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ある種屋さん

イメージ 1

http://blogs.yahoo.co.jp/pyonepyone/56197693.html]からの続き…


この新聞記事のように、日本の在来種に対する危機感をもとに動き始めている
市民グループもあるようですね。(新聞記事をクリックすると拡大します)

心ある方は、個人でもグループでもどんどん旗を揚げたらよいと思います。

何年か前に自分も、新聞記事の中に写っている埼玉県飯能市にある野口の種屋さんを訪ねました。

そのときの話で印象に残っていることは、

「このように在来種を販売している種屋さんは他に何軒ぐらいあるんですかね?」
と、質問したところ
「神奈川に、あと一軒あるよ…」
「え?あと一軒て…全国的にいって、それだけしかないということですか…」
「うーん…私の知ってる限りだと、とにかくウチの他にはその一軒だけだね」
「………!!!」

私はそのとき、F1種のことを知って以来の衝撃を受けました。

日本に、本来の在来種を扱っている種屋さんが、もしかして日本にたった2軒しか…
そんなことはないだろうと思いたいが、とにかくものすごく危機的状況だと思いました。


とにかく私は、数種類の種を購入して、その内のいくつかを私の田舎に持ち帰って栽培してみま
した。

その中には、現在出回っているトマトの「桃太郎」を始め、多くのトマトの原種であるという
「ポンテローザ」という品種がありました。

その実ったポンテローザトマトを食べたとき、いろいろ考えさせられました。
とにかく旨い!!のです。

その歯ざわりといい!水分のバランスといい!味といい!!…

少なくとも今八百屋さんに出回っているトマトよりも数段の差があると思いました。

なぜこれが今流通していないかと考えましたが、その答えはすぐ見つかりました。

形です!!個々それぞれゴツゴツとしていて均一ではないのです。
http://blogs.yahoo.co.jp/pyonepyone/10157074.html


逆にいうと、今のトマトは粒が揃っていて流通に向いているというだけで、味のほうは昔よりもまずいものを食わされているのです!!

品種改良とは、消費者に一番大切な味や栄養価を犠牲にしてでも、形が均一で流通に適していればいいの
か…


私はそのポンテローザというトマトを、当時私が主催していた環境に関する勉強会に持ち込んで皆で試食してみました。

誰もが「このトマトだったら毎日食べてもいい」という印象を持ったのです。


更に私は、このトマトを何とか流通できないかと考えました。

ある業者に目をつけました。

全国の会員に向けて、野菜を発想している業者です。

粒が揃わない野菜でも、会員が希望するものをセット販売しているのです。

その業者にポンテローザを持ち込んでみました。

担当の方は、試食のために差し出したトマトを目の前で二個とも全部食べきって…
「うまい!」と、いいました…

そして…
「でも、これは流通できないな…」ともいいました。

つまり、このトマトは果肉がしっかりと詰まっているので、流通するときに
傷みやすいということでした。

「やっぱりそうなるのか…」やりきれない思いがしました。


いくら栄養があっておいしくても、流通に適さなければボツです…



話を新聞記事に戻しますが、野口さんの種は家庭菜園を営む人に多く販売
されているということです。
実は在来種というものは、家庭菜園にこそ適していると思うようになりました。

農家では、本来の種子でいくらおいしい野菜を作っても、
流通が引き取らなければ意味がないのです。

そこから導かれた結論は、
『在来種を守るもの』は農家ではなく、『家庭菜園を営むもの』となるのです…

農家に在来種を守って欲しいと懇願するより、自ら私達が在来種を中心にした
家庭菜園を起こす方が近道かも知れないのです。

まずは、野口の種屋さん(野口種苗研究所)の種をできるだけ広めたいですね!
ネットでも注文ができます。

http://noguchiseed.com/hanbai/spring/
http://noguchiseed.com/hanashi/joseijishin081104.html


参考書  自家採取ハンドブック 現代書館

閉じる コメント(6)

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これはすごい現実ですね。ポチ転載させてください。

2009/1/16(金) 午前 2:16 熱田北条

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ポチ転載感謝です。
種注文のアドレス先が違っていましたので書き加えました。

2009/1/16(金) 午前 7:16 [ pyonepyone ]

形や大きさが揃っている事だけが求められているのではなくて、「輸送運搬に便利かどうか」「流通に適しているかどうか」と云う面でも、弾かれてしまうのですか・・・。
矢張り、昔から言われるとおりに「身土不二」、「地産地消」が何よりも自然で健康な姿なのですね。
昨日入手した雑誌で、「在来種」の伝統野菜の小特集が出て居り、在来種の種苗を取り扱う種苗屋さんも掲載されてましたので、当方の記事にて紹介させて頂きたく存じます。
相変わらず素晴らしい記事、大傑作です。どうか、転載させて下さいませ。

2009/1/16(金) 午後 2:59 [ 久左衛門 ]

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本来大地というものは、その上に生きているものを受けとめている。寒くなれば体を温めるものをつくりだし、暑くなれば体を冷やす作物を作るようになっている。
ところが、季節感が分からなくなるほどに世界中から常に多くの食料を流し込んでいては、いつも足元にある大地からの愛を感じられない、カタワな人間になってしまう。

2009/1/16(金) 午後 10:34 [ pyonepyone ]

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本当にそうですね。寒冷地では身体を温める作物が育ち食べられ、暑熱の地では身体を冷やす作物が食べられているのは、漢方(韓方)や東洋医学の世界では昔から言われていますからね。
産土の御恵みを忘れてしまってはいけないと思います。
拙劣な記事ではございますが、伝統野菜・在来種関連の当方の記事をTBさせて下さい。

2009/1/16(金) 午後 10:54 [ 久左衛門 ]

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久左衛門様の記事、大いに参考になります。
ありがたいです。

2009/1/17(土) 午後 10:21 [ pyonepyone ]

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