國體

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伝達の限界と國柄の重み
 
 
自身の思いを全て相手に伝える事などは到底に無理であります。
何故ならば相手に伝えるにも限界があります。
 
自身の思い全てを相手に伝えるにも伝達手段に限界があります。言葉や行動、仕草、表情などの伝達手段がありますがそれでも全てとなると不可能でしょう。そもそも自分自身ですら自身の思いの全てを理解などはしていないと存じます。そこで出てくるものが意思主義ということ。表示的に表面的な言葉や文章のみで物事を判断するのではなく、内心の意志を重んずる主義の事です。これは良く歴史の長い國では行われる行為です。それこそ我が國の様な……。
 
そしてそれを大きく捉えると伝統、文化、歴史などの積み重ねにより、其の國にもそしてそれぞれの民にとっても、常識、当たり前といった意識、思いのことです。これは長い伝統や文化、歴史があって初めて得る事の出来る代物であり、そしてその伝統、文化、歴史が長ければ長い程その意識、思いは成熟をしていきます。よつてとても貴重で其の國や其の民が安定して成り立つ為には非常に大切なものです。歴史の浅い國や異民族國家や革命國家では到底得る事は出来ません。我等は我等の正しい共通の常識を大切にしたいものです。

國體と天皇陛下

今回は國體と天皇陛下について御話しをさせて頂きます。

何となく思ふに天皇陛下といふ存在を國體と同義の語の様に使ふ方がおられる様に思ひます。この部分が一つの重要な部分となつていると存じます。これについて御話し致します。


まづ國體とは何か。
これは言葉としては國の体質に由来をし。意味としては万世一系の皇統とやまとことのはの言語体系を中心に構成をされた我が國固有の随神の古代精神と伝統・文化・歴史から抽出される不偏の真理の総体。

これに対し天皇陛下とは。
我が國における祭祀の主宰者であり同時に統治の主宰者でもあります。この2つが一体となって真正伝統国家である我が國は成り立ちます。ただ正確に言えば祭祀部門における祭祀主宰者は”すめらみこと”であり統治部門の統治主宰者たる”天皇”という国家機関とを兼務する過程において”すめらみこと”が国家を統治する上で就くいわば役職名なのであります。ですので天皇陛下万歳とは天皇統治の御代を称へるものであり。”すめらみこと弥栄”とは天皇祭祀の御代を称へる時に言います。


ですので天皇陛下はあくまで現世の主宰者であって國體そのものでは全くないのです。國體とは我が國が初まつて以来連綿と続く大きな流れのことを言ふのであつて例えば今上陛下=ましてや國體とはならぬのです。


にもかかわらづ何故か國體=天皇とする方多く。特に現行憲法を有効とする人達は必ずこれを言います。何故か。これこそ真正戦後保守の核となる部分であり国民主権の賜物であり彼等が意識・無意識にかかわらず精神的もしくは論理構成の拠り所とする部分であるからです。

彼らの思想や感情の底流には戦後体制に培われた民主主義思想がありこれは現世さえ良ければと言ふ思想です。その民主主義の根底には国民主権主義と言ふ怪物が潜んでおります。これによつて人々の徳と志が吸い取られ傲慢で思い上がった感情を持つてしまう分けであります。


これは正に
人を玩べば徳を失ひ。物を玩べば志を喪ふ。(書経)
である。

我等は
其の分かれる所は僕は忠義をするつもり。諸友は功業をなす積もり。(二十一回猛士)
として義命の存するところを貫きたい。

真正戦後保守の有様

所謂。保守と言えども様々です。
我が國の伝統や文化を護持しようとする人達がいれば逆に壊す保守もあります。たかだか戦後の約60年の間のみを我が國の歴史とし。それのみを持って我が國の伝統と文化・歴史とする様な愚かな者もいます。
戦後の保守の有り様を思想家であり辯護士である南出喜久治氏が御話しをされています。我が國を真に考えるのであれば何が敵なのか。何を打破せねばならぬのか。皆さんももう一度まっさらな気持ちになって御考え頂きたく願います。既存の保守と言われる勢力の中にそれをビジネスにする輩もしくは似非愛国者がいるのかということが南出喜久治氏の御話しで分かります。ある意味左翼よりおぞましい右翼。ですね。

