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 券があったので「大決戦!超ウルトラ8兄弟」を見た。もう上映は終わろうとする時期にきているからか閑散としていた。

 結論から言うと最悪だった。お祭り映画と割り切って見ても残念。ウルトラマンメビウスが主役の前作映画(これはDVDで見た)が割とよく出来ていたのでついつい比較してしまう。

 オープニングから?の連続。おいおい、真空管のTVはそんなにすぐにつかへんぞ!とまぁ細かい所は無視するとしても・・・

 前作は心に傷を負った少年との絆を軸に話を展開し、並行するTVシリーズと矛盾することなく作品のテーマをシンプルに表現できていた。他の隊員の活躍が皆無なのはTV番組としては理屈に合わないが映画単品としては数人のキャストに集中できて結果的に良かったと思う。

 が、今回は設定に無理があるうえに人数も含めて色々と話を詰め込みすぎ。全体の流れにメリハリが無く散漫。盛り上がるところの入れ方もヘタ。
 映画館で「もう帰る」「まだ終わらへんの?」と小さな子供の声が聞こえてくる。
 大人でも辛いよ、これは・・・正直途中で帰ってもよかった。いや、途中で帰ってたらこれは書いてないか。

 対象とする子供達にパラレルワールドの概念を理解してもらうのは難しいだろう。一度ULTRASEVEN-Xで挑戦してるが、あれは大人向けの作品。

 ツッコミどころ満載。ゲスラの弱点を教えるんやったらヒッポリト星人にブロンズ像にされるリスクもついでに教えたれよ、避難勧告出てるのに彼女を避難させず淡々と夢を語るなよ・・・とか。もう群衆の面々さえも悲しんでるのか楽しんでるのかどっちやねんと、冷めた目で見てしまう。

 並行する別の世界でウルトラマンである事を自身で受け入れる流れも強引すぎる。
 昭和のウルトラマンが人間体の時点で突発的な状況に見せた驚異的な身体能力のシーン。後のウルトラマン探しのきっかけにする為だけに入れた無理やり感が伝わってくる。子供達を助けた本人達は平然としてるし。

 ラスト2回の戦いも一本調子で工夫も緊迫感も無い。赤い靴の少女や闇の人物もうやむやにされている。敵を倒した後のエピソードはもうコメントすらできない。夢をつかんだところで切ったほうがよかった。

 お祭り映画とはいえ昭和世代も狙っているのなら大人も素直に(笑)楽しめる脚本にしてほしかった。とても”あの”脚本家とは思えない。横浜市とズブズブな印象も前作が控えめだっただけにやらしいわ。

 偉そうに書いてるけど、ほんだらお前が撮ったらええのんできるんか!?って言われたら困るので良かった所も書いておこう。

・北斗は今でもトラックの運転が上手い
・南の若かりし頃はやっぱりかわいく、今でも綺麗に年を重ねている
・ウルトラ兄弟合わせ技のアイスラッガーはかっこいい

(これだけかい!)


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