|
TBSチャンネルで録画しておいた『おやじのヒゲ』を観ながら遅い食事をとっていたら、森繁さんのアドリブとそれに応える共演者のアドリブが適当すぎて、しじみの味噌汁が気管に入ってしまった。以下敬称略。
元教師の森繁、何だかよくわからないが勲章を貰う。かつての教え子達(北大路欣也、平幹二朗、井上孝雄、あおい輝彦)がそれを祝って宴席に招待するシーン。
教え子達「さあ先生、どうぞお席へ」
森繁「あああ……嬉すぃねえ君達……(座りかけるが、床の間の絵を見て固まる)」
欣也「どうしたんですか」
森繁「……東山魁夷さんか……大したもんだ」
欣也「ま、ま、先生、どうぞ座って」
森繁「……欣ちゃん!?欣ちゃんじゃないの……!!ああ。懐かすぃねえ。子供は何人出来たの?」
欣也「と、とにかく先生、この度はおめでとうございます」
森繁「(平幹を見て)あなたは博物館の先生じゃないですか?」
平幹「先生、僕は教えて頂いた方ですよ」
森繁「君は……べーちゃんだ!!」
平幹「当たりです!先生!!」
森繁「えー、あなたは、どこだかの大学の教授を……」
平幹「は。今、ちょっと、教えとりますけれども」
森繁「へえ。いやー良かったねえ。あなたに教えて貰ったら、女の子がみんなワーッと寄って来るねえ。凄いねえ。そう……(孝雄を見て)孝雄だ!!」
孝雄「先生どうも」
森繁「こいつはもう悪いヤツでねえ。便所で煙草吸って……あの……あのお。あれ……」
孝雄「玉台新詠ですか」
森繁「そうだ。玉台新詠。あれ送って貰って有難かったね。よくあったねあれ」
孝雄「えー、偶然見つかりましてね」
森繁「(輝彦を見て)アッ。これはねえ。わたしゃあねえ。これはかけおちした女がいるんだよ」
輝彦「僕にですか?」
森繁「いやいや。わたしがね……あの、て、て」
輝彦「……て?」
森繁「てる。ホレ」
輝彦「ホテル?」
森繁「ン?」
輝彦「いや先生、小照でしょ。あの、芸者の」
森繁「ええ?バカ言っちゃいけない。あれはね、向こうがあんまりしつこく言うから、二人でね、まあ、華厳の滝へ行ったんだけれども」
教え子達「ははははは」
ははははは。
|