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我が國と南朝鮮保守派との埋まらないギャップ
荒木和博氏の御話し
何年か前にソウル市庁前広場で開かれた韓国保守派の集会。「3・1北韓解放国民大会」と看板にはあります。後ろのソウル市庁舎は昔の京城府庁です。
ちょっと見えにくいかもしれませんが参加者の振っている旗の中に太極旗に混じって星条旗があります。韓国保守派の集会ではこのように星条旗が振られることが少なくありません。韓国の保守には「親米保守」はいても「反米保守」は存在しないのです(ついでに言えば左翼の中に「反北左翼」もほとんどいません)。 この点は同じ保守でも日本と韓国の大きな違いで、日韓、米韓ともに同盟関係ではありますが、日本の場合米国は戦争した相手でもあるのに対し、韓国は朝鮮戦争で助けてくれた国です。しかも韓国の保守系の場合クリスチャンが多いですから、そういう意味でも親近感があると言えます。創氏改名を非難する割に外国に行くと「ダニエル・ラ」とか「ベンジャミン・ユン」とか、外国名にしてしまうのもそれに由来するのかも知れません(そういえば金正日も中学生くらいまで金ユーラというロシア名を使っていたそうです)。 先日ソウルで保守系の人と話をしていて日韓にとっての米国の位置づけの違いを話すとちょっと驚いていました。それまで意識したことがなかったからだと思いますが、韓国の保守には米国は絶対であり、日本は正義の米国に歯向かって敗れ、敗戦後は米国の指導のもとに自由民主主義国家に生まれ変わった。だから(歴史をちゃんと反省しさえすれば)連携できるというのが基本的な考え方です。当然日本の非左翼系の、本来韓国と連携すべき層とは大きなギャップが生じます。このギャップを完全に埋めることは不可能ですが、少なくとももっと日本側から説明していくことは必要でしょう。韓国だけにかぎりませんが。
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