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引き続き『ドイツ文学案内』を読んでいる

そのなかで

ルターが聖書をドイツ語訳したことが

歴史的にいかに重要な出来事であったか

知ることになった。

通りいっぺんに「宗教改革」としてみただけでは

ルターの改革の本当の意義は見えないのだ。

ドイツは当時、イギリスやフランスなどに比べれば政治や文化の面で遅れをとっていた

ドイツは貴族や諸侯の縛りが強く

文学もラテン語出かかれたものが中心であった

換言すれば一定の階級の人々によってのみ

政治も文化も担われており

これはいち早く無血革命を成功させたイギリスなどとは対照的である

ルターがドイツ語訳の聖書を完成させたということは

キリスト教という普遍宗教が依るところの聖典を

一般の人々が理解できる言葉によって書くことで

一つには「ドイツ語」という統一的言語を完成させたのであり

それとともに文学ないし文化全般が限られた少数の知識階級の手を離れて

広く一般の人々に開かれたということを意味するのである

多くの人によって担われる文化は繁栄するということを

この事実は示している。


翻って現在の日本の現代詩の分野について

言及してみたいと思う

現在詩の分野は、一般人には到底理解できないような言語コードによって

占められている。

吉本隆明は、ある現代詩の初心者むけの詩論のなかで

詩の内容がわからなければ、その詩はそのひとにとってそれまでのものであり

わかる部分だけを楽しめばいいのだ

という意味のことを述べている


私はそのような立場を踏襲して

大衆的風潮におもねることなく

谷川俊太郎氏の言葉を借りれば「意味ありげな」ものを保持しながら

昨夏の終わりから晩秋までの期間を集中的に詩作に費やした。

私の詩作は詩的言語から大分距離の離れた、比較的日常の言語に近い部分が

多くを占めている

詩は一回限りで終わってしまうのではなく

繰り返し読む中に詩の真意が見えるようなものを書きたいと思っていた

であるから、初めて読む人にとっては困惑しか生まないような表現であっても

逆にそれであるがゆえに、詩としては成功できるのではないかと思っていた節がある

しかし、それはすぐに忘れ去られてしまう危険性もはらんでいる

人々は難解な詩よりもポップスなどの理解可能な「詞」に接近していくし

現代詩は音楽や絵画、彫刻などの他の芸術分野に比べると

いささか弱い土台の上に意味のわからない言葉のまぜこぜを

作り出しているにすぎないように思われる


私はそれを避けるために別のアプローチ

自由詩でありながらも比較的韻律を多く取り入れた形態の詩を

書くのを好んでいる

島崎藤村など日本の詩人の先駆であるような人が残した

美しい七五調の音楽を

それを自由詩における束縛の象徴のようにして扱うのではなく

純粋に詩の音楽性として楽しみたいと思うのである。

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島崎藤村とシェイクスピアの深い関係が明らかに なりました!藤村にご関心ある人も、シェイクス ピアにご関心ある人も大きな驚きと楽しみをご発 見になることと思われます。知的好奇心のある方 は是非お出かけ下さい。

2007/2/2(金) 午後 2:29 [ シェイクスピア美術館 ]

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