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60年代のビートルズのアップル・レーベルを筆頭に70年代以降大物ロックバンドが次々自身のレーベルを立ち上げました。 自らの作品を発表する一方で有能なアーチストの作品を発表したり、新人の発掘をしたりと単なるプライベートレーベルを越えた活動を理想としていたわけですね。 まぁ、実際問題大成功したのはゼップのスワンソング・レーベルのバッド・カンパニー位なもので、経営的にはどこも素人商売に近く芳しい物ではなかったようです。 アーチスト自身も自分たちのことで精一杯でしょうから、経営はほとんど丸投げ状態であったようです。 パープル・レーベルも言わずと知れたディープ・パープルのレーベルですが、ここもバンドのメンバーが経営に関わることがなく、それだけにパープルのイメージとは全く無関係におもしろいカタログが揃っていました。 今回、マニアックなUKロックの紙ジャケリイシューをすることで有名なエアーメイル・レコーディングスから今月パープル・レーベルの作品15点が発売。 その中からいくつか取り上げてみましょう。 以前にグラム親分でも取り上げたマイケル・デ・バレス率いるSILVER HEADは3枚発売。 ファースト、セカンドはともかく中でもバンド解散後、当時日本でのみ発売された「電撃ライブ」がうれしいじゃないですか。 マイケルのアイドル性もあり日本では高かったわけですが、バンドとしては素人に毛が生えた程度の演奏力。 グラムロックの範疇で語られますが、音的にはハードロックとしても中途半端でストーンズの亜流という評価は免れない物でありました。 しかし、このB級感がなんとも言えず魅力的なんですな。 なんかステージングもお下劣だし、歌の内容もちょっとうらぶれた感じがするのですよ。 You Tubeでようやく演奏シーン発見。 Silverhead/Rolling With My Baby おそらく、レーベルとしてはこのバンドが親分に次ぐ商売になるバンドと期待していたのでしょう。 しかし、マイケルひとりの力では如何ともし難くバンドは解散。 この後、マイケルは何とアーチストとしてもライバル関係であるスワンソングでディテクティヴを結成するわけです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 続いてはHARD STUFFの2枚。 こちらはアンドロメダ〜アトミック・ルースターのジョン・デュ・カン、同じくアトミック・ルースターのポール・ハモンド、そしてエピソード・シックス〜クォーターマスのジョン・ガスタフソンと実力は申し分なし。 ただ、レーベル側はアトミック・ルースターと契約したつもりだったらしく、バンド名が使えずハード・スタッフとなってしまってからはあまり力を入れなかったようでセールス的には惨敗。 しかし、この2枚のレコードは熱心なUKハードロックファンにはつとに有名でした。 一筋縄ではいかない独特のリフとリズム感がいかにもイギリス的。 Yu Tubeは静止画ですが Hard Stuff/Time Gambler 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 最後はディープ・パープル関係では一番強い結びつきとなったELF。 言うまでも無くこの後リッチー・ブラックモアとロニー・ジェイムス・ディオはRAINBOWを結成することになるわけですが、パープル・レーベルからのセカンドアルバムはスワンプ感覚を適度に残したグルーヴィーなハードロック。 ロニー・ジェイムス・ディオは歌の上手い人ですから、いわゆるハードロックシャウターとしての実力は見せながらも様々なスタイルで聞かせます。 プロデュースはもちろんロジャー・グローバー。 You Tubeはなんだか因縁めいたタイトルのこの曲。 Elf/Rainbow バンドの方のRAINBOWとは全く異なり、ローリング・ピアノ入りのアーシーなミドルテンポのロックですが私かなり好みですよ。 今回は比較的ハードロック寄りでしたが、他にもちょっと意外なアーチストがこのレーベルから作品を発表してますのでまた書きましょう。
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