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今回は國體と天皇陛下について御話しをさせて頂きます。
何となく思ふに天皇陛下といふ存在を國體と同義の語の様に使ふ方がおられる様に思ひます。この部分が一つの重要な部分となつていると存じます。これについて御話し致します。 まづ國體とは何か。 これは言葉としては國の体質に由来をし。意味としては万世一系の皇統とやまとことのはの言語体系を中心に構成をされた我が國固有の随神の古代精神と伝統・文化・歴史から抽出される不偏の真理の総体。 これに対し天皇陛下とは。 我が國における祭祀の主宰者であり同時に統治の主宰者でもあります。この2つが一体となって真正伝統国家である我が國は成り立ちます。ただ正確に言えば祭祀部門における祭祀主宰者は”すめらみこと”であり統治部門の統治主宰者たる”天皇”という国家機関とを兼務する過程において”すめらみこと”が国家を統治する上で就くいわば役職名なのであります。ですので天皇陛下万歳とは天皇統治の御代を称へるものであり。”すめらみこと弥栄”とは天皇祭祀の御代を称へる時に言います。 ですので天皇陛下はあくまで現世の主宰者であって國體そのものでは全くないのです。國體とは我が國が初まつて以来連綿と続く大きな流れのことを言ふのであつて例えば今上陛下=ましてや國體とはならぬのです。 にもかかわらづ何故か國體=天皇とする方多く。特に現行憲法を有効とする人達は必ずこれを言います。何故か。これこそ真正戦後保守の核となる部分であり国民主権の賜物であり彼等が意識・無意識にかかわらず精神的もしくは論理構成の拠り所とする部分であるからです。 彼らの思想や感情の底流には戦後体制に培われた民主主義思想がありこれは現世さえ良ければと言ふ思想です。その民主主義の根底には国民主権主義と言ふ怪物が潜んでおります。これによつて人々の徳と志が吸い取られ傲慢で思い上がった感情を持つてしまう分けであります。 これは正に 人を玩べば徳を失ひ。物を玩べば志を喪ふ。(書経) である。 我等は 其の分かれる所は僕は忠義をするつもり。諸友は功業をなす積もり。(二十一回猛士) として義命の存するところを貫きたい。 |
國體
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