!
ちなみに昨年は24部門中15部門的中(主要部門は8部門中7部門的中)という結果でした。
主要部門は割と本命サイドが受賞したのもありましたが、まあまあの的中率でした。
さて、今年はどうでしょう?
まずは、音楽部門、その他編から。
自分の本命には★印をつけています。
作曲賞[Music (original score)]
ダリオ・マリアネッリ「Anna Karenina/アンナ・カレーニナ」
アレクサンドル・デスプラ「Argo/アルゴ」
★マイケル・ダナ「Life of Pi/ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
ジョン・ウィリアムズ「Lincoln/リンカーン」
トマス・ニューマン「Skyfall/007 スカイフォール」
いきなり難解・・・。
幻想的な映像にマッチした音楽を作曲した「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のマイケル・ダナを本命にします。作品とも相まって非常に印象的な音楽でしたし、豊富なキャリアの割に初ノミネートと受賞資格も十分。
対抗は「アルゴ」のアレクサンドル・デスプラ。本作は作品賞で大本命ということもあり、作品の勢いによっては受賞も大いにありえます。デスプラ自身は5度目のノミネート(受賞はなし)、さらに今年は同じく作品賞候補の「ゼロ・ダーク・サーティ」や話題作の「ムーンライズ・キングダム」の音楽も担当しており、追い風には乗っている印象ですね。ただ、この3作とも鑑賞していますが「アルゴ」の音楽が一番記憶に無い・・・。
ノミネート数で言えば「リンカーン」のジョン・ウィリアムズは47度目のノミネート(うち受賞2回)と他を圧倒していますが、それならば「007 スカイフォール」のトーマス・ニューマン(10回ノミネート、受賞なし)にあげたいという気持ちが働くかも。「アンナ・カレーニナ」のダリオ・マリアネッリは、2007年に「つぐない」で受賞済みなので、ここはないか。
オリジナル歌曲賞[Music (original song)]
“Before My Time”「Chasing Ice」
“Everybody Needs a Best Friend”「Ted/テッド」
“Pi's Lullaby”「Life of Pi/ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」
★“Skyfall”「Skyfall/007 スカイフォール」
“Suddenly”「Les Miserables/レ・ミゼラブル」
ここはグラミー賞受賞歌手アデルの歌う“Skyfall”(「007 スカイフォール」)か。
マンネリ化しつつあった同シリーズのリブート的な作品に位置づけられる本作の中でも映画の雰囲気とマッチした主題歌は印象的でした。
とはいえ他も侮れません。全編を通じてミュージカル仕様の「レ・ミゼラブル」の“Suddenly”は本作を代表する曲の一つですし、「ライフ・オブ・パイ〜」の“Pi's Lullaby”は上記の作曲賞と同様にW受賞も狙えるかもしれません。
「テッド」の“Everybody Needs a Best Friend”は今年のアカデミー賞授賞式のホスト、セス・マクファーレンが作詞で歌うのがノラ・ジョーンズで映画の本編ではライブで歌うシーンもありと受賞する背景は整っています。
「Chasing Ice」の“Before My Time”も曲は非常に良かったですが、作品自体がドキュメンタリー賞にノミネートされていないことはマイナスか。
ドキュメンタリー賞[Documentary Feature]
「5 Broken Cameras/壊された5つのカメラ」
「The Gatekeepers」
「How to Survive a Plague」
★「Searching for Sugar Man/シュガーマン 奇跡に愛された男」
「The Invisible War」
順に、パレスチナ問題、イスラエル諜報機関インタビュー、エイズ問題、音楽ドキュメンタリー、米軍内レイプ問題を扱った内容となっています。
本命は、「Searching for Sugar Man/シュガーマン 奇跡に愛された男」。
音楽ドキュメンタリーは過去に「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」など話題にはなっても受賞には至らないケースが多いですが、本作は、アメリカでは鳴かず飛ばずのアーティストが南アフリカで大ヒットを遂げ、アパルトヘイト撤廃運動におけるアンセムとして支持されるというもので、政治的な要素も含みつつ、音楽の持つ力を表現しているということも評価されるのではないでしょうか?すでに多くの映画賞を受賞しているのも強み。
対抗は、「How to Survive a Plague」。今なお根強く残るエイズ問題の黎明期にスポットを当てています。
ドキュメンタリー短編賞[Documentary Short Subject]
「Inocente」
「Kings Point」
「Mondays at Racine」
★「Open Heart」
「Redemption」
