スパルタ指導・暴力指導

スパルタ指導・暴力・暴言指導について考える

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■「スポーツ指導(生徒指導ではありません)」の進歩は、今行なっている指導が有効なのか・理にかなっているのかを検証することから始まり、それを選手達に還元させるのが一連の流れだと思っています。
 
■OBの方々が、「この辛い練習を乗り越えれば、必ず得るものがある!・精神的に鍛えられる!」や「練習は辛かった・楽しかった」と語ることがよくあります。
わたしはそれらの言葉は、主に辛い練習に耐えた「学生時代のよき思い出」を語っているのであり、指導自体が有効かどうかの証明とは、別の話しだと思っています。
スポーツ指導の進化のためには、「今になって思えば良かった・悪かった」などの思い出ではなく、「理にかなっているか・科学的か・合理的か」を見なければいけないと思います。
たとえば、「昔は部活中に水を飲んではいけないと言われたので私はそれに耐えた」と言われても、今はその努力が全く意味がないことを誰でも知っています。
 
■わたしは「スポーツ指導」と「生徒指導」は分けて考えていますが、辛い練習後に、指導者がフォローすることを否定するものではありません。
それよりも、インターハイを目指すような選手達が、頻繁に逃げ出すほどの辛い練習とはどんな練習なのかに興味があります。
以前のブログで、練習自体の辛さと自尊心を傷つけられる辛さは別と書きました。
全国トップレベルの選手達であれば、上手くなるための練習であれは、そんじょそこらの練習なら耐えられるのではないかと思っています。
以前番組で、「スパルタか?それとも自主性か?」というテーマの番組がありましたが、たとえ「自主性チーム」でも、逃げ出す選手達が頻繁に出るのでしょうか?

■練習が辛いと言ったとき、わたしは下記の二つに分けて考えるようにしています。(以前のブログ参照
①練習量やメニューが辛い
②指導者の言動が辛い
 
日本では、厳しければ何にでも「スパルタ」という言葉を使っていますが、スポーツにおいて、厳しいトレーニングをしたことのないトップ選手など、いる訳もありません。
そして「①練習量や練習メニューがきつい」は、ある意味当たり前ですが、「②指導者の言動がきつい」は、注意しなければいけません。
実際には、スポーツの上達に関係ない厳しさが、学校スポーツには存在するのも事実です。
そもそも練習とはつらいのです。良い指導とは、つらい練習を少しでも楽にこなせるように工夫することにあります。練習は修行ではありません。つらいからと言って、技術が上達するわけでもありません。

欧米などの、スポーツ指導の最先端を行っている国では、その違いを分っているので、体罰を行わずに選手達を育てているのではないでしょうか。
一方、日本の学校で行う「スポーツ指導」は、どうしても「生徒指導」になってしまう場合が多く、競技の上達より、挨拶や礼儀といった規律が重んじられる場合も少なくありません。
暴力を振るう指導者達は、「時間を無駄にするな!」「集中しろ!」と、よく口にしますが、「やり過ぎる挨拶や礼儀」の時間こそ、無駄だと言わざるを得ません。
世界のプロ選手達は、練習中に挨拶や礼儀のことなど考えてプレイしていないと思います。それよりも競技自体が上手くなることを常に考えてプレイしていると思います。

暴力指導を受けていない欧米の選手達を弱いなどと思う人はいないでしょう。
既に欧米の指導者達が実践しているのですから、日本でも体罰をしなくてもスポーツは強くなれると思います。
 
 
また暴力の容認は、今回のような事件が多発してしまう温床にもなってしまうので、いずれにしても止めなければならないでしょう。
 
 
 
■下記に、暴力を犯した指導者を擁護するOB達の記事が掲載されています。


体罰顧問は土下座した…
涙して擁護するOBもいる桜宮バスケ部顧問の「素顔」
大阪市立桜宮高校(大阪市都島区)で、男子バスケットボール部主将だった男子生徒(17)が顧問(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題は、橋下徹市長が「体罰ではなく暴力」と怒りをあらわにし、同校の教員総入れ替え人事を市教委に迫る事態に発展している。だが、「体罰は愛情の裏返し」「マスコミは真実ではないことを書く」と涙を流して顧問を擁護するOBもいる。
長年、黙認されてきた顧問による体罰は、教え子たちにとって単なる「暴力」だったのか、それとも「愛情ある指導」だったのか−。

