活動弁士の家

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林海象監督のデビュー作『夢みるように眠りたい』(1986.映像探偵社)。中学時代にこの映画と、今や仕事上の大先輩・澤登翠さんの活弁公演に出逢わなければ、私が活動写真弁士を夢見る事も、後年なる事もなかったのです。
そんな我が人生に大きな影響を与えてくれた本作の、フィルム修復プロジェクトのクラウドファンディングが始まりました。
https://www.facebook.com/SleepSoAsToDream/

近年、この作品に数回に渡り従来の無声映画同様ライブで説明をつけるという栄に浴し、益々もって愛すべき、また最良の形で世に遺すべき名作との思いを強くしておりました。
私の個人的な気持を別にしても、80年代映画シーンに静かな光を投げ掛けた珠玉篇、既に御覧の方には倍旧の感動、未見の方には新作サイレントの古典(!)として歓迎される事請合いの『夢みるように眠りたい』を、新たに甦らせるフィルム修復プロジェクト(シェア先を御参照の程)に、どうか皆様のお力添え賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

こちらのページでは、林監督が今回のプロジェクトへの意気込みを『夢みる〜』主演俳優・佐野史郎さんとの対談で熱く語っていらっしゃいます。
https://www.cinra.net/interview/201901-hayashisano

『夢みるように眠りたい』封切当時の予告CM
https://www.youtube.com/watch?v=x5KpzLbB5y0

2015年7月24日も、今程ではないがやはり酷く暑かった。

昼、銀行に行く途中、ガードレールにもたれかかっていた八十歳くらいの小柄な老人に呼び止められた。
「お兄ちゃん。携帯電話を貸してくれないか」と言う。汗びっしょりで、具合が悪そうなので「お家に連絡されるんですか?」と訊くと、

老人「違う。この近くに用があるんだけど、幾ら歩いても場所が全然わからない。だから電話で問い合わせたいんだが、携帯を持ってないし、公衆電話も見あたらない。困って……」
坂本「そこの住所は、わかるんですか」
老人「わかる。メモして来た」(社名?と住所と電話番号の書かれた紙片を渡される)
坂本「五丁目じゃ、この先の郵便局の方だけど。お爺ちゃん、この×××セレクションってとこに、何の用があるの?」
老人「買い物したくて。それ。そこ」

示されたメモの裏には「DVD・未亡人」その下に複数の女性の名前、末尾に「通販でなく!」と書いてある。

坂本「……ん−。つまりこれを、直接、ここに買いに来た訳ですか」
老人「通販だと待つから。今日、どうしても見たくて。買いに来た」
坂本「お爺ちゃん、どこから来たの?」
老人「川越」
坂本「えー。遠くからまあ……」

さらに老人は、疲れてうまく喋れないので代わりに電話してくれと頼むのだ。仕方ないのでその番号にかけ「あのー、そちらで売っておられる、その、商品をですね。直接伺って、購入したいという方が、今、私の隣にいまして。私、頼まれて代わりにかけていまして。あの、もう、近所まで来ているんですけれども」こんな電話、俺だってうまく喋れない。

だが、応対の男の声は非情にも「あーちょっと来られても困りますんでー、うちは通販専門ですんでー、はいー」ぷつり。

坂本「お爺ちゃん。通信販売でしかね、駄目だって。会社に行っても、売ってないって」
老人「…………」
坂本「だからね。お家に帰って、落ち着いてから、まあ、電話でかハガキでか知らないけど、注文したらどうですか?」
老人「それじゃ駄目なんだ。僕は、明日、入院するんだ。入院したら、もう見られないんだがなあ。どうしても、見たかったんだけど、もういいです。ごめんなさいね。ありがとうございますね」
坂本「いえ……お大事に」

別れて少し歩いて、振り向くと、老人はまだ佇んでいた。用を済ませて一時間後に同じ道を通ったが、その時はもういなかった。

ポータブルDVDプレイヤーの存在を、教えてあげれば良かったかなと、後悔している。

サンパチ。

イメージ 1

皆様、多数の誕生日メッセージ誠にありがとうございます。

三十八という年齢には特に感慨もないですが、ひとまず「まだこの看板を下ろさずに済んだ」の更新となりました。
平素、このしがない看板を支えてくださっているお客様に改めて深く感謝を申し上げます。

御無沙汰している畏友のヘブリスギョン岩月さんからも「らいちょうくんおたんじょう日おめでろう。もし、両胸にポケットの付いてるシャツを持ってたらオレにくれ」という、温かい激励のメールを貰いました。
私は「嗚呼。生憎そういうシャツは持ってない……私はもっと稼業に励んで、岩月さんに両胸にポケットの付いてるシャツをあげなければならない」と思いました。

誕生日の朝には、普段まったく交際のない山梨の遠縁の老夫婦が突然やって来て「○○さんのお孫さん。まあー大きくなられて。今日はお仕事はお休みですか?○○さんをよろしくお願いしますねえ。では、他にも沢山回るところもありますのでねえ」と言って去って行きました。私は、日暮里方面へ消え行く彼らの丸い背中を見つめながら「人の家にいきなり朝八時に来るんじゃねえ」と思いました。

神、空にしろしめす。なべて世はこともなし。

御報告。

この度、平成28年度 花形演芸大賞の銀賞を賜りました。
http://www.ntj.jac.go.jp/topics/engei/28/2811.html

水木しげる、山本竜二という二人の師、そして日頃御贔屓の皆様、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
今後もお客様への感謝を忘れず、そのうえで、己が内部より突きあがって来る諸々の衝動も大切にし、精進致します。

三国一の果報者。

イメージ 1

銀座松屋での展示と並行して催されている、鳥取県立博物館『水木しげる・魂の漫画展』では、不肖坂本、水木先生の人生を紹介した紙芝居ムービーのナレーションを務めさせて頂いております。
先程、御家族よりお電話で、お褒めのお言葉を賜りました。
ゲゲゲの人生展に行った日の夜に、奇しくもこの有難いおはからい。私はなんという、なんという果報者でございましょう。

私は改めて、先生の御偉業御遺徳のさらなる宣伝と、活弁の世間認知に益々の努力をせねばならないと思いました。そうでした。私は、この二つの大目的さえ完遂出来れば、私生活は野となれ山となれという人間でございました。
水木先生なかりせば、私の今日迄の人生はなかったのです。


写真は昨年の鬼太郎茶屋公演にて。布枝奥様と次女・悦子様と。私の右手にいるのは、私と同い年で、やはり長年、水木先生に私淑し続けて来た怪男児・出口カンタイ氏であります。

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