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映画を選ぶ場合なるべく作品本位で監督、俳優で探したりはしないようにしているんだけど、どうしてもマイブームというのが発生してしまって集めちゃうことがある。
ここ最近ではまだ未見のものが多いですが監督ならマイケル・ウィンターボトム、ラース・フォン・トリアー、ロマン・ポランスキー、ラッセ・ハルストレム、俳優ではマーロン・ブランド、ジョー・ぺシ、ケヴィン・ベーコン…などの作品ソフトが山積みになってます。
時代的には見落としの多かった90〜00年代の作品を観る機会が増えていますね。
さて、今週も7本いってみましょう。
6月13日(金)
DVD「キス★キス★バン★バン」
監督スチュワート・サッグ 2000年
英国らしいセンスのいいスタイリッシュでハードボイルドタッチのコメディ。
キャストは腕が落ちて引退した殺し屋ステラン・スカルスガルド、33歳の太っちょ子供クリス・ペン、スマートでカッコいい弟子ポール・ベタニーとみんなハマっていて人間味に溢れている。
アホバカ映画と言うよりは小ネタが効いてそれぞれ人間関係が父子関係になぞらえてあり心温まる物語に仕上がった。
6月14日(土)
DVD「イン・ザ・ベッドルーム」
監督トッド・フィールド 2001年
息子が年上の恋人の元夫に殺されたことをきっかけにした夫婦の葛藤。
中盤以降やたらと重苦しく面白味のないドラマを引っ張った挙句にラストはリベンジ物のパターン。
サスペンス性の趣もさほど感じられないし正直退屈だ。
トム・ウィルキンソン、シシー・スペイセク、マリサ・トメイと上手い役者揃えただけに脚本、演出の失敗ではないか。
6月15日(日)
DVD「きっと忘れない」
監督アレックス・ケシシアン 1994年
卒論提出を間近に控えたハーバード大の学生と浮浪者の交流を描く。
青春モノとしてはなんとも凡庸なハナシだし思い通りの展開で進行する。
浮浪者役のジョー・ペシは声が無ければ本人とわからないほどだが、なんとなくロビン・ウィリアムスあたりがやりそうな役で狙っていたかな?と感じた。
教授役で何と「マイラ」の作者ゴア・ヴィダルが出てます。
6月16日(月)
DVD「クライング・ゲーム」
監督ニール・ジョーダン 1992年
「モナリザ」にも通じるテイストのよく出来たホンだ。
IRA兵士と黒人捕虜の交流を描く静かな導入、遺言を果たすために捕虜の恋人を尋ねることから始まるラブストーリー、彼女が実は?というのも面白い。
2人のやりとりのどこか滑稽なユーモアとペーソス、いい塩梅のサスペンス。
見え隠れするテーマはわかるが素直にストーリーに入り込めこれぞ映画という充実感。
それにしても主演のスティーヴン・レイは欽ちゃんに似ている(笑)
6月17日(火)
DVD「イン・ディス・ワールド」
監督マイケル・ウィンターボトム 2002年
ロードムーヴィーだがフィクションではあるもののドキュメンタリー的にパキスタンのアフガン難民の若者がロンドン亡命目指す過酷な道のりを追う。
現地での出演者の調達や少人数のデジタルハンディカメラ撮影で質感はリアルかつ大変緊迫感がある。
撮影後、主役の少年が実際に亡命申請するという人生までも変えてしまう映画ともなった。
ラストにひとりでロンドンに辿り着いた少年と難民キャンプの笑顔で戯れる子供たちが交互に描かれるシーンがあり、過酷な状況の中で生きていかなければいけないのは場所が変わっても同じことだと痛感させられる。
6月18日(水)
LD「摩天楼ブルース」
監督ジョン・フリン 1979年
心意気のある流れ者の船員がギャング団とのいさかいに巻き込まれ、町の人々と共に立ち上がるという単純明快なハナシ。
NYハーレムの雰囲気がよく出てそこに住む様々な人種の生活や気持ちの温かさが描かれ人情ものとしての側面が日本人には馴染みやすい。
実にいい顔が傍役に揃っていて決闘もドンパチよりも殴り合いばかりという微笑ましさ。
6月19日(木)
DVD「イルカの日」
監督マイク・ニコルズ 1973年
イルカに言語を教え会話することに成功した学者の葛藤と大統領暗殺の陰謀を絡めたSFサスペンス。
敵役の描き込みがイマイチでよくわからず不自然なところもあるが動物好きな人なら泣けること間違いなしの作品。
やはり何と言ってもイルカの演技に尽きるだろう。
最後は自らきっちり落とし前をつけた。
ジュルジュ・ドルリューの美しいスコアも実に効果的。
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