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全国の女性を義理チョコの気遣いから解放してくれる休日のバレンタイン・デー、こんな時期になって、ようやく今年初の更新で〜す♪ 毎度つくづく感じるのですが、日本ではあまり積極的に紹介されることのない非英語圏のアーティストの中には、本当に素晴らしい人たちがたくさんいるんですね〜。 インターネットを通じて、自分の趣味に合った音楽を自由に探して聴ける現代のような世の中にならなければ、たぶん一生知らずに終わったであろう数々の運命的な出会いに感謝〜!! 今日はその中でも、ひと際鮮烈なインパクトを放つSSW、Valeriu Sterianをピックアップしたいと思います。 昨年末の09年私的ベストリリースでも取り上げたルーマニアのロック&フォークのオムニバスDVDで、反戦歌「Antirazboinica」を真摯に歌うValiに、私は一目で激しく胸を撃たれて(←まさに「打たれて」以上に!)しまったのです・・・。 Valiは反体制シンガーとして有名な人で、実際彼の代表曲の1つ、「Nopti」は1989年のルーマニアの反共産主義革命を象徴する曲となったそうです。 こんな風に書くと、「反逆の音楽」というイメージばかりが強くなってしまうかもしれませんが、私の心をモーレツに突き動かすのは、さまざまな想いを抱えながら、自分の力だけではどうしようもない厳しい現実に真剣に直面している、そのいたいけな姿なんですよ〜。それは形を変えて、私たちの一見平穏に見える日常生活の中にも潜んでいる、生きるうえで避けて通ることのできない普遍的な課題のようにも思えてくるのです。 彼の音楽には、深い悲しみの中にあっても、決して失われることのない真っすぐな意志を感じます。もちろん、そういうタイプの曲だけじゃなくて、もっと明るめの雰囲気の曲やロック色が強くなった時期なんかもあるんですけど、どんな曲を歌ってもValiはホントに良いっ♪ 一貫した彼の人間性が伝わってきます。 彼は99年に飲酒運転で2名の死者を出す交通事故を起こし、翌2000年に癌で亡くなるという悲しい最期を遂げたのですが、興味深いのは98年のラストアルバム「Rugă」における変化。それまでとは一味違った静けさをたたえ、まるで自身の死を予見しているかのようです。 そして、さらにミステリアスな出来事発生〜!今、この記事を書いてる最中、途中でYou Tubeのウィンドウを閉じたにもかかわらず、ナント彼の曲が最後まで流れ続けていたんですよ〜!あり得ますか、そんなことって??? やっぱりValiの魂には特別な力があるのかなぁ・・・。 残念ながら、Valiのアルバムは本国でもすべて廃盤のようです。 とりあえず、ネットでひと通りの音源だけは拾えたものの、今だに1枚もCDは入手できてないんですよ〜(涙)。画像の2000年リリースのベスト盤CDを激WANT〜!!!(何枚かのLPはプレミアなしで買えますが。) 現代のルーマニアでは、もはやValiのような音楽は必要とされていないのでしょうか? 日本でも最近は、あえて感情を押し殺したような乾いた音楽がウケる傾向がありますよね。自分の心をなるべく見つめないようにしなければ、生きにくい世の中になっているのかもしれませんね・・・。 |

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