ヤマハ2スト気まぐれ日記(時々TWと山遊び)

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HENTAI増殖

今日新たにHENTAIが加わった…
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HENTAIワールドへようこそ〜
 
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新たなHENTAI積み込み完了です!!
 
ぼくちんとっちんさ〜ん!!チェックしないでね〜(笑)
「そうだなー、米沢城址で米沢牛の牛串をつまみにビールをキュッと飲んで、その後は米沢ラーメンを食べ、最後の締めは山奥にある秘湯!なんてコースはどう?」
 
「秘湯?」
 
秘湯と言う言葉に彼女の眼は丸くなった。
 
「うん、これが本日の目玉かなー。岩肌が剥き出しになった断崖絶壁に囲まれたすごい場所にある温泉なんだ!」
「へえー、すごそー!楽しみ!」
 
工具を持つ手は止まり、彼女の大きな瞳はキラキラ輝き始めた。
 
「でもそこ混浴なんだ…」
 
「なーんだ、混浴かー」
 
彼女は一気に落胆し、僕は横を向き小声でつぶやいた。
 
「どーせみなみちゃんはセクシーじゃないから、誰もみねーよ!」
 
「セクシーじゃなくて残念でしたね!」
 
つぶやいた言葉に彼女は思いっ切りしかめた表情と強い口調で僕を睨んだ。
 
うそうそ!ごめんなさい!冗談だよ」
 
冗談で言ったつもりだけど彼女の気に触ってしまった事にすぐさま謝った。が、次の瞬間には彼女は腹を抱え笑っていた。
 
「ハハハ!栗っこくんサイコー!冗談だって最初から分かっていたよ!ちょっと怒ったふりしただけなのに、本気になって謝るなんて…」
 
涙まで流し笑っている彼女に背を向け、僕はすねてしまった。
 
「ふーん!」
 「栗っこくん、ごめんごめん!笑いすぎだね、ごめんごねん」
 
僕の肩越しに表情を伺って、困った顔をして謝っている彼女に僕はすぐにくすくす笑い出し。その表情を見た彼女も僕の背に埋もれてくすくすと笑い合っていた。 
 
“いまの僕の心は一糸纏わぬ裸の自分のようだ”
 
そんな事に、今更ながら気付き始めていた。
 
「そこに女子の専用露天風呂もあるから大丈夫だよ」
 
「うん!楽しみにしているよ!」
 
淀みも無い笑顔をしている二人。バイクの整備が終わり、朝食を取ると荷物の撤収を始めた。
 
「栗っこくんが教えてくれたこの場所最高だから、もう一泊するから!」
 
嬉しそうな顔でそう言ってくれた彼女のテントと荷物は公園に残され。ついに彼女との最後の旅の時が来た。
 
二人は重い空を見上げ、TWとセローを始動させ、彼女に合図を送ると、TWを発進させた。するとTWはピョンとフロントを浮かせ、元気いっぱいに走り出した。
 
“あれっ!どうした?”
 
いつもとは明らかに違う弾ける鼓動と躍動感に眼を丸くし、改めてTWを見た。
 
“そうか…朝の整備でこんなに元気になったんだ…こいつ、やはり生きているんだ!”
 
セローとTWの調和の取れた排気音。それが絶妙に絡み合い、輪唱を奏でて走ってゆく。ちらりと見るバックミラーに映る彼女の姿。そして全身で切り裂いていく風の音が耳へと届く。僕はこのまま永遠に走っていたい気持ちになっていた。
 
しかし、米沢の市街に入った頃。上空から大玉の水滴が二、三滴落ちてきたかと思った次の瞬間、あっという間に路面がずぶ濡れになる程の本降りとなり、急遽開店前の店舗の軒へと避難した。
 
「この分だと今日一日雨だね」
 
「うん…」
 
軒の下から恨めしそうに上空を見上げる二人。
 
「みなみちゃん…せっかく昨日洗濯したのに…公園に戻ったほうがいいよ」
 
その言葉にうつむいてゆく彼女の視線。しかし、顔を上げ僕の方を向いた。
 
「残り少ない時間だから…一緒に走りたいんだ!」
 
その真っ直ぐな言葉と眼差しに、心が突き上げられていった。
 
「じゃあ、予定変更して断崖絶壁の温泉に行ってから、その近くの茶屋で食事してから解散にする?」
 
「うん!そうしょう!」
 
無垢に微笑み合う笑顔が二つ輝いた。
 
でも、初めて彼女と会った時「雨の日はバイクに乗らない…」と言っていたあの言葉が頭をかすめていた。
 
“そんなにしてまで…”
第十二章 冷たい雨
山形県米沢市 滑川温泉→峠の茶屋
 
 
眼が覚めると、重く湿った空気が僕を覆っていた。
 
“ついに別れの日が来てしまった…”
 
テントから抜け出し辺りを見渡した。
 
温泉街を囲んでいる緑に彩られた山々は、灰色に染まった雲に覆われ、その雲は頭上で激しくうねっていた。
 
しかし、今朝は久々に気持ち良く目覚められた。
 
“こんなに気持ちよく眠られたのは何年振りなのだろう?”
 
