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犯罪 ニート 引きこもり 虐待・・・ 社会で問題になる若い人たちの傾向などに 根っこで共通の部分があるように思えてなりません。 こころが、満たされて育ってこなかったのではないだろうか、ということです。 親は普通に育ててきたつもりでいても。。 実は親の自己満足のために 子どもの意思を無視して『いい子』を強要したり。 ・・幼児期の反抗期がないと 思春期が荒れるとも ・・思春期が穏やか過ぎると 30歳をすぎて欝になることもあるとも言われます ・・いずれにしても 幼児期 思春期は一つの山場。 ・・ちゃんと『反抗』という山を越えることは大切なのです あるいは親自身の成育暦の付けを 我が子に回していることもあるかもしれません。 ・・子育ては 意識している以上に 本能的な部分もある行動です ・・自分が親にやられたことをそのまんま子どもにやってしまう傾向があるのです。 ・・けれども それは その事実に向き合うことで避けられることなのです。 いずれにしても 子どもが心に寂しさをかかえたまま育ってしまうと 思春期や大人になってその結果が 負の方向へ出ることになるのでしょう。 もちろん全ての子がそうなるのではなく・・ 負の結果を招いた子は 生い立ちがそうであることが多いのではないかということです 生まれ持った資質もあります。 愛情の欲張りさん (大食漢) の子どもには たっぷりの愛情が必要だといわれます。 ほうっておいてもご機嫌の 楽な子もいるのも確かです。 いずれにしても 子どもは 資質も親も選べない弱い小さな存在であることを思えば 親のほうが 自分から子どもの傾向を読み取って 寄り添ってあげるしかないのですね。 ニートや 犯罪者となる全ての原因が親にあるとは言いません。 育てる力のない親を支える親族や地域社会の力不足も大きいと思います。が 親として子育て中に 困ったニュースを見れば 我が子に照らし合わせて考えて見たいものですね。 犯罪が増えて (何度も言いますが報道は増えていても犯罪は統計上はそう増えてはいない) 心配だからと 遊びたい盛りのはずの子どもを 家や塾お稽古、ゲーム機に押し込めることの弊害も 見逃せないとも思います。 放任された子は 反社会的行動 (犯罪)に 過干渉だと 非社会的行動 (引きこもりなど)に 走る傾向がある、ともいわれます。 だからと言って、特別難しいことをする必要はありません。 どうぞ子どもの心を満たしてあげて。。 生きる力の、人生を謳歌する力の全ての根っこは 赤ちゃん時代からの 心の満たされ方。。 心満たされているかを 見分けるポイントは 屈託のない『笑顔』だとおもうのです。 あなたのお子さんは いい笑顔していますか? |
コミュニケーション能力
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今の子育ての一番の課題は コミュニケーション能力ではないでしょうか。
コミュニケーション能力を高めるには?? 考える書庫です。
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先日の新聞に なかなか考えさせられるコラムがありました。抜粋してご紹介しますね 朝日新聞 グローバル化の正体 @コミュニケーション 多言語・多文化進む日本社会 立教大教授 (言語コミュニケーション論) 鳥飼玖美子さん ―グローバル化が進み世界は「均質化」していくと言われますが、 鳥飼さんは「多様化」していくと考えっているそうですね。 「例えば日本の法廷通訳や医療通訳の現場を見てください。 何十種という言語の通訳者が必要です。 よく『日本は均質な社会だからアメリカと違って・・・・』という論者がいますが、日本はすでに多言語、 多文化の時代に入っています。 グローバル化というのは、それぞれの地域が多様化に向かっていく現象でもあるのです」 ―中略― ■英語下手は文化 ―「我が子には英語で苦労させたくない」という親の期待も強いですね。 「そうですね。 でもどうでしょうか。『英語は大事だ』ってみなさん言いますが、 日本には『ぺらぺらしゃべるのは軽薄』『おしゃべりだと見られたくない』という価値観があるでしょう? 家庭でも学校でも『静かにしなさい』『先生の言うことはちゃんと聞きなさい』としつけられる。 そういう価値観の中にいる日本人の子供たちが、英語の授業の時だけ 『積極的にコミュニケーションをとりなさい』とか 『しゃべりなさい』とかと言われても、実際はなかなか難しい。 