一様言いますが私は既存の保守勢力の分断が目的では御座いません。協力・協調が出来る部分については協調をしていけば宜しいと存じます。しかしならが我等が真に求めねばならぬことは何なのか。そしてただただ目の前の似非愛国者による愛国ビジネスや実は分かり難い根元の方で屈折をしている様な保守派の人間に騙されない様にしておかなくてはならんのです。多少よさげなこと言っているからといってそれに依存してはならないのです。よいものはどの位よい。悪いものはどの位悪いと物事や人の発言を一つずつ洞察をせねばならぬと存じます。

南出喜久治のここだけの御話し会
http://www.youtube.com/watch?v=m69OVYo9J_Q

國體の萌芽・五

まづ最初に流れ出たのが、宝暦8、9年(1758〜9)の宝暦事件とそれに引き続く明和3年(1766)の明和事件である。竹内式部、山県大弐、それに赤穂藩の遺臣の子であつた藤井右門らは、皇権の回復を幕府に迫つた。しかし、幕府は、この二つの事件を通じて、尊皇論者の大弾圧を行ひ、藤井右門ら三十余名を処刑したのである。これは、後に尊皇攘夷派を弾圧した安政5年(1858)の安政の大獄に勝るとも劣らない大弾圧事件であつた。そして、この安政の大獄で処刑された吉田松陰は、長州藩の山鹿流軍学師範であり、その志と思想は「中朝事実」によつて培はれたものである。

ともかく、安政の大獄では、多くの尊皇攘夷派が弾圧されたが、中でも最大の打撃を受けたのは水戸藩である。しかも、その人的損失もさることながら、最も大きな精神的痛手を受けたのは水戸学であつた。水戸学は、尊皇思想による大義名分論に基づいて、それまでは尊皇攘夷運動の指導的役割を果たしたものの、水戸藩が徳川御三家でありながら安政の大獄で処分されたことから御三家の「名分」を損ねる結果となつたため、水戸藩としてはこれまで通りの尊皇攘夷運動はできなくなつた。そこで、「大義」と「名分」とを両立させるためには、水戸藩の藩士によることなく、脱藩浪士による運動しかない。そして、桜田門外の変、東禅寺事件、坂下門外の変を起こし、遂には、隠忍自重の藩士の憤懣が爆発して藩内が分裂し、天狗党の乱(筑波山事件)を起こした。しかし、もし、水戸藩が御三家といふ「名分」を捨てれば、尊皇攘夷運動は、尊皇倒幕運動へと容易に転換できたのであるが、やはり大義名分論の水戸学では限界があり、天狗党の乱は、最後の暴発であつた。しかし、結果的には、桜田門外の変と坂下門外の変といふ二つの政治テロが実質的には御三家の水戸藩が行つたことから幕府の権威は完全に失墜し、「攘夷」が「倒幕」へと結果的には時代の大転換ができたのである。なほ、余談であるが、いつの世にも同じやうな構造があるもので、現在の支那における「反日運動」は、平成元年の天安門事件が「反日」から「反政府」へと転換したのと同じやうに、近い将来において、名分としての「反日運動」が大きな「反政府運動」へと転換して、共産党一党独裁の不条理な中共政府は、抑圧された人民による新たな「支那革命」によつて打倒されるであらう。



閑話休題。「中朝事実」は、明治維新を経て明治期までは伏流水となつてゐたが、これが大正期に再び地表へ現れる。それは、乃木希典によつてである。乃木希典は、吉田松陰亡き後の松下村塾最後の塾生であり、皇道の実践者として明治天皇に殉死した。その殉死の直前、学習院長の立場として昭和天皇(当時は皇太子)に「中朝事実」を贈られたのである。乃木希典は、昭和天皇がその後に大きく欧米への憧憬へと傾斜されて行くことを予期して強く懸念し、この傾向を食ひ止めるための諫言であり、明治天皇に殉死する形で、昭和天皇に向けて諫死した。「中朝事実」は、乃木希典の諫死奏上文であつた。これが乃木希典殉死の隠された真相である。

いづれにせよ、「中朝事実」は、尊皇運動において重要な歴史的意義を有するが、これだけで尊皇運動の系譜を語ることが乱暴な議論であることは承知してゐる。しかし、尊皇思想とその実践は、國學だけから導かれるものではなく、山鹿素行のみならず古学へと傾倒した儒学者である伊藤仁斎、荻生徂徠らの思想、垂加神道を創始した山崎闇斎らの思想などからも同時多発的に出たものであつて、さながら「一口に出づるが如し」であつた。しかし、中でも山鹿素行の「中朝事実」がその象徴的な歴史的意義と思想を有してゐたことだけは確かであつた。

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