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(前記事からのつづき)
そして、いよいよSielun Veljetの登場を待つばかりに・・・。
22時半を回ってるというのに、外はまだ明るいです。
ミー五郎の隣では、一見ロックとは無縁な雰囲気の年配の女性が持参の椅子に座って待機しており、さらにその向こう側にも明らかに現役時代のファンと思われる男性がいらっしゃいました。
そのような方々にも最前列を陣取らせるとは、Sielun Veljetがいかに特別な存在だったのかを物語っているかのようです。
オマケに、こうしてナゾのアジア人までいるし〜(笑)。
定刻が迫るにつれ、手拍子や歓声が何度も何度も巻き起こり・・・ああ、この開演直前の革命前夜みたいな空気感、コレがまたライヴの醍醐味なんですよね〜。
まずは取材陣たちが入場。
フィンランド中のプレスが全員集合したんじゃないのぉ〜ってくらいのスゴい数!
中には、当時のトレードマークだったあのチョンマゲ風ヘアーのコスプレをしてる女性カメラマンも〜(笑)。
そして、そして!!予定からちょっと遅れた23時近く、司会者の紹介に引き続き、♪ハァッ、ハァッ、ハァッ、・・・と喘ぎ声が会場内に響き渡り・・・つ、つ、ついに奇跡が起こるぅ〜〜〜!!!
メンバーがステージに姿を現したとき、私はもう息をするのを忘れないようにするのが精一杯・・・。
オープニングは 「Lapset」。
今でもYou Tubeで見るたびに、ドラムが入る瞬間、あの日の想い出がリアルに甦り、心臓が真っ二つに分裂しそうになってしまうのです。
ナマで見るアランコ様、カ・・・ッ・・・コ・・・良・・・す・・・ぎ・・・る・・・!!!!!
お顔がハンサムだとか、スタイルがバツグンだとか(←腹出しルックがこんなにキマる50歳がこの世に居ていいのかぁ〜?!)、お声が「魔声」だとか、そういった次元の問題じゃなく、人間としての存在そのものが、果てしなくカッコイイ〜〜♪
思わず言葉を失ない・・・と言いたいところですが、実際にはアンプを介したかのごとき大絶叫〜、フュ〜!!!キャ〜!!!
完全無欠に限りなく近いアランコ様の唯一の弱点、ユッカとの髪の毛のボリュームの差は、この日はあまり目立ちませんでした(笑)。
2曲目に新曲をササッと片づけたあとは、ひたすらあのSielun Veljetワールドへダ〜イヴ!!
確かに見た目はそれなりにお年を召されているし、さすがにカオティックな激しいステージアクトはみられないものの、信じられないほどの圧倒的なテンションです。
20年というギャップを全く感じさせない、今、私の目の前にいるのは、まぎれもない全盛期のSielun Veljet!!
8月に入ってからは、いろいろ予定がおありのアランコ様ですが、イロサーリの前はほとんどライヴは入ってらっしゃらなかったご様子。
Sielun Veljetの再結成に精神を集中させていらしたのでしょうか?
さもなければ、決して到達しえない境地です。
アランコ様の尋常ならぬプロ意識にただただ敬服するばかり・・・。
その後のセットリスト、よく覚えてません(汗)。
たぶん、そのうちCDかDVDが出ると思うので、というか出てもらわなきゃ、私死んじゃいそうなので、それに期待します♪
とにかく、Sielun Veljetの本質を堂々と体現する真剣勝負的な選曲&曲順だったことだけは確かです。
「Aina nälkä」とか、 「Ikävä」とか、メチャワヤ燃えたわ〜♪
アランコ様は現在に至るまで、ご自身の過去の曲をいつもとても新鮮に演奏し続けていらっしゃいます。
すべての創作活動において、それだけ自分自身が納得のいく仕事をなさってきたという証でしょう。
ところで、Sielun Veljetはライティングが凝ってることでも有名だったらしいのですが、途中で後ろで映像を映し出していたスクリーンがバサッと落っこちました。
私はそういうシナリオなんだろうと思って見てたんですけど、ミー五郎はアクシデントだととらえています。真偽のほどやいかに(笑)?!
写真撮影OKだったんで、ミー五郎がいっぱい撮ってくれたんだけど、大半がブレまくってるという・・・(笑)。
アランコ様&ユッカの究極お気に入りショット♪ 自家製ブロマイドにしたいわ〜!!
