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俺が見た初のTOS作品。あらすじは
謎の球体状のブイに遭遇するエンタープライズ。カーク船長はやむなくこれを破壊してしまう。しかしこのブイは人類よりはるかに技術の進んだ種族のもので、エンタープライズはこの種族と対決することになった。手も足も出せないカークは、自分達を破壊すれば秘密兵器コーボマイトによって攻撃者も道連れになるとハッタリをかまし、危機を回避する。この種族と和解して相手艦に乗り込んでみると、そこには赤ん坊のような姿をした生命体がいた。
という具合だ。脚本と映像技術、演技の三つに分けて論評したい。
脚本…自称詐欺師という噂のカーク船長の面目躍如なエピソードだが、せっかくのコーボマイトマニューバーも、最後の異星人との意味不明気味な和解で台無しな気がする。もう少し分かり易い展開だといいんだが。あまり洗練された脚本とは言い難いかもしれない。
映像技術…TNG以降のCG技術・特殊メイクに慣れ親しんでいる私にとっては、あまりにチープすぎて涙が出そうだった。1966年という四十年前の時代性に思いを馳せる分にはいいのかもしれないが(汗。
初代エンタープライズ(除・NX級)のブリッジは大変興味深いのだが、計器か何かがアナログ式なのには驚いた。よく考えれば、当時はデジタル式自体の認知度が低かったのかもしれない。そういや、『宇宙戦艦ヤマト』のコンピュータのアウトプット時もパンチ式の紙テープだったしな(笑。
演技…動きが一々オーバーな気がする。この当時は、こういうのが主流だったんだろうか?
最近でこそだいぶ慣れてきたが、初めてこれを見たときにはナニコレ?しょぼ過ぎという印象が強かった。この当時でもCOMBATなど良質なドラマが多く作られていたアメリカだが、当時のSF表現技術というのにはまだまだ限界が多かった様子。しかし他には今の目から見ても良質なエピソードも多くあり、TOSは十分鑑賞に耐え得る作品と思う。
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