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無声映画・落語… 古典芸能で新人声優を育成 81プロデュース オリコン 7月13日(水)20時28分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160713-00000319-oric-ent
これはまことに以て難しい問題だ。表現者としての純粋な冒険的欲求、若手人材があぶれてて頭一つ抜けるのが大変だから兎に角何か色をつけさせたい、あわよくば小銭儲けもしたいという色気、すべてを包括している計画なのだろう。
ここで難しいと思うのは、僕も他の何人かの活動弁士も、声優の仕事で御鳥目を頂く機会がある。僕個人(本当に一個人として)は、他流試合の有難さを感じるばかりで、しかも活弁の師匠がいないまま、水木しげると山本竜二の教えだけを頼りに今日迄来てしまった。そもそもの出自が伝統的でないのだ。正史に対する畏敬の念は忘れていないつもりだが、こうした動きに直裁に物申すには若干の引け目を感じる。まあ、弱い人間です。
ただ願わくば、「無声映画を活弁する」と標榜される声優さんには、演技ではなく、演芸としての活弁に要諦を置いて頂きたいのです。活弁は映画説明であり、アテ演技ではないのです。その境界線が非常に曖昧なのが、こういうニュースに触れる時に感ずる掻痒の因だと思う。
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