“でも、今日はマイクさんが言っていた日だ”
 
“いったい何が分かるのだろうか?”
 
“マイクさんや熊さんのあの言葉の意味も…キャンパー達の不思議な空間の事も…そして僕の行くべき道も分かるのだろうか?”
 
“だけど、今夜からもう仕事が待っている…僕は行かなくてはならない…“
 
「おっはよー!」
 
うつむいていた僕に元気な声が掛けられ。顔を上げると、朝露に濡れたバイクの側に腰掛け、彼女が大きく手を振っていた。
 
「おはよう。朝から何していているの?」
 
「セローちゃん、昨日頑張って走ってくれたから感謝を込めているんだ」
 
穏やかな表情でバイクに向き合う彼女の足元には、工具が散らばっていた。
 
「昨日ダート一生懸命走ったからチェーンがこんなに緩んじゃったね!頑張って走ってくれたねー」
 
まるで心あるものと会話しているかのように、楽しそうにオイルにまみれバイクと触れっていた。
 
「じゃあ僕もTWに感謝込めよう!」
 
「うん!そうしなーTW君喜ぶぞー」
 
彼女のようにバイクの側に腰掛け、足元に工具を広げた。
 
「あれっ?こんなところに泥ぎっしり詰まっている!取ってやんなきゃ!あ〜!プラグが真っ黒に汚れてる!しっかし、これでよく走ったなー」
 
指先が真っ黒に汚れた頃には、いつの間にか僕も声を掛けながらTW触れ合っていた。
 
“あれっ?何だろう?この感じ…こいつもしかして心が…そういえば今までこんなにTWと接した事なかったなー”
 
「今日の予定どうする?」
 
セローの大きな車輪とエンジンの間から、彼女はニコッとした顔を覗かせて、僕に問い掛けた。
 第十一章 十月九日  福井県三国町
 
 
白い波しぶきが舞い上がる日本海。二人の男が防波堤に腰掛け、熱いコーヒーをすすり荒れ狂う海原を眺めていた。
 
「熊さんのナビゲーションがいいから、一日で福井に到着だ!」
 
「キャンピングカーでバイクの後…着いて来るの…大変だったのじゃ…」
 
「ハハハ!これも熊さんの腕が良いからさ!」
 
「マイクさんに…言われると照れるな…」
 
楽しく響いていた会話は一瞬途切れ、男達は再び静かに海を見た。その視線の先には激しい音と共にテトラポットに打ち砕けながら男達に飛びかかろうとしている白い波。
 
「…マイクさんがあの伝説のキャンパー…ジンさんですよ…ね?」
 
「やはり熊さんは分かっていたのか…」
 
ニコッと微笑み熊さんを見るマイクさんの目は真っ直ぐだった。
 
「マイクさん…マイクさんの旅…そのパシルの為に続けて…いるのですか?」
 
マイクさんは穏やかな表情で両腕に抱かれたパシルを撫でた。
 
「ああ…そうだよ」
 
うつむいた熊さんの顔に波しぶきがふりかかった…。
 
「…世界の悲しみ…背負うキャンパー…ジン…その悲しみが降り掛かった愛犬パシルを救う為に旅…続ける…」
 
その熊さんの言葉にマイクさんは穏やかに微笑んだ…。
 
「熊さんはまだまだ旅を続けるのか?」
 
「はい…」
 
 「あの罪は熊さんのせいじゃないぞ…あれは時代が起こした過ちだからな!」
 
 「マイクさん…俺の事…知っていたのですか」
 
 「ああ」
 
ニコッと微笑みあう二人の男…荒れ狂う波、穏やかに眠るパシル…
 
「俺の罪…人々の心から消えるまで…旅を続けようと…」
 
「そうかーじゃあまだまだ旅は続くな…」
 
そこから無言の時間が続いた…
 
「そう言えば栗っこくん…今日…答え見つかるかな?」
 
「きっと見つかるさ!」
 
熊さんは眉間にしわを寄せ、不安そうな顔をしていたが、マイクさんは確信したかのようにきっぱりと言い切った。
 
二人に絶え間なく降りかかる波しぶき。顔を拭い、マイクさんは再び口を開いた。
 
「みなみちゃんと一緒なんだから、大丈夫さ!」
 
「そうだ!そうかも…でも…みなみちゃんと一緒だと…もう一つ別の答え見つけるかも…」
 
「かもな…好きという答えも…でも行き着く答えは、俺と熊さんが求めたモノと同じになるはずさ…」
 
マイクさんの口元はニヤッと微笑み、熊さんは上空を見上げた。
 
「マイクさん、この雲だともうじき雨が降りそうだよ」
 
「よしっ!雨が降る前に出発するか!」
 
男達は旅立ちの支度を始めた。

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