私は日本人が英語が下手なのは、日本人の言語観や文化から来ているものだと考えています。 ですから、あながちだめだとはいえない」 ―英語はできないよりできたほうが・・・・。 「もし、どしどし英語で話すような子供に育てたいのなら、 アメリカ型コミュニケーションが世界標準でいいと言うのなら、 親としては生意気な子供になることを覚悟しなくてはならないですよ。 先生に『それ違う』とか、いちいち反論する子、ああいえばこういう、そんな子です。 生意気な子供に育ったら、 『ああよかった、うちの子は国際的なコミュニケーションができるようになったんだ』 と安心したらどうでしょう。逆説的ですが」 ―アジアの人たちとの会合など、米英人がいない場で英語が使われるケースが増えています。 国際共通語としての英語と、米英の文化を背負った英語は分けて考えるべきでしょうか。 「難しい問題です。 私は基本的には言語と文化は切り離せないと考えています。 言語は文化そのものですから。 でも、アメリカでしか使わない言い回しを『本場の英語』『生きた表現』として教えるのは、 共通語の観点から見ればおかしい」 「私が注目しているのは、発音や文法で英語の中心になるものを抽出して、 これが崩れたら英語ではなくなってしまうと言うものを見つけて、 それを英語教育で教えよう、という研究です。 これが成功したら面白いですね。」 「地域のなまりはもちろんあっていい。 でも、それぞれ自己流の発音が行き過ぎたら、共通語として機能しなくなります。 日本人も含めた世界各地の、英語を母語としない人たちが実際にどういう発音で、 どういう表現を使うとお互いに分からなくなるのか、そういう研究もあります」 ■少し軌道修正を ―日本では国際コミュニケーションというと英語力の議論になりがちです。 「世界でも突出しているのではないでしょうか ヨーロッパでは多言語主義を基本にしています。 欧州連合(EU )の市民は、母語プラス二つの言語を学びましょう、と。 英語こそ大事だとは言わないんですね。 グローバル化から一歩進んで、言語と文化の多様性を目指しています」 ―今後はどう考えれば。 「今の子供たちが大人になった時は、 英語を母語としないもの同士が互いに英語を使ってコミュニケーションをはかる方が、 米英人と話すことより多くなるでしょう。 変にネーティブっぽくしたりかっこつけたりしないで、ゆっくり、はっきり話す。 そういう方が重要になると思います」 「考えてほしいのは、近所に引っ越してきた『異質な他者』という隣人と どう折り合いをつけるかということです。 日本人の価値観や日本人が当たり前としてやってきたことを知らないで、かき回してしまう人たちです。 ごみの捨て方とか、お風呂の入り方とか。 日本人のコミュニケーション方式を、もう少しだけ軌道修正するとしたら、ここだと考えています。 黙っていたら分かり合えない相手です。 ああいやだ、だめだめ、と心を閉ざすのではなく、一つひとつ言葉にして説明する。 これがここのやり方なんですよ、と。 相手の言い分も聞いて話し合う。 それがグローバル化における、これからのコミュニケーションです」 いかがでしょうか 「英語を話すような子供は 親としては生意気になるのを覚悟。。ああいえばこういう、そんな子。」 なるほど、と思います。 先日も海外で活躍した企業人の発言で、 海外で成功するには 臆せず自己主張する、強さこそが必要・・・といった趣旨のものがあって・・・ この、鳥飼さんの発言と重なるなあ、と思いました。 それとともに 国際社会で上手くやるには 相手の立場を汲み取る能力も必要なのでしょうね。 例えば吉兆のおかみなどをいつまでもバッシングするような日本のマスコミのあり方は (あれはイジメのお手本をマスコミが、大人社会が 子どもに示しているようなものですね) もっとも グローバル化とは対極にある 狭量な精神といえるのかも。 国際会議では なまった英語がたくさんあり、それでも 発言者と内容がしっかりしていれば みんな耳を済ませている・・といいますね。 日本人が 無理してアメリカ人っぽいネイティブの英語をしゃべることよりも。。。 もっと他に大切なことがたくさんある、ということですね。 もう一つ言い添えると 言語には共通の基礎力があって、そこが大事、というのが最近の定説です。 つまり、普通の日本人ならば母語である日本語がいい加減な人は 英語力もつかないということ。 我が子に高いお月謝を払って英語塾、と、世の中に流される前に。 まずは 食卓での毎日の親子の(日本語の)会話を大切に。 子どもにきちんと分かる言葉で、いろんなことをていねいに教えてあげる親の態度。 自己主張をきちんとできる子にしてあげて(子どもの主張に耳を傾け) 本好きな子にしてあげる・・・ そういう、家庭での日常のていねいな積み重ねのほうが よほど 国際的に活躍する人材を育てることにつながるのかもしれませんね。 |
