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エログロなんて言葉がありましたな。 現在では懐古的に使われることはあってもほとんど死語に近い。 そりゃぁ、アダルトビデオやスプラッターホラー物がこれだけ巷に溢れて、子供だって簡単にネットで見られてしまうのだから当たり前ですわ。 まだ、私の子供の頃は親父の買ってくる大人雑誌のグラビアを隠れて見てドキドキしたもんですが、今やあまりお手軽なので何となく想像力と言うか、エロ感性が鈍くなってしまいそうですな。 よく映画でポルノか?アートか?なんて論争があったのも今は昔と言う感じです。 個人的には「どっちでもいいじゃん、ポルノもアートもどっちも好きだよ」ということになってしまうわけで、いい悪いの基準は倫理観の問題じゃなくて作品の内容にあると思うわけです。 映画に限らずAVとかあんまり見ないけれど(←本当か?)、アダルトビデオにだってすごい作品があるのかもしれない。 売れっ子の映画監督もピンク映画やロマンポルノ出身の方が大勢居るわけですしね。 AV出身の大映画監督が現れるかもしれない… それはともかく今回は石井輝男監督のいわゆる異常性愛路線のDVD。 この映画に描かれる拷問、SM、レズビアンというのも今はフツー(?)になってしまいました。 DVDは一応18禁。 でもAVみたいなノリを期待して見るとあっけないもんですよ。 ただ、こういう映画が1960年代末に東映という大手の映画会社で作られていたのがすごいと思いますね。 一部のピンク映画は話題になっていたもののにっかつロマンポルノ登場以前ですからね。 石井さんと言うと一連の新東宝時代の作品や東映の「網走番外地」シリーズで有名ですが、アーティスティックな美意識をもちつつもサービス精神旺盛な観客を楽しませる娯楽性を常に持っているというタイプの監督さんです。 当時はヒット作連発の人気監督だしなにもこんな映画撮らなくたってってと思うのだけれど、遊び心があるっていうかな、ちょっとやりすぎ位遊んじゃう(笑) 出ている役者さんも小池朝雄さん、渡辺文雄さんあたりの曲者がこれまた悪乗り。 B級の臭いがプンプンした女優陣も体当たりで演技しています。 「徳川女刑罰史」でちょっと清楚な感じの橘ますみが拷問されるところなどは妙にそそられますよ。 予告編はYou Tubeにあったけれど埋め込み不可なので興味があったら見てみて下さい。 You Tubeより貼れる予告編発見。 「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」劇場予告篇 これは国内盤が出ていなくて(出せない?)輸入物ということで、海外での石井さんの人気が伺える作品。 こちらはエログロというよりはおもにグロでしょうか。 暗黒舞踏土方巽一門がフリークスを演じていて、時代もありますがアングラ(これも死語か?)の雰囲気が炸裂しています。 いわゆる昔の見世物小屋の雰囲気だと思うのですよね。 この時期の石井さんの作品はカルトっぽい人気があるけれど、エロはいいけどグロはね〜という方にはおすすめ出来ません。 じゃがたらの記事と同じ言い方になっちゃうけれど、こういう世界もあるんだなということです。 しかし、この手の記事はコメントの量が心配ですな(汗)
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2008年12月07日
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