とてもながい

文章をまとめる才能ないのです。今日もまたつまらないことを長々と…

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最近あまり読んでない。過去の感想だけになっちゃうのはちょと寂しい。頑張って読もう。
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『ポビーとディンガン』ベン・ライス著 訳/雨海弘美 アーティストハウス発行

オーストラリアの田舎町ライトニング・リッジはオパール鉱山のある町。
オパール採掘の夢を追いかけてこの町にやってきた父さんと、
イギリス出身で時々ホームシックにかかる母さん、
架空の友達ポビーとディンガンに夢中の妹ケリーアン。
と一緒に、現実主義でしっかり者のアシュモルは暮らしていた。
ある日、ケリーアンの架空の友達ポビーとディンガンが、
父さんのオパール採掘場で行方不明になってしまう。
その日を境に元気を無くして病気になってしまったケリーアン。
ポビーとディンガンの存在を否定していたアシュモルだが、妹の病気を治すため、
架空の友達ポビーとディンガンを探してくれるよう町中の人達に頼んだ。
やがて町の人々が行動を起こし…


この本はブックオフで買いました。
装丁の絵が可愛らしかったので一目ぼれ。
そして読んで号泣。

ケリーアンは、繊細で可愛らしい性格と外見で町の人達に愛されていました。
アシュモルもそんな妹を可愛いと思っていたと思います。
でもだからと言って、町の人達までもが、
ケリーアンの想像の友達のポビーとディンガンに向かって話しかけたり、
時にはお菓子をあげたりして、
まるでポビーとディンガンが本当にいるように接してあげていたことを、
アシュモルは納得していませんでした。
みんな「いかれてる」し、ケリーアンを「甘やかしすぎだ」と思ってました。
ケリーアンを愛する人達が認めていたポビーとディンガンの存在を
アシュモルだけは頑として認めず、彼らが本当にはいないということを
ケリーアンに言い続け、時には妹を泣かしてしまうこともありました。
アシュモルのこの気持ちよく解ります。
エキセントリックな言動をして、それでも皆に許され好かれてるなんて、
そんなのずる過ぎて羨ましすぎる。しかもそれが妹だなんて。
そんな風に思う私の心は狭いんでしょうか?
でもこれが「普通」の人間の正直な気持ちなんじゃないかなと、
私は思います。勝手に。

そんな「普通」の側のアシュモルが、妹の病気と家族の危機に直面して
あんなにも否定していたポビーとディンガンを探すという行動を起こしたことに
私はなんだかじーんとしてしまいました。
ケリーアンの繊細さや聡明さや純粋性よりも、
アシュモルの精一杯の行動のほうが、私には尊く美しいものに思えました。
もちろん、目に見えないものを信じる美しさだとか、
そういう部分にも感動しましたけど。

ラストの、1年後の町の様子もまた素敵に胸を打ちます。
良い作品だと思います。

そういえば少し前にこの作品が映画化されたようです。
もうDVDになってるのかしら…。


※以前書いたものの修正・再掲です。ごめんなさい。

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笑う大天使

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『笑う大天使』 作:川原泉 白泉社

<あらすじ>
母一人子一人のつつましい庶民生活を送っていた史緒。
しかし母が亡くなり、葬式の日に見知らぬ兄 一臣が現れたことで
史緒のこれまでの生活は一変する。
実は由緒正しい上流階級の子女であった史緒。
兄に引き取られ、無理やり転校させられたのは
良家のお嬢様が通う聖ミカエル学園。
そこは真のお嬢様方が集う「綺羅の空間」だった。
庶民育ちの史緒は当然馴染めず猫を被って過ごすことになるのだが、
自分と同じように猫を被っている少女 和音と柚子に出会う。
そして3人の猫被り学園生活が始まる…


これは漫画です。少女漫画です。
私が初めてこの漫画を読んだのは中学生位のときだったと思います。
友達に貸してもらって読んだのですが面白くて面白くて、
高校生の時にお小遣いで買いました。
それからも度々読み返している漫画ですが、
なんと映画化されていま公開中だったりします。
あいにくうちの近所の映画館ではまだやってないのですが
公開したら絶対見に行くぞ。
あ、話がそれました。

この漫画、に限らず、川原泉さんの作品は少女漫画でありながら理知的です。
少女漫画的なキラキラロマンスで陶酔的な世界を、川原泉さんは
恥じていると言うか照れてると言うか、あえてそれを避けてるというか、
少し茶化したような感じでお話を書いてる気がします。
知識も豊富な方なので、随所にそれが面白おかしく散りばめられていて
1p当たりの文字量・知識量は凄いものです。
だから少女漫画が苦手っていうような人も
この漫画なら苦痛を感じず楽しめるかもしれません。
(でも、私は川原泉さんの根っこの部分はきっとロマンチックだと思う。)

この漫画の中でもそれはいかんなく発揮されてます。
例えば、普通、庶民がお嬢様学校に行ったなら、
お嬢様たちの迫害に会うのが少女漫画の定説です(笑)。
しかしこの漫画は違います。
お嬢様たちは猫被り3人の中に自分には無い魅力を感じ
3人を学園のアイドルにまつりあげてます。
そんな感じです。
また、随所に盛込まれた笑えるエピソードの数々も、
単純に面白いというよりは、多少知識を持ってから読んだほうが
より笑えるような、そんな感じです。

ああ、好き過ぎて、上手くまとめることが出来ません。
何が言いたいんだか解りませんね。
こんなんじゃこの漫画の魅力を全然表せてないのですが、
でも面白いのでぜひ。


※今確認したらかれこれ20年近く前の作品です。
 お若い方には時代背景がちょっと微妙に掴めないかなぁ…。

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