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先日の新聞に 今の日本のさまざまな男女の関係についての特集記事のエピローグとして 内田樹さんのコメントが載っていて とてもユニークであるとともに、今の日本人の人間関係の行き詰まりを打開する考えでは、 と思ったので 抜粋してご紹介します。 ☆内田さんについてはこちらに詳しく載っています わかっちゃいけない 男と女エピローグ下 神戸女学院大学教授 内田樹さんに聞く 共生できる能力に感動を 朝日新聞 3月26日 ・・・男女関係がすごく退行しているなあ、年齢を問わず社会性がなくなった。 連載を読んでそう思いました。 ・・・いまは信じられない男女ワンダーランドです。 とにかく結婚に縛られている。 しかも理想の結婚形態は一つしかないと思うから、達成できないとストレスがたまって別れちゃう。 結婚なんていろんなバリエーションがある。 親族とのつきあいや経済的な関係も、無限に多様でいいはずだし、愛なんかちょっとあればいい。 いまの人が男女関係で苦しんでいるのは愛情の欠如じゃなくて、相互の敬意の欠如ではないですか。 だんなの愛情がなくなったって? なくなったのは敬意なんです。 恋愛の初期にあって、その後、急速にしぼんでいくのは社会的人格に対するリスペクト。 鉄道マニアであるとか、天文学が好きとか、自分とは違う社会観や趣味、嗜好に対して 「くだらない」となる。 いくら他のところベタベタ仲良くしても、それを言っちゃ、おかしい。 なんでこの人はこんなこだわりがあるんだろうと、あふれる好奇心と敬意をもって見つめる。 理解できないけれど、いつも一緒にいたくて抱きしめたくなる。なぜか。 自分の中にあるブラックホールと対応しているからですよ。 肝心なのは人間関係を理解と共感の上につくってはいけないということ。 作ろうとするから、みんなすぐ離婚しちゃう。 例えば結婚して5年、まじまじと横顔を見たら、何を考えているかわからない男がいた。 「こりゃエイリアン(異星人)だ」って、ゾゾッとするわけ。 それがおかしい。 異物と暮らしているにきまってるんだから。 人間は一皮むいたらエイリアン。 その一皮のおかげで社会生活を営んでいられる。 そんな何考えているんだかわからない不気味な生き物と暮らせてすごいと、 共生できる能力に感動すべきなんです。 ぴたり理解して生活できるのが愛だと勘違いしているから、ちょっと異物だと感じると、我慢できなくなる。 幻である「百%の理解」が成立する関係を求めてしまう。 付き合うほどに底知れぬわからない人だと互いに見えてくる。 1日、1週間、1年と付き合っていくほどに、 理解できる部分より理解できない部分の方が多いことに気づいていく。 それこそが人間関係の一番深いところじゃないですか。 金婚式まで来たけどわからなかった、じゃ、別れようって、論理的に逆ですよ。 ずっと一緒にいるから言葉なんかいらないと思ったら、ダメですよ。 どんどん言葉が増えてくるはず。 これまで使ったことのないような語彙(ごい)で語りかけないと。 相手のことをわかっているとたかをくくっちゃうのが一番怖いんです。 「あなたの言いたいことはよくわかったわ」っていうのは別れのときのセリフでしょ。 だから、わかっちゃいけないんです。 女と男を漢字一文字で表せば「謎」。 ミステリーは大事だよ。 (聞き手・河合真美江) 如何です? 一般の恋愛に対する考えとは随分隔たった考えだとおもいます。。 でもなんだか夫婦というユニットについての 核心を突いているように思います。 分かり合えるから愛している。。そうじゃない 違いを面白がって認める 何年いようと言葉を尽くして 話すこと。。大事なんですね。 大体自分だって、自分の心の奥のこと、分かっていないのでは? 増してや異性であるパートナーを理解しきるなんて、それこそ無理というもの 私はかねがね 退職金を狙って離婚をたたきつける妻に 違和感を持っていました。 たいてい男の人は鈍感です。