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今日8月20日は、リオ・ライザーの命日です・・・。 今年の1月下旬、〜リオの魂を求めて〜と勝手に題した(笑)ドイツ旅行に行ってきました。 はじめての海外個人旅行♪ やはりその目的地には、リオが失望を抱えつつも愛しつづけた祖国ドイツしかないっ!と私の中で決めていたのです。 リオの音楽を聴くということは、リオという人間を感じることであり、それは私にとって自分自身を投影する行為でもあるのです。 ですから、リオを感じる旅は、自分を見つめ直す旅でもあり、現在の自分に1つの心の区切りをつけるための旅でもありました。 な〜んて、大げさな言い回ししてますが、ただ単純に楽しかったって思い出の方が多いんですけどね(笑)。 今回の日程は、休暇が取りやすい時期と「Jan Plewka singt Rio Reiser」のスケジュールとの兼ね合いで決めたものだったのですが、偶然にもRio Reiser Hausの売却に伴い、リオのお墓がベルリンに移転する、まさにギリギリセ〜フのタイミングだったのです!! 新たな買い手さまは、青少年関係の施設をつくる予定とのことで、完成のあかつきには、「リオの巡礼者はお断り!」とキッパリ明言しておりましたので、リオが最期を迎えた地、Fresenhagenを訪れることは、もはやできなくなってしまうところでした。 う〜ん、コレはきっとリオが私を呼んでくれたのね〜♪(←出ました、得意の妄想) 売買契約成立後、Rio Reiser Hausが一体どんな状況になってるのか、旅行前にあちこち問い合わせてみたものの、返答ナシ・・・。 リオ関連のファンサイトを運営してらっしゃる方が、売却反対を唱えていたので、メールしてみたところ、「元TSSのメンバー(←誰かは不明)に連絡とって訊いてみる」と言ってくださり、期待していたのですが、それっきりお返事は来ませんでした(涙)。 というワケで、せっかく行っても、立ち入り禁止のテープとか貼ってあったらどうしよう〜という不安にまみれつつ、現地へと向かったのでありました。 鉄道で田舎をず〜っと通り過ぎて、Niebüllにて下車。 駅前でタクシーに乗り、運転手さんに「Rio Reiser Hausへ行きたいんですけど」って告げると、地図を見せるまでもなく、すぐにわかりました。 おおよそ20分くらいだったかな。 大きめの通りから外れたんで、これから何もない道をひたすら走るのね〜と想像してたら、「ここだよ」と思いのほかあっさり到着。 運転手さんに待ってもらう間、退屈させたら悪いと思って、入国の手荷物検査で怪訝な顔されながらも、無理矢理(?)持ち込んだ水ようかんを「日本のスイーツです」と言って渡したら、「僕にかい?」とビックリして、とても喜んでくれました。 写真や映像で見ていたのとまったく同じ光景を目の当たりにして、私の胸にこみ上げてきたのは、感動?切なさ?喜び?白昼夢?いや違うよなぁ、とにかく日本語の語彙には存在しない、ものすご〜く複雑な感情でした。 裏手に回ったミー五郎が、「お墓、あったよ!」と興奮気味に手招きしたので、走って行ってみると、リンゴの木(だったと思う)に下げられた洋風風鈴のかすかな神秘的音色に包まれて、静かに、本当に静かに、リオが眠っていました。 やっと会えた・・・。 そのとき私は、確かにリオを感じた・・・ような気がしました。 コレは私たちが撮った写真なんですけど、オフィシャルサイトの掲載写真と間違い探しかぁ〜?!ってなくらいにソックリ〜。枯れ葉の位置まで(笑)。 ここには映ってませんが、まだ新しい花束も供えられていました。 と、そのとき、向こうから金髪の青年が近づいてくるではありませんかぁ〜!! ヤバい、見つかっちゃったよ。ちょっとだけ、お参りさせて〜。 すがるような気持ちでドギマギしてると、その青年は立ち止り、私たちにニッコリ微笑みかけながら・・・ 「Can I help you?」 意表を突いた嬉しい展開に、全身安堵感でシビレ切り、すぐには言葉が出てきません。 シドロモドロになっていたにもかかわらず、何故か超能力的に言いたいことが通じ、「ああ、あいにくもう中には入れないんだよ。」と教えてくれました。 とても温厚で友好的な感じのイイ人♪ お墓の前で私たちの写真を撮ってくれたあと、「ちょっと待ってて」と倉庫に残っていたモノを持ってきて、「遠くから来てくれたんだから、コレあげるよ。」とこんな(↓)にいっぱい頂戴してしまいましたぁ〜♪ あふれそうになる涙をこらえつつ、ありったけのお礼を述べ、思いっきり片言のドイツ語で(汗)、「日本ではリオは有名じゃなくて残念だけど、リオの音楽は素晴らしい!!」と伝えました。 すると、唯一、そのやりとりの間だけ、彼の表情から笑顔が消え、一言、噛みしめるように「そう、リオは素晴らしい」と返ってきました。 リオの音楽を愛していることを認めるのは、普段の日常生活の中では、押し隠している「何か」をさらけ出すようなもの。 その瞬間、私は彼のホントの心をほんのちょっぴり垣間見たような気がしました。 たぶん、私の心も覗かれたかも(笑)。 併設ミュージアムの中身は、すでにベルリンに運ばれてしまっていました。 ミュージアムの再開については、全く未定とのこと。 ガラ〜ンとしたミュージアム内。あのビリヤード台だけが、寂しげに残っていました。 あまりにもいろいろ戴いてしまったので、別れ際にせめてもとお金を渡そうとしたのですが、「いいよ、いいよ。プレゼントだから。」と言って、決して受け取ってくれませんでした。 最後にもう一度、リオのお墓に手を合わせ、とめどないリオへの想いをそっと封じてから、私たちはRio Reiser Hausを後にしました。 帰りのタクシーでは、当初の見積もり額を超えそうになったら、途中でメーターを止めてくれるというありがたい配慮も〜。 異国の地での親切ほど身に沁みるものはありません。 ドイツの皆さん、本当に本当にどうもありがとう〜♪ おかげで、私たちの最大の目的を最高の形で達成することができました!! リオの曲を聴きながら、この記事を書いてる最中、特に心に響いた1曲をリンクしておきますね〜♪(ホントは「Eislied」にしたかったんだけど、You Tubeで見つからず・・・。) → 「Zu Hause」(←ちょうどRio Reiser Hausの映像です♪) あのとき、あそこにリオの魂が存在した・・・私は今でもそう信じています。(クロム)
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