|
ランディ・ニューマンというと本人よりも他人がカバーした作品(スリー・ドッグ・ナイト、 ニルソン、ハーパス・ビザール等々)や数々の映画サウンドトラック(ラグタイム、ナチュラル、 バックマン家の人々、わが心のバルチモア、トイ・ストーリー)のイメージの方が強いかもしれません。 ことに最近は「モンスターズ・インク」でアカデミー最優秀主題歌賞を取ってしまったりと シンガーソングライターと言うよりは映画音楽の大御所みたいな存在になってしまいました。 それはやはり彼の家系に映画音楽の大家がいるわけですから血筋が元々いいのでしょう。 彼のオリジナル作品と言うのは今日のアメリカに対するシニカルかつペーソス溢れるユーモア物がある一方、関わっている映画作品を見てもわかるように古き良きアメリカへのノスタルジーを感じさせられます。 音楽的には基本的にピアノの弾き語りのスタイルですが、アメリカのオールドタイムミュージック、ブルースからの影響が色濃い。 彼のイメージは一般的に西海岸系ですが、作品からアメリカの歴史、ことに南部的なものを感じるのは少年時代にニューオリンズで暮らしたことが少なからず影響しているようですね。 You Tubeからまずはそのあたりが色濃く出たオールドタイミーなジャズ、ニューオリンズっぽさをイメージする曲です。 「トイ・ストーリー」のオープニング・ナンバーから映画とライブ・ヴァージョン。 Randy Newman/You've Got a Friend in Me この声がまたたまらんなぁ。 エルビス・コステロあたりは歌い方、作風に相当影響を受けているようです。 続いては奇跡的な1977年の大ヒット。 この曲は色々な捉え方がされる曲で、チビをバカにした歌で差別的、侮辱的であり、障害者をも非難するものであるとして放送禁止になったりしたようですね。 また、暗に全米を不況に陥れた日本企業への非難だとか、とにかく話題が先行して大ヒットになりました。 Shortというのは短気だとか知恵が無いとかいう意味もあるようで、いかにも彼らしい謎が多い曲と言えます。 ちなみにアルバムでこの曲のドラムはジム・ケルトナー、ベースはクラウス・ヴァマンと言ったジョージ・ハリスンのレコードでもおなじみのメンバーです。 Randy Newman/Short People 今回の箱はそんな彼のデビュー30周年記念盤。 「Guilty 30Years/Randy Newman」(Reprase/Rhino Archives 4CD)です。 ジャケットに「Famous Composers And Their Works」と書いてあってわざわざ×がしてある(笑) で、Guilty 30Yearsだって。 自分のアルバムにもブラック・ジョーク。 中身も相当濃いです。 全95曲で2枚のCDに彼の必ずしも多いとは言えないオリジナル・アルバムからベスト・トラックを。 もう一枚はアウト・テイクを中心としたデモ、ライブ集。 そして、最後は当然の如く彼のフィルム・ワークス集と…さすがライノのアーカイブスですね。 数がそんなに多くないからオリジナル・アルバムを揃えるのも良しですが、これはこれでファンなら持っていてもいい箱かもしれません。 次はスケールの大きい初期の大名曲を。 私の大好きなフランキー・ミラーもカバーしています。 Randy Newman/Sail Away 気が付かれたが居るかもしれませんが、ランディ・ニューマンの曲はやたら短いものが多いです。 ものすごくあっけなく、あっさりしている。 でも、その数々の3分間という曲に込められたアメリカへの思いというのは、まるで建国以来の歴史を読んでいるみたいな気がしています。 さぁ、今日はやたら貼りまくりですが、この曲でお別れしましょう。 Randy Newman/Louisiana 1927
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 音楽
- >
- その他音楽




