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1991年、今はなき宝塚ファミリーランドの水木伝説(先生のファンクラブ)の昼食会で先生に言われた。
「あんたは眉毛が太いから、学校でおぼっちゃまくんと呼ばれとるんじゃないですか」 別に呼ばれてはいなかったが、先生に推理された事がただ嬉しく「はい」と答えた。「あんた」と大人みたいに呼ばれるのもいちいち嬉しかった。内心ではまとわりつかれて面倒くさかったろうに、優しい先生だった。 持参した鉛筆画には「細かく描いてあるが、ペンが使えないと、うちでは働けません」冷静な先生だった。 「あんたみたいな子供は、十年に一度は来るんです。そして何年か来て、いなくなる」 本当にその通りで、中二の秋頃から自然と足が遠のき、高二で一度、その次の、最後の再会は十余年後となった。それは「先生の弟子にしてください」と押しかけた小学生が、活動写真弁士と化しての奇妙な再会だった。引き合わせてくださったテレビマンユニオンの渡邊誠ディレクターに、改めて感謝。 |

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