ああ、アランコ様と同じ時と空間を共有しているという至福の喜び♪
どうでもいいことの1つ1つまでもが、私の胸に深く深く刻み込まれているのです。
「Elintaso」のとき、完璧なパフォーマンスには、まずは足元の安定が肝心と言わんばかりに、しっかりと靴ヒモを結んでおられるお姿、 「Säkenöivä Voima」(←4分以降)の出だしでベルトをいじっておられましたが、まさかゴバちゃん(←脱ぐことで有名)でもありますまい、それ以上のことは何も起こらなかったこと(笑)・・・etc、etc
「Säkenöivä Voima」は、Sielun Veljetを象徴するような1曲で、本来メンバー3人がステージ上を奔放に練り回る曲(→ 昔のライヴ映像)だったんですけど、アランコ様とユッカが懸命に阿波踊りを踊ってる一方で、ヨウコだけは何だか景品目当てでとりあえず輪に並んでるだけのやる気のない盆踊り状態。テレちゃダメじゃないのさ〜!ただ1人の40代なのに〜(笑)。
何もかもがヤマ場だったけど、とりわけ私をブッ壊してくれたのは、何と言ってもコレ、 「On Mulla Unelma」!!!
今からちょうど1年前、Sielun VeljetのDVDで見た、この曲の英語ヴァージョン「I have a Dream」のライヴによって、私のアランコ様人生がスタートしたのでした・・・。
出だしのセリフで「境界のない自由な世界、美しい言葉だろ?」ってな箇所があって、そこの部分を英語では「No Checkpoint Charlie〜」って歌ってるんですけど、そんな曲をですね、ソビエト崩壊前夜のモスクワで、観客のコ〜フンを恐れてか、客電を落としてくれないステージをヤンチャな顔して所狭しと走り回り、客席に身を投げ出し、容赦なきパワー全開でやってのけたんですよ〜。
ピストルズを知らない人に、「コレがピストルズだよ〜」ってウソついたら、きっと「マジ、ピストルズってスゲェ〜!」って本気にするに違いないようなパフォーマンス(笑)! → 当時の映像の一部
(ただし、アランコ様のクレイジーさは、常に理性でコントロールされています。)
さらに、国旗やライオンを冒涜するような歌詞のため、フィンランド国内でも物議を醸し出したという1曲なのです。
Sielun Veljet解散後、アランコ様がこの曲をやってらっしゃるのを私は見たことがなかったので、若気の至りとして封印されちゃったのかしら〜んなどと、ちょっぴり心配してたんですけど、そうだよねぇ〜、やっぱコレがないとねっ!!
1分34秒あたり、大事なトコで、ユッカが思いっきりギター、ミスっちゃって、アランコ様が一瞬素に戻られたのも、イイ思い出だね♪ (ユッカ、どんまい!)
3分20秒あたりで走るマネをしてらっしゃるアランコ様がお茶目ちゃ〜ん♪(←この間奏フレーズのときに、ステージを駆け回る曲なんです。)
このあと、東日本大震災のチャリティーコンサートのときにもやってた 「Laulu」にて、しっとり締めくくって本編終了。
およそ1時間半にわたり、MCナシのブッ通し全力疾走〜!
しかも、アランコ様、全然息が上がってないのよぉ〜!! あり得ないわ・・・。
普段から相当鍛えてらっしゃるのでしょうか。アランコ様の自己管理能力に敬礼っ!
そして、1回目のアンコールは、 「Rakkaudesta」、 「Kanoottilaulu」、 「Peltirumpu」
うぎゅ〜、ニクイわぁ〜、こんな代表曲、とっておいたのねぇ〜!!
個人的には「Kuka teki huorin」が、ものすご〜く聴きたかったんですけど、これ以上何か望もうものなら、バチ当たって、ムーミンにかじられて死にそうなのでやめときます(笑)。
と、そのとき、トランス状態の私に向かって、利用できるサービスは何でも利用しようとする貧乏症のミー五郎が、わざわざ警備員から水をもらって差し出してくるじゃありませんかぁ〜。
私はね、まばたきすら惜しんでアランコ様(&ときどきユッカ)を見つめてるんだからさぁ〜!
2回目のアンコールは、 「Huda Huda」(←Tuomari Nurmioのカヴァー)でノリノリロケンロ〜♪
キャ〜!花火上がったよ〜♪ 花火の上がるコンサートは、私の長年の憧れだったのよぉ〜!!(←オメガのDVDに影響されたもんで。)
こうして、私の魂もフィンランドの夏の夜空へと舞い上がったまま、いまだに日本に戻ってきてくれないのでありました・・・(笑)。
もうもう客席中大合唱の嵐〜♪
もちろんミー五郎も一緒に歌っていたのですが、あとで訊いてみたら案の定、「Huda Huda」じゃなく、「ウラウラ〜♪」と独り叫んでいたそうです(笑)。
この世界ロック史に残る貴重な一夜に、自分自身も参加できたというこの上ないシアワセに何度も何度も感謝しながら、ステージを去っていく4人の姿を見送りました。
またしても、1億デシベルの絶叫とともに(笑)。
(つづく)
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