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「・・・兄さま、今日も平和ですね。」
「そうであるな。」
ある日の午後、スイスとリヒテンシュタインは高原でのんびりとしていました。
「・・・ふぁ。」
「どうしたのであるか?」
「いえ、あまりに暖かいのでついうとうとしてしまいました。」
リヒテンシュタインは恥ずかしそうに言いました。
そんなリヒテンシュタインを見て、スイスはほほえましく思いました。
「そんなに眠いのなら少し休むといいのである。」
「いっいえ!そんな・・・!」
全力で否定してみたものの、リヒテンシュタインは眠くてしかたがありません。
空を眺めてぼぅ、としているうちに眠ってしまいました。
ふと目を覚ますと、そこはすっかり夕暮れに染まったいつもの高原でした。
長い間眠っていたことに気づいたリヒテンシュタインは、慌ててスイスを探します。
しかし、どこを探してもスイスは見つかりません。
「兄さまー!どこですかー!」
大声で叫んでも返事はなく、ただ風がざわざわと鳴っているだけです。
リヒテンシュタインは座って考えました。
もしかしたら帰ってしまったのかもしれない。
自分があまりにも眠り込んでしまったから、呆れて・・・。
でも、スイスがそんなことをしないということはリヒテンシュタインが一番よく知っています。
しばらく経って、少し悲しくなってきたときでした。
「・・・なんでしょう?」
後ろに咲いていた花が動いた気がしました。
がさがさ、と花はさらに動きます。
驚いたリヒテンシュタインが声を出すと、うさぎが飛び出てきて、
リヒテンシュタインは 驚きました。
そして、リヒテンシュタインはまた驚きました。
飛び出てきたうさぎは、なんと、服を着ていたのです。
なんの冗談のつもりなのでしょうか。
リヒテンシュタインはさっきから驚いてばかりです。
それに、服をきたうさぎなんて見たこともありません。
しかしながら、それがまた可愛らしいのです。
服を着た赤い目の白うさぎは、その目でこちらをちらりと見ると
高原を突っ切って森の中へと駆けていきました。
そのようすがまたまた可愛らしいせいで、リヒテンシュタインも、
うさぎを追いかけ森の中へと消えていきました。
「・・・どこ、に・・・・行ったので・・・しょう、か・・・?」
うさぎを追いかけて森の奥深くまで来てしまったリヒテンシュタイン。
いつもスイスに「絶対に入るのではないのであるぞ」と言われていた森。
当然、道など知るはずもありません。
それにもう道などどこにもなくなっていました。
追うことも出ること叶わない暗い森の中で
小さな少女は言い表せない不安にかられました。
「・・・兄さま。」
思わずもれた言葉。
すると、何か音がしました。
「兄さま!?」
リヒテンシュタインは驚いて振り向きましたが、そこにはなにもいません。
しかし、音はやみません。
リヒテンシュタインは怖くて怖くて仕方がありません。
そうしてきょろきょろしていると、茂みからあのうさぎが飛び出して来たではありませんか!
そして、驚くことに懐中時計で時間を見ているのです。
「まぁ、かわいらしい・・・。」
リヒテンシュタインはさきほどまでの怖さなどすっかり忘れてうさぎを眺めました。
そうやってぼうとしていると、またうさぎは走り出しました。
リヒテンシュタインは追いかけます。
今度迷ったら本当の迷子になって、この森から抜け出せなくなると思ったからです。
跳ねるうさぎと、追いかける少女。
跳ねて走って跳ねて走って跳ねて走って――――
――――たどり着いたのは木の根元。
そこにぽっかりとあいた大きな穴に、うさぎは吸い込まれていきます。
少女も(戸惑いはしましたが)吸い込まれるようにして奥へと進んでいきます。
「わぁ!!」
そして次の瞬間、少女は地の底深くへと落ちてゆくのです。
どっちが上やら下やら、むしろ上っているのではないか・・・?
少女は落ちます。
世界の反対まで落ちるような勢いでどんどん落ちていきます。
そして、終わりは唐突に訪れます。
「きゃぁ!!」
しりもちを付いたリヒテンシュタインでしたが、怪我はないようです。
見渡すとここは小部屋のようでたくさんのドアがまわりを囲んでいます。
・・・と、
今日はここまででございます。
楽しみにしてくださっていた方(居ればの問題ですが)
申し訳御座いません・・!!
また更新します!
なお、
わたしは 修正機能 で、どんどん書き込む派なので、
最新記事になっていなくても
更新されている場合があります。
ご了承ください・・・!!
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ヘタリア パロデイ
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本文の前に物語の説明です。
アリス : リヒテンシュタイン
ウサギ : スイス
マッドハッター : オーストリア
ネズミ : プロイセン
アオムシ : ドイツ
チャシャ猫 : スペイン
白の女王(王) : フランス
赤の女王 : イギリス (あえて訂正ナシでwww)
赤のジャック : アメリカ
トランプの兵 : カナダ
トランプの兵 : 香港
トランプの兵 : セーシェル
ドラゴン : イギリスの召喚獣
・・・といったメンツでアリス・イン・ワンダーランドをパクリます。
日本さんのファンの方、たいへん申し訳御座いません・・・!!
また思いついたら必ず書きます。
今日はとりあえずここまでです。
みなさん妄想で耐え忍んでください。
いろいろ同時に書いていますが、
そのせいで他の作品がだだくさにならぬように頑張ります。
応援お願いいたします。
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