■「暴力教師」納得できない
「生徒が亡くなったので全面的に擁護はできない。でも、体罰の裏側には愛情があった。先生が暴力教師のように報道されていることに納得がいかない」
約10年前に顧問から指導を受けていた同校OBの男性は現在の職場で取材に応じ、無念さをにじませた。
顧問は体育系の大学を卒業後、平成6年4月に保健体育科教諭として採用され、同校のバスケ部顧問に就任した。平成15年以降、全国高校総体(インターハイ)に4度、同部を導き、新人大会中央大会(大阪府大会)でも20、21、23年度に優勝している。
こうした実績から優秀な指導者として全国的にも知られ、16歳以下の男子日本代表チームのアシスタントコーチを務めたほか、大阪高校体育連盟バスケットボール専門部の技術委員長としても活動していた。
同校を“常勝校”へと育て上げる中で、顧問は生徒にたびたび手をあげていたが、長年、部内や学校で問題になることはなかった。保護者の1人は「下級生は決してたたかず、上級生をたたいていた。気合をいれるためだと理解している」と話す。
OBの1人も「先生にたたかれたときは、練習に身が入っていないなど自分自身に問題があった。先生からはフォローもあり、うまくいったときには『おめでとう』『ようやった』と声をかけてくれた」と振り返る。
現役部員も顧問への尊敬の念を言葉にする。
「先生はバスケの指導がズバ抜けていたが、高校生としてどうあるべきかを教えてくれた。それは人としての気遣い。道を聞かれたら教えるだけじゃなく、一緒についていってあげるとかを教えてくれるような人だった」
■「しかられ役」作り引き締め
「試合前には選手のメンタル面にも気を配りたい。そこで重要になるのが、選手たちにかける言葉だと考えている」
顧問は平成18年、バスケの専門誌に自身の指導法についてこう述べている。顧問は「勝利へ心ひとつに」というキーワードを挙げ、仲間のミスを全員でフォローすることを意識した練習に取り組み、チームの結束力を高めていることを明かしている。
だが、専門誌では触れられていない指導法があった。OBによると、顧問は特定の生徒を「しかられ役」としてより一層厳しく接する手法で、チーム全体を引き締めていたという。
自殺した2年の男子生徒は昨年9月、立候補する形で主将に就任。学校関係者によると、顧問は生徒に対し「主将はいやがることも率先してやるべきだ」など、主将としての理想像を生徒に対し繰り返し伝え、「リーダー」に関連する参考書なども買い与えていたという。
体罰も生徒に集中していたとみられており、生徒が自殺数日前に顧問宛てに記した手紙はこのような趣旨の記載があった。
「ほかの人が同じようなこと(ミス)をしているのに自分だけがしかられる」「たたかれ、つらい」
12月24日夜に行われた生徒の通夜。唇が切れた生徒の遺体を前に、母親は顧問に「これは指導か、体罰か」と問いただした。顧問は消え入るような声で「体罰です」と数回繰り返した。
顧問は立っていられない状態で、校長らが抱きかかえて退出しようとしたが、顧問はそれを振り払って土下座した。校長らも一緒に土下座した。
■「体罰が人格ゆがめた」
市教委が生徒の自殺を公表した今月8日以降、メディアは市教委や学校関係者への取材に基づき、顧問の体罰を連日報道。市教委は同校バスケ部や、別の体罰が発覚したバレーボール部の無期限活動停止を決めた。
「マスコミは先生やバスケ部の真実を知らないまま報道していて許せない」。こうした事態にOBの1人は大泣きしながら訴える。OBの中には、顧問に対する処分軽減を求める嘆願書提出を検討する動きも出ている。
顧問に対して批判とともに広がる擁護の声。だが、教育評論家の尾木直樹氏は「体罰は法律違反。教育の場だけ認められるのはありえず、議論の余地がない」とした上で、「体罰をありがたがっている卒業生もいるようだが、それは、私は、人格をゆがめて卒業してしまっているのだと思う」と厳しい見方を示す。
今回の自殺を受け、「部活動からの体罰一掃」を宣言している橋下市長もこう切り捨てた。
「教員、生徒や保護者の意識の積み重ねでできた伝統が体罰を黙認して、生徒が命を落とした」 産経新聞 2013.1.19 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130119-00000544-san-soci



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まず殴れば傷害です。予想外であっても傷害が直接の原因ではなくとも、それを苦にして命を絶ったわけですから過失致死と同レベルと言われても仕方がない。教育.学校という蓑をはがせばそれが本質。擁護する人はそこを直視していないのではないでしょうか。

2013/1/22(火) 午後 1:04 [ Ryo ]

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Ryoさん コメントありがとうございます。
同感です。学校でも、家でも、職場でも、暴力を振るう人は敬遠したいですね。
今回の事件の加害者のように、指導の場で頻繁に暴力を振るっている方々は、そんなに人を殴りたいのか、とさえ思ってしまいます。

2013/1/22(火) 午後 6:28 [ 真摯って? ]


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