(男性のファンの方、一般論ですから悪しからず) それを、自分の思いを相手に話そうともせずに、理解を求めて 一緒に住んでいながら 憎悪を膨らませて それを伏せておいて・・ 虎視眈々とお金を狙う妻・・・なんだか人の道に外れているように思えませんか? 亭主の悪口を言いまくる妻、という図もなんだかね。 のろけなくてもいいけれど、夫の少年性を面白がれないこき下ろし方はどうも。。 もちろん男性の側も。 女性を見下し目線でいて それで妻には尽くせと要求するのはやはり幼児から進歩していないというべきでしょう 大人同士 敬意を持ち合ってともに人生を歩むパートナー それが夫婦なのかな。。。 子どもは 両親の関係性から人間関係を学ぶでしょう シングルマザー、ファザーのお子さんは 親のパートナーとの関係性や親の社会生活から。。 だから、親としても ぜひこういうおおらかな、面白がれる人間関系を結びたいもの。 夫婦やパートナーとの絆が危うくなったら 親友との関係に悩んだら、 この内田さんの考え方を一度思い出してほしいと思います。 そして、親友がいないと悩む若い人にも。 ・・・パートナーは何も夫婦だけではないですね。 友達に多くを要求しすぎる、友情を理想化してその鋳型に合った相手を求めすぎる・・・ そのあたりに息苦しさがあるのかも。。 なんて、色々考えさせられました。 皆さんは、どう思われましたか? |
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先日 脳血管障害の治療のあと 早期リハビリが実は効果的、という番組をみていて (うちも義母 父、母は みんな70代 80代ですから・・) とても一生懸命患者さんの立場に寄り添おうとしている病院の 熱心な介護療法士さん (というのでしょうか。リハビリを指導する職業の方です) の若い女性の言葉が素敵でした 「患者さんの気持ちを感じ取ることが大事だと思います。 おちこんでいらっしゃるな、どうすれば元気がでるかな・・・と。」 という意味のことを言っていて その患者さん本位の姿に感動しました。 番組では 右半身が思うように動かない女性の姿を追います 毎晩お嫁さんに晩御飯を運んでもらうことを心苦しく思っている、と感じ取れた彼女に スタッフ達は裏から釘を打ちつけたまな板を準備。 これを使うと ジャガイモなどを固定して 片手でも包丁で切れるのですね。 時間はかかっても 頑張って作ったカレーライスを 息子やお嫁さん孫達にふるまう彼女のうれしそうな姿・・ 人の役に立つ、人に喜んでもらえることは とても幸せなことなのですね。 こちらも見ていて胸熱くなる場面でした。 この、「かんじとる」といった、若い 介護療法士さんの言葉・・・ ただ話す、相手にこちらの思いを伝える (あるいはこちらの思い通りにしようとする・・・) これでは、コミュニケーションはうまく行かないですね。 こちらがうまくいっていると思っても こちらはしゃべってすっきりしていても きっと相手の心には すこしずつ不満がたまってしまうでしょう 相手の心を感じ取ろうとして 感じ取って、心寄り添おうとする その姿勢が 相手を思いやることにつながるのでしょうね。 そして、この番組で言われていたのは 治療者が患者さんの心を感じ取ることで やる気を生み出し、それによって身体も動くようになる、ということ。とても納得でした。 これとは対照的なシーンを先日駅で見かけました。 1年生かそれより小さいぐらいの女の子に おしゃれしたママが何か言い聞かせているのですが 女の子は うなづきながらも、目はさまよい、さびしそうに不満をたたえていました。 ママさんは何を話していたのでしょうか 上から見下ろしてただ言いたいことをべらべら言っているのでは きっと、このママは 女の子の不満に気づいていないんだろうな あるいは、不満に気づいていても 子供は母の思い通りに成ると思っているんだろうな。。。 なんてちょっと、女の子に同情しつつそばを通り過ぎたことでした。 もちろん、いつもはいいママさんで、たまたまそのとき女の子が悪い行動をして叱っていた のかもしれませんが。 私だって昔はこういう言い聞かせ方をしていたこともあったようにも思いますが・・ それにしても女の子の目つきが気になりました。 どうせ自分の思いを言っても言いくるめられ聞いてもらえないだろうとあきらめたような・・ 自分の思いを感じ取って聴いてもらえないと、さびしいですよね さて、アメリカでまた大学生の銃撃事件があったと報道されています ひっそり自殺するという方法もあったでしょうに、それを選ばず 大勢のクラスメートを巻き込んで・・・ご冥福をお祈りします 人は やはりさびしがりやなんだな、とまた思いました。 