こちらも順に、画家志望の不法移民ホームレス、リゾート地のコミュニティにおける高齢化問題、ガン患者に店を開放する美容サロン、ルワンダの医療問題、空き缶、空き瓶拾いの業者、とバラエティーに富んだ内容です。
この部門は海外の社会問題にスポットを当てた作品の受賞が近年多くなっていることから、「Open Heart」と予想。
それ以外では、テーマが独特な「Mondays at Racine」や「Redemption」が対抗。
実写短編賞[Live Action Short Film]
「Asad」
★「Buzkashi Boys」
「Curfew」
「Death of a Shadow (Dood van een Schaduw)」
「Henry」
「Asad」は戦争被害を受けたソマリアの少年が、海賊として生きるか、漁師として生きるかの選択をする作品。
「Buzkashi Boys」はアフガニスタンの少年が、自分たちの境遇を抜け出し夢を追い求めるという作品。。
「Curfew」は自殺志願の麻薬常習者の姉から預かった少女との交流を描いた作品。
「Death of a Shadow〜」は死んだ兵士が生前に会った少女を探しさまよう姿を描いた作品。
「Henry」はピアニストが自分の愛する女性の失踪を機に自分の人生にくだされた審判を知るという作品。
これまたバラエティーに富んだラインナップですが、本命は「Buzkashi Boys」にします。
アメリカからテロ国家とみなされた国で少年たちが夢を追うという未来を描いたストーリーは評価されるのではないでしょうか?対抗は、「Asad」。こちらも戦争を機に少年が人生の選択を迫られるというストーリーがインパクトがありそう。
長編アニメ賞[Animated Feature Film]
「Brave/メリダとおそろしの森」
「Frankenweenie/フランケンウィニー」
「ParaNorman/パラノーマン ブライス・ホローの謎」
「The Pirates! Band of Misfits」
★「Wreck-It Ralph/シュガー・ラッシュ」
ここは本音を言えばティム・バートン監督の「フランケンウィニー」を推したいところなのだけれど、「メリダとおそろしの森」と「シュガー・ラッシュ」の一騎打ちでしょう。
本命は後者にします。題材が、TVゲームで悪役を演じることに嫌気のさしたラルフが別のゲームでヒーローになるというファンタジーの要素がありながらいかにも現代的で斬新な作品ということで。
「メリダとおそろしの森」は良くも悪くもオーソドックスな作品に留まっている印象を受けたので、純粋に比較した場合は「シュガー・ラッシュ」の方が高評価になるかと。
対抗は「メリダとおそろしの森」。ゴールデングローブ賞では「シュガー・ラッシュ」をおさえての受賞をしていますが、これは去年も同様(ゴールデングローブ賞は「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」、アカデミー賞は「ランゴ」)と考えると、今年は「シュガー・ラッシュ」の方に軍配かと。
アニメーション短編賞[Animated Short Film]
「Adam and Dog」
「Fresh Guacamole」
「Head Over Heels」
「Maggie Simpson in "The Longest Daycare"」
★「Paperman」
ここは、ディズニーが送り込んできた「Paperman」(邦題は「紙ひこうき」)が頭一つ抜けている印象です。
モノクロ、セリフ無しの6分少々の作品ですが、3DCG技術に2Dのドローイングという新旧の技術を重ねあわせて紡いだファンタジーは技術的にも作品の質としても高評価されるのではないでしょうか。
ディズニーと言えば常連という印象ですが、短編部門では、ピクサー作品を除くと1970年に受賞して以来だとか。
対抗は、夫婦が天井と床に分かれて別居生活をするという奇想天外な設定の「Head Over Heels」。
外国語映画賞[Foreign Language Film]
★「Amour/愛、アムール」(オーストリア)
「Kon-Tiki」(ノルウェー)
「No」(チリ)
「A Royal Affair/ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」(デンマーク)
「War Witch/魔女と呼ばれた少女」(カナダ)
ここは、大本命、「Amour/愛、アムール」で間違いないでしょう。
唯一作品賞にもノミネートされているので、ここで受賞しなかった場合、作品賞のノミネート自体に疑問がついてしまいます。作品賞にも同時ノミネートされた外国語映画は過去に3本(「Z」「ライフ・イズ・ビューティフル」「グリーン・デスティニー」)ありますが、いずれも外国語映画賞は受賞していることを考えても妥当に決まるかと。
しかも、最大の対抗馬とされていた「最強のふたり」がノミネートされなかったことからもほぼオスカーは手中に収めたといっても過言ではないでしょう。
次の記事では主に技術系部門の予想をお送りします。
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