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最近はイギリス製作もしくは主要キャストがイギリス人の映画を観ることが多くなってますね。
さて今週も夏バテせずに7本きっちり観ましたよ。
7月18日(金)
BD「暴力脱獄」
監督スチュアート・ローゼンバーグ 1967年
主人公ルークは酔って悪戯にパーキングメータを壊して刑務所に入れられるようなはぐれ者。
微罪でおとなしく刑を全うすればいいものをあくまで自分を貫き何者にも屈しない、群れない反骨心で脱走を繰り返し、戦功者でありながらただのそれは暇つぶしだったと言う。
クールで虚無感があり決して改心しないアウトロー像は男の胸に秘めた野獣の心に響く。
神に語り掛けるシーンが印象的だ。
7月19日(土)
DVD「世界が燃えつきる日」
監督ジャック・スマイト 1977年
唖然とするストーリー、チープな特撮、資料映像の混ぜ込み、キャスティングに至るまでB級C級テイスト全開で目出度くカルト入りした近未来SF。
1950〜60年代ならともかく「スター・ウォーズ」の公開と同年の製作であるということで実に不幸な映画である。
こういう映画の楽しみ方はただひとつで笑うのみ。
あ、武器兵器マニアには伝説のランドマスターがありまっせ。
7月20日(日)
BD「ブロードウェイと銃弾」
監督ウディ・アレン 1994年
1930年代のNY、とあるブロードウェイ舞台上演までのすったもんだを描いたコメディ。
リハとホン直しに行き詰った才能を自負するアーチスト気取りの劇作家がスポンサーであるギャングの情婦の用心棒にホンをリライトされたことから大好評を得てしまう。
本来才能とは何たるかをウディ・アレンが痛烈なアイロニー精神で描いた。
キャストは見事にハマった顔が揃っていてことに情婦役のジェニファー・ティリーのバカっぷりが強力。
7月21日(月)
DVD「ゴスフォード・パーク」
監督ロバート・アルトマン 2001年
英国1930年代が舞台。
貴族階級の人々と使用人が屋敷の階上と階下に分かれて入り乱れる。
やがて主人が殺されアガサ・クリスティーのようなミステリータッチになるがあくまでアルトマン印。
キーワードは毒だろうか。
階級社会への皮肉たっぷりに描かれており、本物にこだわってほぼイギリス人キャストだから顏に馴染みがないとやや混乱するかも。
7月22日(火)
DVD「愛のエチュード」
監督マルレーン・ゴリス
ナボコフ原作。
邦題はチェスの試合の終局と二人の愛を掛けた悲恋ものだ。
トラウマを抱え子供のように無垢でチェスをすることでしか生きれない天才。
そんな彼とイタリアでのチェス世界選手権で出会い、次第に精神を病んでいく彼を救済すべく身を捧げる芯の強い女。
演じるジョン・タトゥーロとエミリー・ワトソンが愛を深めるシーンは恍惚感に満ちた表情で美しいが狂気を孕んでいる。
7月23日(水)
DVD「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」
監督ジョン・マッデン 2011年
それぞれの事情でインドの高級リゾートホテルにやって来たイギリスの老人たちが異文化の中で自分の人生を見つめ直す。
ホテルの若い支配人のセリフにあった「何事も大団円」という感じでやや調子の良すぎる薄っぺらいストーリーは不満だが、ジュディ・デンチをはじめとする名優陣はどことなく旅行気分でリラックスした芝居を見せて刺激はないが安心感がある。
あんまり言い方はよくないけど最近よく目に付くシニア向けの映画。
7月24日(木)
DVD「カレンダー・ガールズ」
監督ナイジェル・コール 2003年
これもちょっとシニア向けかな。
ヨークシャーの婦人会で募金目的に発行されたヌードカレンダーを巡る騒動を実話を基に描いた。
製作はアメリカだがヘレン・ミレン、ジュリー・ウォルターズをはじめイギリスを代表する中堅女優が勢揃いのコメディ。
軽めのサクセスストーリーではあるがオバちゃん連中のちょっとウザい位のやかましさ、突き抜けた弾け方が微笑ましくかわいい。
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