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週刊文春の小林信彦のコラムを読んでいてわりと好評価だったロバート・デ・ニーロ主演「みんな元気」(Everybody’s Fine)のDVDを見ました。 この映画は日本公開されていなかったのね。 デ・ニーロが主演というだけではもう客が呼べない時代になってしまったのかしら? この作品リメイクで元はジュゼッペ・トルナトーレ監督、マルチェロ・マストロヤン二主演のイタリア映画。 だからイタリア系のデ・ニーロをキャスティングしたわけでもないだろうけど、ディズニー傘下のミラマックス製作のホームドラマと言うのが…ちょっとどうなの?というころではありました。 やっぱりデ・ニーロは70、80年代のイメージが鮮烈過ぎるからね。 ストーリーはいたって単純。 仕事をリタイアして妻を亡くしたばかりの初老の男が散り散りになって暮らしている子供たちの元を訪ね歩くというロードムーヴィー。 子供たちは皆なにがしらかの問題を抱えており、嘘をついて隠すが父親はそれに気づいて今まで自分だけが知らなかった現実を突き付けられる…というもの。 最後はまぁハッピーエンドだし、家族の絆だとか再生の物語でもあるわけで、ストーリーがベタなだけにそれぞれのキャラクターがどう深みを出すかということがカギだったかなと思います。 しかしう〜ん、印象としてはあれ?と何も残らず軽く終わってしまった感じかしら。 家族で安心して見られる映画という感じではあるものの、私みたいなタイプにはちょっと毒気が足らないかな。 こういう映画で引き合いに出されるのが小津安二郎監督の「東京物語」あたりになるでしょうがああいうしっとりとした雰囲気もさほど無いですね。 ただ、子を持つ親(ことに父親)にはこの映画グッと来るものがあるでしょう(涙) たとえば、大人になった子供達に会いに行くと幼い頃の姿がオーバーラップして出てきます。 映像の効果としてはわりとあざとい感じもあるのだけれど、目頭がうるる〜っとするしその気持ちはなんとなくわかる。 父親にとってはすっかり大人になったとは言え子供たちを見る感覚は昔のままということでしょうか。 どこへ行ってもデジカメを取りまくり、会う人会う人に家族のことを話しかける姿は微笑ましく、どこか淋しげなどこにでも居るごく普通の親父像です。 デ・ニーロも1943年生まれと言うから今年68歳、公開当時は66歳かな。 まぁ年齢とともに役柄だって変化するわけだろうし、過剰に役作りする彼にとっては逆にいかにフツーの同年代の初老の男を自然に演じるか…ってところだったのではないかしら。 ニューヨークの娘を尋ねるシーンでイエローキャブから降りるデ・ニーロが印象深かったね。 この町でイエローキャブを運転して狂気の世界でキレまくっていた男が役の上とは言えすっかり老いぼれじいさんになっている!(笑) 「タクシードライバー」から約35年後のデ・ニーロをご覧下さい。 う〜む、それにしてもケイト・ベッキンセイルとドリュー・バリモアが娘だとしたらさぞかし心配は尽きないだろうな(汗) Everybody's Fine/The Official Trailer
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映画の内容は知ってたけど やっぱ食いたりない?
マルチェロ・マストロヤン二だって・・・なつかしい、そっちのヴァージョン見てみたいな
親にとって子供はいくつになっても子供です
2011/3/8(火) 午後 8:53 [ speedking ]
♪スピキンさん♪
映画としてはまぁ並ですね。
デ・ニーロでなかったら見なかったかも。
その内、記事にしようかと思っていますけれど、最近老人が主人公の映画をなぜか立て続けに見ているんですよ。
2011/3/24(木) 午後 5:26
アハハ、デ・ニーロで客が呼べないとは、同じこと書いてましたね。^^;
劇中、タクシー・ドライバーを思わせるシーンもありましたよね。
老トラヴィスみたいで、面白かったです。
2011/4/12(火) 午後 8:49
♪モアひゃん^^;さん♪
デ・ニーロ主演作が日本公開されないとか老人役だとか時代の流れを感じちゃいますよね。
でもやっぱり目を見ているとただものではない鋭さは残っているような気がします。
2011/4/13(水) 午前 10:33