この大学生はどんな生い立ちだったのでしょう。 全て親のせいとは言いませんが、生まれもっての気質もありますが やはり 大人になって心安定しない人は その原因はたどってゆくと親(生育暦)にあることがほとんど、というのがプロの共通した見解です。 そういうことを言って 育児不安のママさん達を追い込んではいけないと思いつつ でも、さびしい目をした子どもを放っておくのもやはり いけないことだと思うのです。 接触時間が長いからいい、片親だからかわいそう、という単純な問題ではないですね。 子どもともにいるとき どれだけ子どもの心を感じ取ろうとしてあげているか そこがポイントじゃないか、と思います 子どもにも個性があって たっぷり甘えたがる子もいれば ひとりで遊ぶのが好きな子もいます それを感じ取ってあげて欲しい。。我が子の思いを感じ取れる感性を持って欲しい。とおもいます。 感じ取ってもらえて 心がみたされて初めて 子どもは(人は)がんばれる、のですね どうか、今 こどもたちがみんな 心を感じ取ってもらえる 心さびしくない環境にあることを。。 願います。 |
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先日読み終わった、角田光代さんの直木賞受賞作 (文庫になっていますよ) 対岸の彼女 のなかに 素敵な一節がありました。 長いのですが引用してみますね。 主人公 小夜子 (3歳の娘を保育園に預けて働き始めた女性) と、 葵 (独身女性社長・小夜子とはほぼ同い年で同じ大学出身) との会話より・・ 長くて嫌な方は 太線文字だけでもお読みいただけるとうれしいです。 「私さ、子どものとき、友達ができないのは悪いことだってずっと思ってた。 なーんか、そう思うことってけっこうつらいんだよね。 それでね、子どもがいたりしたら、またそういう思いこみもって、 子どもに押し付けたりしちゃいそう。それもこわいんだよね。 子種見つけてから言えって感じだけど」 あはははは、と葵は高らかに笑う。 「だけど、友達、たくさんできたほうがやっぱりいいじゃない?」 耳の届く自分の声は、みっともないくらい切実だった。 けれど小夜子は知りたかった。あかりの未来か、自分の選択の正否か、葵の話の行き着く先か、 何を知りたいのかは判然としなかったが、しかし知りたかった。 「私はさ、まわりに子どもがいないから、成長過程に及ぼす影響とかそういうのはわかんない、 けどさ、ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、 ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、 うんと大事な気が、今になってするんだよね」 小夜子は正面に座る葵をじっと見つめた。目の前でぱちんと手をたたかれたみたいに思えた。 そうだ、あかりに教えなければならないこと、それは今葵が言ったようなことなんじゃないか。 泣きわめくあかりを保育士さんに預け、まだ友達ができないのかとじりじり焦り、 迎えにいったあかりから友達の名がひとりも出ないことにまた落胆するのは、 何か間違っているのではないか・・・葵を見つめたまま、小夜子は考えた。 いかがでしたか。長い引用になってしまいました。でも、とてもいい言葉だなあ・・と思います 友達は大事です。 でもね、ひとりでいて楽しめる人こそ 友達がいなくても自己肯定できる ポジティブな 自己肯定感をもっているひとこそ おおらかに他人と接して、本物の友情を 気負わず大切に育てられるのかもしれませんね。 ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何か・・・ 『私には、これがある。 俺はこれができるんだ・・』という何か。 それを持っていることは 不安定な思春期を乗り切るパワーだともいいます。 この小説は さすが、角田さん!!と拍手を送りたい作品です。 世を騒がせる いじめ自殺などを 深く受け止め 人と人の関係について 深く洞察した彼女ならではの名作 女性ならきっと共感できるでしょう 男性は、女性理解にきっと役立つはず。 ということで、全ての方にはなまるおススメ、の本なのです。(o^-')b ☆本はこちらで手に入ります。詳しい情報も載っていますよ。 |






