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青木直人さんの御話し・親米保守に回帰する安倍政権
2013年2月24日
安倍総理の米国訪問で、問題のTPP交渉参加が決まりましたが、私には記者会見での安倍さんの高揚した表情が印象的でした。あの光景に、3年3か月もの長い民主党政権下の外交の不在を思わずにはいられませんでした。訪米について言えば、この結果はすでに予想済みで、特に驚くべきことはなにもありません。NLCの読者の方も同様だと思います。
オバマ対中外交に「シンクロナイズ」する安倍訪中
〜訪問土産は参議院選挙後のTPP参加交渉表明(2012年12月27日配信) 参議院選挙後ではなく、それ以前に決断したのは選挙情勢の分析からでしょう。TPPがあろうが、まず負けることはないという判断です。参議院選挙では社民党、共産党壊滅、公明党現状維持、民主党の議席を自民と維新の会が喰いあうという構図になります。 自民党に対抗しえる巨大野党はすでにありません。7月の選挙結果はこの趨勢をさらに加速させるでしょう。 また獅子身中の虫・原理主義的な保守勢力もすでに自家薬籠中の物にしています。安倍氏は第一次政権がなぜ崩壊したのかをしっかり総括しています。敵は内部の保守原理主義者であるという総括です。安倍氏は過去、靖国、従軍慰安婦、で失望した彼らの政権批判が最大の不安定要因になったことを忘れていない。 そうした政治家としての狡知に保守原理主義者=バーブ佐竹たちは気づくことはなかったのです。土佐勤王党の敵は外国勢力ではなく、彼らが担いだ山内容堂であると私は言い続けてきたつもりです。 親米保守に回帰する安倍政権
〜安保強化と歴史問題は解決は両立しない (2013年1月5日配信) オバマ政権から尖閣における日米安保適用の言質を取った以上、韓国や中国、さらに米国のエスタブリッシュメントを刺激する8月15日の総理の靖国参拝も従軍慰安婦問題の見直しも実現は困難になりました。 こうしたナショナリステックなテーマは中国や韓国以前に、米国の「第二次太平洋戦争」史観を刺激してしまうという構造をもっているからです。すでに「政治家」安倍晋三にとって優先順位の高いものではありません。 「NHKで『八重の桜』が始まる。・・ドラマ全編を貫くのは『賊軍』たちの歴史観である。敗れた側にも語るべき歴史はある。敗者の歴史を伝えうるのは敗者以外にない」。 「日本近代史を規定した欧米白人国家のアジア覇権の歴史を語らない限り、安倍外交は再び前回の蹉跌を繰り返すことになるだろう」(抜粋)。 |
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