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さてもさて、遅ればせながらの6月の見逃せない舞台とは?
1:まずは敗戦の廃墟の中で闘わされるディスカッション劇『廃墟』(作・三好十郎、演出・鵜山仁、劇団文化座+劇団東演、東演パラータ、6月23日まで)だ。
三好十郎が渾身の力を振り絞って描いた戦争責任論。
そして、敗戦後日本の未来を問う力作だ。
エセ・ナショナリスト安倍政権のいま、安保法制の危うさを射抜く舞台となるか。
新劇の底力が試されるものになるだろう。
ただし、内容はかなりしつこい。
三好の「粘着質」全開の戯曲だ。
2:とんがりつづける流山児★事務所が放つ『新・殺人狂時代』(作・鐘下辰男、演出・日澤雄介、6月24〜28日、下北沢ザ・スズナリ)も見逃せない1作だ。
3・11以後の混迷する時代=いまそのものを俎上に、「13人の怒れる男たち」が繰り広げるハードボイルド。
震災で閉ざされた空間。
そこに閉じ込められた男たちの生死を賭けた闘いが始まる。
国とは?
原発とは?
戦後とは?
国会での党首討論など吹っ飛ぶような熾烈なバトルが展開するはずだ。
戦後から現在に至るこの国を総括する舞台になるかも。
出演するのは、劇団チョコレート・温泉ドラゴン・モダンスイマーズ・サスペンデッズなどの主力俳優たち。
作・演出も含め、熱い舞台となることは間違いない。
三好の『廃墟』と見比べるとより刺激的なものになるだろう!
舞台上の問いはそのまま観客である我々に突きつけられる。
新劇VS小劇場。
いまを撃つのはどれか。
以上2本。
「6月の掉尾を飾る舞台になるに違いない」
とケンさんは思っている。
しかして、その結果は?!
ナム。
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